Charles Mingus 1976年
(Charles_Mingus_1976.jpg: Tom Marcello Webster, New York, USAderivative work: Emdee (talk) – Charles_Mingus_1976.jpg, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6582956による)
チャールズ・ミンガスはアメリカのジャズのベーシスト、ピアニスト、歌手、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
まだまだ良くわからないでいます。ディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーが作り上げたビバップから現代のジャズに近いかたちが形成されたというながれは、わかっています。
それまでは白人主体のビッグバンドで踊れるスウィング・ジャズが主流でした。しかし起源は、アフリカ系アメリカ人たちです。
どういう経緯だったからはおさらいしつつ、このブログの後にまとめていきます。
以下はメモのようなもの。
Hard bop。ジャズのサブジャンルの一つ。ビバップの発展形態の一つ。 Wikipediaを参照したものですが、行方均(なめかた ひとし)というジャズ評論家(今年2020年の3月にお亡くなりになっている)によれば、アート・ブレイキーのアルバム『バードランドの夜 Vol.1』(A Night at Birdland Vol. 1)(1954年リリース)が、ハード・バップの誕生アルバムだということです。
ハード・バップの特徴は、ビバップのようにコード進行に乗せたアドリブ、またはコード分解によるアドリブですが、それ以上にソロのアドリブ演奏でハードドライビングしながらもメロディアスに洗練された演奏スタイル。メロディアスなため聴きやすいが、演奏者の個性や情熱を表現することができ、大衆性と芸術性の共存を可能にしました。
またハード・バップの一部は、アフロ・キューバン、ラテン音楽の要素を取り入れて、ラテン・ジャズへと発展していきました。
余談ですが、ジャズについて調べていると今の所「モダン・ジャズ」という言葉に違和感を感じています。というのも英語でのジャズの情報を探しているとModern Jazzという言葉が出てこないんです。なのでわたしはモダン・ジャズという表現はそのあたりを理解するまで避けていくことにします。
葉巻とチェスの愛好家。サックスプレイヤーのポール・デスモンドとチェスの対戦を楽しんでいたそうです。
「俺をチャーリーと呼ぶな。チャールズと呼べ」と名前の呼び方には頑固だった。
黒人差別には激しく抵抗していたが、有能な白人はバンドに迎い入れていて、トロンボーンのジミー・ネッパーはとくにお気に入りだったようです。最初と二番目の妻も白人。
うつ病もしくは双極性障害の傾向があった。
晩年は筋萎縮性即索硬化症で車椅子生活を送るも、編曲活動は死の直前まで続けていた。
デューク・エリントンを敬愛。
ミンガスの1959年にリリースしたアルバム「Mingus Ah Um」に収録されているミンガス作曲の曲。のちにジョニ・ミッチェル、ジェフ・ベックがカヴァーしています。
ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキーが1958年にリリースしたアルバム『Moanin’』の1曲めの曲。作曲はピアニストのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)
リンク先はアップルミュージック。1959年にリリースされたアルバム『Mingus Dynasty』に収録。
John Handy(アルトサックス)、Booker Ervin(テナーサックス)、Benny Golson(テナーサックス)、Jerome Richardson(バリトンサックス)、Richard Williams(トランペット)、Roland Hanna(ピアノ)、チャールズ・ミンガス(ベース)、Dannie Richmond(ドラム)