本田直之さんの著書で「もっとも割の良い投資は読書」という主旨の言に触れて、
え、じゃやってみよう!
ということで憧れのシャアにちなんで、「週3冊」(ノルマを一度週1冊に設定したあと、シャアならその三倍読むだろうな、という流れ)を読んでみたのが2018年。
年間151冊ってちょっと少ねーなーと感じ(基本の古典や面白そうな新書など死ぬ前にさっさと読むなら)、1冊増やして週4冊にして読み続けた2019年での今まで141冊。
始めてから合計、約300冊を読んだところです。
タイトルに比べて、余談続きですが、読んでみて思うところは、
「インプットは良いから、さっさとアウトプットしていかないと意味ないな」
です。
得た知識やアイデアは、片っ端からやって身につけていったり、記録してあとで取り出せるようにくらいはしないと、知識の参照なら、グーグルかアマゾンのエコーに尋ねれば済む現在、ほとんど意味がないなと思います。
とは言え、まずはこれを読んでおけば間違いなし!という本を一度まとめておきたいと思います。
どんどん更新していくつもりですが、とりあえずの雑な5選はこちら!(順位にしてみます)
簡単にしたやつとかじゃなくって。なぜか?というと現在の科学だけじゃなくてそれに密接に関わるビジネスも、ベースにしている世界観がどんどん更新されていて、今は、まずはサピエンス全史が明確した世界観を前提にして、アントレプレナーたちも考えているから。
おじいちゃんになりつつあるも、元気にインフルエンサーも実業もしているビル・ゲイツ氏から、元気で野心的な人たちが好きな堀江貴文さんまで、まあだいたいみんな読んでいます。ここに何が書かれているのかというと、わたしたちが前提にしていた価値観や文化は、農耕民になって以降に生まれたものだけど、わたし自身はまだまだ狩猟採集民の体と心で、そのギャップの向こうに何があるのかと言うと「幸福」だということ。
このバランス観は、「思い込んでいたのと実際は違った!」というファクトフルネス系(この本もすごく良い。わたし読後泣きました。)よりも大きく価値観のフレームを形成します。
読むのにすごく時間がかかるけれど、辛かったらまずは訳者あとがきを読んでからで良いので、自分なりに大切なものを抽出したい本です。
一向に古くならない自己啓発の古典。どのみち、D カーネギーは一通り読んでおかないといけない感があります。ちなみに投資家たちの神さま、バフェット様は、カーネギーのスピーチの講座に申し込むもサボるという経験をしています。このスピーチに関する知見は「話し方入門」にまとめられています。カーネギーのこの本を含めて、諸外国の方々と話すことを考えると英語のタイトルも同時に覚えておくと便利です。映画のタイトルも!
とりあえず抑えなきゃいけない。基本。でも本当はこれよりもさきに『マンガ とにかくわかりやすい MBA流 決算書の読み方』をオススメしたい。なぜなら、デファクトスタンダードがどうのこうのよりまずは財務三表読めなきゃだめだろ!というプライオリティゆえ。弊社はブランディングの会社ですが、ブランディングより先に財務三表、決算書を抑えるべきだと考えています。これらを抑えておくと会社員も経営者も投資家も世界が格段に広くなります。
海外でのビジネススクールでは、そしてナポレオンも、最優先していたのは哲学。一見無駄そうに見えて、わたしたちを自由にしてくれる「リベラル・アーツ」の真価を理解しないと生きづらくなっていきそうです。これから。わたしたちは、生産性ということばに追従しがちですが、認知神経科学者の中野信子さんは、この近視眼的な生産性至上観が、電車の中で泣く子供の鳴き声に罵声をかける心理を形成していると述べています。
逆説的に、無駄が大事だということがどんどんこれから一般化していくことでしょう。マネタイズよりも「面白い」が大事というのは、グーグルの存在がそのまま左証になっています。その流れでは、ピョートル・フェリクス・グジバチさんの『ニューエリート』も山口周さんの『ニュータイプ』も抑えておいて損はないどころではない名著です。
?となる方も多いかも。いわゆる古典ではありません。そしてググると著者の近影は怪しい。でも、鈴木祐さんは、バリバリのエビデンスベースのサイエンスライター。及び実践者。この本で何が得られるのかと言うと、健康です。
あなたが、仕事や家庭や人生で、最高にパフォーマンスを発揮してから死にたい、と考えているならが、まずしないといけないのは、がむしゃらに働く!ではなくて、超元気になる!のはず。じゃないと最高の結果は出せない。そのあたりは、堀江貴文さんも、世界のトップクリエイターたちの哲学を紹介した『クリエイティブスーパーパワーズ』でも、こう言っています。
ちゃんと寝ろ!
と。もっと寝ることの大切を追求したのが、ハフィントン・ポストの創設者、アリアナ・ハフィントンの『スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」』
閑話休題で、この本の内容ですが、現代病と言えるわたしたちを苛むものは2つ。炎症と不安。その原因と対処法が、科学的な研究結果をベースに紹介しているのがこの本です。
おまけ 本を読む時間がない!という方のために時間をつくるための本はこちら
一所懸命に働くわたしたち(みんなが帰ったあともひとり企画書を書いたり、外回りしてきてクタクタなのに業務報告書やプレゼン資料の制作をしているような)が、無駄な時間を過ごしているのか!?ということをこちらも概ねエビデンスベースで紹介してくれています。
メンタリストDiaGoさんの本も鈴木祐さんの本も、つまりエビデンスベースの本は、やっぱりユヴァル・ノア・ハラリさんの『サピエンス』を読んでおかないと腹落ちが悪いんです。サピエンスを読むと、今どうしてなにかと「進化心理学」が参照されているのか?がわかりにくい。健康って?幸せって何?ってことなってしまう。
橘玲さんも話題になった『言ってはいけない 残酷すぎる真実 』のなかで触れていますが、わたしたち人間は、幸せになりたいのに、幸せになるようにはデザイン(設計)されていないんです。それがどうしてか、サピエンスを通して理解できるとトタンにいろいろわかってきます。
大田