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2019/10/30
【良いモノ・アーカイブ】_4_ ポルシェ
筆者:大田忍
昨年2018年に70周年を迎えたポルシェ。オーナーやファンたちが楽しめたであろうアニバーサリーで、これを記念して作った動画、Never Aloneのなかのコピーには、
「たとえワンシーターであっても、決して孤独ではなく」というセンテンスが含まれており、じんわりと心を打ちます。英語のままのほうが、もっとその感が強くて、こんな言葉になっています。
Even when there was only one seat, there was never only person.
We’ve always shared curves…
これを観たあと、ステアリングを握っている間に、ふと「ああ、わたしと同じ様にポルシェを運転している喜びを感じている人がきっといっぱいいるんだろうなぁ」と感じることがあるのではないでしょうか。良いコンセプト、良いコピーです。
動画はこちら
そんなポルシェについて知っているようで知らないことも多々あるかもしれないので、ざっくりと理解を深めていきたいと思います。
目次
•概要
•歴史
•車種と価格
•所有する著名人

概要

メルセデス・ベンツの企業名が、ダイムラーだということを知らない人が多いように、ポルシェの企業名が実はけっこう長いということも知らない方は少なくないのではないでしょうか。Porsche A.G.と略されること多いですが、正式名称はこうなります。
Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
「F (フェルディナント) ・ポルシェ名誉工学博士株式会社」
ドイツのシュトゥットガルトに本拠地があります。ちなみにシュツットガルトの紋章は、こんなんです。
(出典:Wikipedia)
こちらが、ポルシェのエンブレムです。
(出典:Motor-Fan.jp)
もう書かれちゃっていますけど、シュトゥットガルトの跳ね馬がポルシェのエンブレムに含まれています。
ちなみに、左上と右下にある模様は、鹿の角で、これはバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章にあるもの。
右上と左下の赤い縞は「知」を、全体の金色の地色は「豊穣を表す麦の色」を表しています。
「スポーツカーのエンブレムって馬多くね?」
とちらっと思った方がいたら、それはもうひとつスポーツカーブランド、フェラーリのエンブレムのことを想起してのことでしょう。
フェラーリのこの跳ね馬、cavallino rampante(カバリーノ・ランパンテ)と呼ばれていますが、これも実は、シュトゥットガルトの跳ね馬が起源。cavallino rampanteは、イタリアのバイク、Ducatiにも使われていました。
それから、シュトゥットガルトは、メルセデス・ベンツ(ダイムラー)の本拠地でもあります。なんだかんだみんな近い起源。
2012年に、フォルクスワーゲンに全株式を取得され経営統合され、完全子会社化しています。(おもしろいことにポルシェは2005年にフォルクスワーゲンの株式を20%取得して傘下に収めていたことがあるので、主従逆転された形になります。)
フォルクスワーゲンの傘下にあるのは、ポルシェのみならず。
※括弧内は、買収年。
  • アウディ (1964年)
  • ブガッティ (1998年)
  • ベントレー (1998年)
  • ランボルギーニ (1999年)
  • ポルシェ (2012年)
  • ドゥカティ (2012年)※アウディにより買収

その他の概要

本拠地: ドイツ、シュトゥットガルト
従業員:    24,481人(2015年)
設立: 1931年
代表: オリバー・ブルーメ(CEO)
Wikipedia参照

歴史

フォルクスワーゲン・タイプ1を設計したフェルディナント・ポルシェにより1930年または1931年に設立。
フェルディナント・ポルシェは、自動車のみならず、第二次世界大戦で使用されたエレファント重駆逐戦車もデザインしています。
エレファント重駆逐戦車は、当初「フェルディナント」という名前だったのですが、後にヒトラーに「エレファント」に改名されています。
1948年、息子のフェリー・ポルシェによって、ポルシェ初の自動車、ポルシェ356(356.001)が製造/販売されました。