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2020/06/13
【良いモノ・アーカイブ】№81 Lobmeyr Ballerina Tulip A(ロブマイヤーのバレリーナ チューリップA)_テーブルウェア
筆者:大田忍

ロブマイヤーは、オーストリア、ウィーン(Vienna)にあるシャンデリアとグラスウェアのメーカー。

正式名称は、J. & L. Lobmeyr GmbHで、JとLは創業者の息子たちの名前です。

 

創業は、1823年で、ジョセフ・ロブマイヤー(Joseph Lobmeyr)が創業者。ジョセフ氏の息子たちが企業を取得し、それを暁に企業名をJ. & L. Lobmeyrと変更しました。ややこしいですが、ジョセフ氏の息子のジョセフ氏とその兄弟のルイ(Louis)それぞれの名前がJ. & L.となっています。

わたしは、ロブマイヤーといえば手吹きのワイングラスを想起するのですが、むしろシャンデリアで有名なメーカーで、当時、ハプスブルク家のシェーブルン宮殿にシャンデリアを提供していました。

 

Schönbrunn Palace
(写真は、シェーブルン宮殿オフィシャルサイトより)

それから1880年になんとトーマス・エジソンとともに世界初の電気のシャンデリアを開発しています。

ロブマイヤーのウェブサイトもグラスのほうはぜんぜん手を入れられていなくて、古いままなんですが、シャンデリアのほうはちゃんとアップデートされています。

こっちが10年以上放置されていそうなくらい見づらいグラスのウェブサイト。

そしてこちらがシャンデリアのほうのウェブサイトです。

ロブマイヤーのシャンデリアはこんな感じです。

これでだいたい200万円弱です。価格と写真はKNEEN&COのサイトより。

こんなふうに作られています。

 

さて肝心のグラスですが、ロブマイヤーにはいくつかのグラスのシリーズがあり、そのなかのバレリーナというシリーズが今回紹介したいもの。

この名前の由来は、イギリスのプリマドンナ、マーゴ・フォンティーン(Dame Margot Fonteyn de Arias)の姿をイメージしているところから来ています。マーゴット・フォンティーンさんの踊る姿がYoutubeにありました。

 

デザイナーは、ポール・ヴィーザー(Paul Wieser)氏。バレリーナシリーズのなかでシャンパン向けなのが、このチューリップ。AからCまでありますが、わたしはAを使っています。

オフィシャルサイトよりこちらのほうがロブマイヤーのシリーズがよくわかります。

Les Ateliers courbet

 

美しいだけじゃなくて、香りを引き出す点でも素晴らしく、ドイツのワイングラスコンテストでリースリング部門で3位だったようです。ちなみに1位はザルトでした。ザルトについても以前、ご紹介しています。

【良いモノ・アーカイブ】№32 Zalto(ザルト)

 

素材は、ザルトと一緒でカリ・クリスタル。価格は、2.2万円(税込)。

美しいし、これでシャンパンを飲むと美味しいのですが、ステムが細いので洗うときはものすごく緊張します。なので酔いが醒めてから洗います。