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2021/05/20
投資家が損切りできない理由 「ディスポジション効果」
筆者:-

ディスポジション効果

ディスポジション効果(Disposition effect)とは

株などの資産が値上がりした時には売りたがるが、値下がりした時には売りたがらない傾向

プロスペクト理論では、投資家は、株式を購入した価格よりも上昇したとき、リスク回避的になるため利益を確定しようとします。一方で、株価が下落したときは、リスク愛好的になるため、損失を確定しようとはしなくなる。これがディスポジション効果が起こる理由。

ゆえに漫画『インベスターZ』では、「ルールを自分の上に置け」と説いています。優秀な投資家たちは、どうも自分を信用しないようです。投資家のポール・グレアムも「どのスタートアップが大成功するかなんて誰にもわからない」と自分の判断も信じず、起業家たちの要素を数値化して、その数値が一定の基準を超えたものにすべて投資しています。(そして成功していました。)

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わたしはこれを読んで株式投資を始めました。現在のところ原資に対して141.9%。

プロスペクト理論

プロスペクト理論(英: Prospect theory)は、人が得をするか損をするかという選択をするときの意思決定のメカニズムをモデル化したもの。1979年、イスラエルのダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって展開された理論です。ダニエル・カーネマンは、2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。

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プロスペクト理論を含めたいくつもの認知バイアスを紹介しているダニエル・カーネマンの著書。

プロスペクト(prospect)とは、英語で「期待」や「予想」という意味。人は、得をすることより、損をしないことを重視し、そのために偏りある判断をします。現状維持バイアスなどもこのプロスペクト理論に通じますが、得をしなくても死の危険はありませんが、損は死の危険が増えます。そういった経験を何万年も重ねた結果、人間は損失をとても嫌うようになりました。どれくらいかと倍くらい。

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画像引用:Studyhacker「プロスペクト理論とは? 行動経済学をビジネスに応用する方法」

5万円の損失の痛手は、5万円手に入れる喜びの倍のインパクトがあります。

認知バイアス

認知バイアスとは、人間が「こうした方がうまくいく」という経験知を行動傾向にして獲得したもの(ヒューリスティクスと言います)が、裏目にでたものです。武器の欠点みたいなもの。これらのことを知っておくと怪我をしないばかりか、人生はビジネスにおいてうまく利用できたりすることも多くなります。こちらのマガジンで認知バイアスをまとめています。

参照