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2021/05/23
実験者バイアス(Experimenter bias)
筆者:

 

実験者バイアス(Experimenter bias)

実験者バイアス(Experimenter bias)とは
自分の予測と一致するデータを重視し、反するデータを無視する傾向または実験者の期待が被験者(実験対象者)の行動に及ぼしてしまう影響
実験科学において、実験の結果が実験者の期待する結果に偏ってしまう現象。観察者期待効果(Observer-expectancy effect)、期待バイアス(expectancy bias)、観察効果(Observer effect)などとも呼ばれます。
確証バイアスに近い。確証バイアスとは、自分の考えを支持する情報を信じ、支持しない情報を取り入れない、または軽視する傾向。
これを避けるために二重盲検法(Double Blind Test)という実験者も被験者からもわからない状態にして検査する方法を採用されることがあります。

実験者バイアスの典型的な例は、「賢いハンス(Clever Hans)」というオルロフ・トロッター(Orlov Trotter)の馬で、馬主のフォン・オーステンが、馬のハンスが算数ができると主張したもの。哲学者・心理学者のカール・シュトゥンプ(Carl Stumpf)は、助手のオスカー・プフングスト(Oskar Pfungst)とともに、「賢いハンス」の主張を調査しました。助手のプフングストは、馬主が質問をしなくても、馬は正解すると判断し、単なる詐欺ではないとしました。しかし質問者が見えなかったり、質問者自身が正解を知らなかったりすると、馬は正解できませんでした。なかった。フォン・オーステンが質問の答えを知っているとき、馬のハンスは89%の確率で正解しましたが、答えを知らないときは馬のハンスが正解したのは6%に過ぎませんでした。質問者の行動を詳しく調べてみると、馬のタップ(数字を示すために足踏みをすること)が正解に近づくと、質問者の姿勢や表情がに変化し、最後に馬が正解の示したときに緩和されることがわりかました。馬のハンスは、質問者の表情や姿勢の変化を学習し、正解になると「カウントするのをやめる」ようになっていたとういうわけです。質問者(実験者)の期待が、実験結果(被験者)に影響を及ぼす好例。

認知バイアスとは

認知バイアスとは、人間にある思考や判断の偏りです。わたしたちは、認知バイアスを知らないことで、知らないうちに合理的ではない判断をしたり、記憶を歪めたりしています。しかし「認知バイアス」の知識を獲得すると、こういった人間のバグを回避できるようになります。