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2019/10/30
【良いモノ・アーカイブ】_3_ カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ(コーヒー)
筆者:大田忍
カテゴリー:嗜好品

コーヒーは、飲む人のリテラシーレイヤーの溝が激しくて怖い。

どういうことかというと、コーヒー好きな人(別にマニアレベルじゃなくても)に、コーヒーにこだわりなどない人が、缶コーヒー、インスタントコーヒー、自動販売機で淹れられるコーヒーを提供すると、いままでなかった溝(別に関係が悪くなるとは言わないが、それでも「ああ、この方は、口にするものにはあまり気をかけないのだな」と出された方は思うし、出した方はそう思われたことに気づかない。そういう溝。)が発生するから。
ワインと一緒だけれど、あまりに好きが強くなって、それが漏れ出てしまうとコーヒー好きという傾向は、あまり好感が持たれにくくなる(モテなくなる)と気がします。
とまれ、一度、関心を向けると、違いがわかる(むかしそういうCMがありました)ようになっていくのがとても楽しい。それに身体にも良いので、コーヒーというのは、とても良い好物なのではないでしょうか。
インスタントコーヒーしか飲んでいなかったのに、気がつけばかなりのコーヒーマニアになったという方を本で読んだことがありました(失念)。
さて、今回の【良いモノ・アーカイブ】で紹介するのは、そのコーヒー。
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのコーヒー豆です。
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュは、鎌倉にある老舗です。サブカルや音楽、アートとのつながりもあり(ネットでも店舗でもTシャツやCDも販売しています。そして良質なセレクトで楽しい。)、ざっくり言ってしまえば「おしゃれ」な店です。でも、日和ったおしゃれじゃなくて、年季の入った、自然におしゃれになってしまったという感のあるおしゃれ。
わたしは、そこそこ大量にコーヒー豆を消費するので(1日で5杯分淹れる)、ネットで購入することが多いのですが、いろいろ買ってみて、現在は、ディモンシュの豆を好んで購入しています。
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
ウェブサイト:http://dimanche.shop-pro.jp/
※売られているディモンシュオリジナルのTシャツは、イラストレーター長場雄さんのイラスト。
長場雄さんのウェブサイト:http://www.nagaba.com/
住所:神奈川県鎌倉市小町2-1-5 桜井ビル
創業:1994年
店名の由来:フランソワ・トリュフォー監督の映画「Vivement dimanche! (日曜日が待ち遠しい!)」※「急いで日曜日!」という邦題も見かける。映画の原作は、
Charles Williamsの“The Long Saturday”。これの邦題が「土曜日を逃げろ!」だったので、「急いで日曜日!」というおもしろいタイトルになったのでしょう。
良いコーヒー豆を「スペシャルティコーヒー」と呼びます。日本スペシャルティコーヒー協会の定めるその定義は「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること」などと書かれています。
ざっくり言えば、誰がどう作っているか知っているし、入手してからも丁寧に焙煎したり、ピッキングしたりしているのがスペシャルティコーヒー。
こだわったコーヒーってなんやねん?と興味を持たれた方は、映画『A Film About Coffee』をオススメします。
アメリカの映画ですが、日本のカフェも多くでてきます。
さて、他にも良質なコーヒー豆が買えるところが多くありますが、カフェ・ディモンシュのコーヒー豆の何が良いのか、について、ごくごく個人的な印象をお伝えしておきたいです。
ざつに言えば「ちゃんとしている」
細かく言うと、コーヒー豆の袋が全部かわいい。手触りも良い。見た目も良い。プラスチックな印象が少ない。そして、豆の品種と造り手の表記が手書き(なのが多い)。
マスで作られている感が少ないので、一対一で「作ってもらったものを買っている」という心持ちに慣れるところが好きです。先の『A Film About Coffee』という映画を観たあとならひとしおに、造り手の気配まで感じられる気がするのです。ウオッシュドだったら水が豊富な産地だなぁとかナチュラルならみんなで干したんだろうなぁとか。
そんなわけで、毎朝、コーヒーを淹れながら、結構幸福な気持ちになるのですが、オススメの一品をこの【良いモノ・アーカイブ】でひとつご紹介させていただきました。