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2021/05/23
創意工夫を妨げるシンプルな盲点「機能的固定」
筆者:

簡単な問題

画像1

画像引用:Practical Psychology Functional Fixedness (Definition + Examples)

机の上に、マッチが1箱、画鋲が1箱、ロウソクが1本があります。このロウソクを壁に取りつけてください。ロウソクに火をつけたときに、テーブルや床の上にろうが垂れてはいけません。

わかりましたか?

答えはこうなります。

画像2

画像引用:錯思「機能的固定」

間違えた方、方法が思いつかなかった場合、その理由はある認知バイアスによるものです。その認知バイアスの名は「機能的固定」

機能的固定 (Functional fixedness)

機能的固定とは

ある物を伝統的な方法でしか使用できないように制限して考えてしまう傾向

です。認知バイアスの1つ。「本来こうやるべき」という固定化した考えが問題の解決を妨げしまう歪んだ認知です。

カール・ダンカー(Karl Duncker)は、機能的固定を「問題を解決するために対象物を新しい方法で使うことに対する精神的ブロック」と定義しました。例えば、文鎮を必要とするときにハンマーしか持っていない場合、ハンマーが文鎮として使えるかも?と考えられないことがあります。これが機能的固定です。ハンマーとは釘を打つ道具であって、それ以外の使い方がないものだと考えてしまうために。

5歳の子供には機能的固定性の兆候は見られません。しかし7歳になると、本来の目的を特別視する傾向を獲得します。

「機能的固定」という言葉は、1935年にドイツのゲシュタルト心理学者のカール・ダンカーによって作られたものです。ダンカーは、機能的固定が問題解決能力に与える影響を測定する有名な認知バイアス実験を行いました。それが冒頭のロウソクの問題です。

参照