デザインが洗練されていて音が(きっと)よくって高い!というイメージの「バングアンドオルフセン」。実際には、どんなブランドで、どれくらいの価格なのか。
創業は、1925年。1925年がどんな年かというと大正最後の年で、アメリカでは、フィッツジェラルドが『グレート・ギャツビー』を出版。アメリカ大統領は、ジョン・カルビン・クーリッジ・ジュニア。
そんな年にバングアンドオルフセンは、オーディオブランドとしてデンマークで創業しました。現在に至るまでの間、ニューヨーク近代美術館、MoMAに18の製品がパーマネントコレクションとして展示されるに至っています。
名前の由来は、創業者の二人、Peter bangとSvend Olufsen。
2015年に、Harman Internationalによって、Bang & Olufsenの車載オーディオ事業が買収されています。B&O(バングアンドオルフセン)のサウンドシステムは、アウディ、アストンマーチン、BMW、メルセデス・ベンツのさまざまなモデルに搭載されています。※1
ちょい端折ったいますが、1960年までにB&Oは、スターデザイナーのHenning MoldenhawerとJacob Jensenによるデザインのプロダクトでグローバル市場に打って出ます。なかでもJacob Jensen(ヤコブ・イェンセン)のデザインが有名で、多くの方がイメージするB&Oは、ヤコブ・イェンセンのデザインによって形成されていると思われます。
MoMA Bang & Olufsen: Desgin for Sound by Jacob Jensen
Beoplay A9 4th GEN GVA内蔵モデル
331,018円(税込)
Beosound 1 NEW YORK EDITION GVA
253,000円(税込)
Beoplay A1
30,453円(税別)
セシリエ・マンツによるデザイン。関連:【良いモノ・アーカイブ】№31 DURAVIT(デュラビット)_家具:(セシリエ・マンツデザインのDurDuravitのバスタブ等)。
Beovision Harmony 77″
3,300,000円(税込)
RIMOWA × Bang & Olufsen Beoplay H9i
110,000円(税込)
リモワとのコラボでRimowaによるケースもついています。
Beoplay E8 Motion White
38,703円(税込)
ベースになっている書体は、エイドリアン・フルティガーがデザインしたFrutiger。
B&Oは、デザインと品質の重要性を体現したオーディオブランドとしては、代表的な存在です。
ただデザインも機能と捉えた上でのコストパーフォーマンスを重視してみると最初にくるオプションには、含まれないんじゃないかな?というのがわたしの現在の印象です。
その一方で、これほどフューチャリスティックなブランドもないので、その過去と行く末は非常に気になります。
※1 AV Watch 「ハーマンがB&Oの車載オーディオ事業を買収」