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2021/02/09
「グーグル効果」 グーグルで僕らはそんなにバカになっていないかも
筆者:-

認知バイアスシリーズで、紹介するのは、わたしの認知バイアスリスト№162のグーグル効果を紹介します。

認知バイアスとは

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人間が進化の過程で獲得してきたヒューリスティック(なんとなくこうやったほうが生き延びやすい)という工夫のバグで、非合理な行動傾向。これをハックするとかなり人生を楽しめます。

認知バイアスのマガジンと一覧

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グーグル効果とは

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グーグル効果(Google Effect)とは、

インターネットですぐに検索できる情報は記憶しようとしない効果

です。デジタル記憶喪失(digital amnesia)とも呼ばれる最近のわたしたち人間に見られる記憶の傾向です。我が身をふりかえってもなんとなく心当たりが在るきがします。グーグルがあるせいでわたしたちの記憶力は低下しているのでしょうか。

人間は、集団で記憶をシェアする仕組みを持っているみたい

「人間は、集団で記憶をシェアする仕組みを持っているみたい」

これは論拠が、こちらの記事なだけで深堀りしていないんですけど、論拠にしているSparrow博士の論文にも近いことが書かれているので、ほわっとわたしは信じています。今のところ。

わたしたちは自分で直接すべての記憶を保持しなくても、「誰がそれを知っているか」知っているいれば良いと判断する傾向を持っているということです。極めて合理的な認知資源の節約方法です。

そんな合理的な記憶システムを持つわたしたちの生活にグーグルが入り込んできて、その記憶の持ち主の役割を一手に引き受けてた状態になっています。ハーバード大学のウィリアム・ジェームス記念ジョン・リンズリーの故ダニエル・M・ウェグナー博士は、このグーグル効果が、人々に記憶しようとする動機を捨てさせ、その結果情報の価値が下がったと説きました。

インターネットを使って得た記憶は自分のものと錯覚しやすい

後ほど触れるコロンビア大学のスパロウ博士らの研究結果によると雑学問題を解いた被験者たちは、インターネットを使わずに解答したひとり、インターネットを利用して回答した人たちのほうが、自分たちの記憶力や知能を優れていると評価していました。(※1)(※2)

Googleは、わたしたちの記憶を低下させていないかも

ですが、さきに触れましたが、わたしたちは記憶を「誰かが覚えているなら、その覚えている人だけを覚える」ようにして使っています。メタというやつです。その一方で、自分しか知らないことは自分でその記憶を保持しようとします。この場合、自分で保持している記憶に関しては、そのでどころ忘れる傾向にあります。つまり「覚えている人」を覚えていれば良い、一方で情報源にアクセスできないなら、それをさっさと忘れて自分で記憶するという傾向も持っているということです。

反対に、私たちが記憶をとどめているときは、どこでそれを得たかを覚えていることが少ないと報告書は指摘する。つまり、情報を記憶できないときは一般的に、それがどこで見つかるかを覚えている。一方、情報を記憶している場合、どこでその情報を得たかを思い出せるとは限らない。20世紀に最もダウンロードされた楽曲はジャーニーの「Don’t Stop Believing」だったという話はご存じだろうか。私は先週どこかのニュース番組で見たのだが、どこだったかは思い出せない。

論拠

コロンビア大学の心理学者、ベッツィー・スパロー(Betsy Sparrow)博士の論文「Google Effects on Memory: Cognitive Consequences of Having Information at Our Fingertips.」※2

アインシュタインに倣ってもいいかも

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Source: N Opinion “Are we losing the ability to remember, or are we lazy?”

アルバート・アインシュタインもこう言っているそうです。

「調べればわかることは、覚える必要はない。」
“Never memorise something that you can look up.”

応用

勤勉こそが最上というのは、けっこう頭の悪い考えで、すべからく自分で記憶すべしってことはないかもしれません。ビル・ゲイツが言っていたという言葉にうろおぼえですが、こんなのがあります。

難しいプロジェクトを任せるなら、サボりがちな人に任せる。サボる人は、無駄なことをできるだけしないで、仕事を成し遂げようとするから。

これ、この本だっけかなぁ。たぶんこの本に書いてあった気がします。

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わざわざ無駄なことをしないで幸福を得る、仕事を成し遂げるという考えは、西村博之氏の哲学にも通じます。わたしは著書を読むまで、なんだか下品な人なんじゃないかと思っていましたが、数冊読んでも大好きなままです。この本が最初に読むには、もっともおすすめ。

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ということで記憶の構造を知っていればいいなじゃないかなーと思います。わたしは調べたことをことごとくnoteに書いて、それも自身のサイトにもアップしとEvernoteにも保存しています。そして「あれ、なんだっけ?」というときにGoogleで、「その言葉+おおたしじみ」で検索するとだいたい出てきます(笑)。便利!そのうち、記憶していないと不便なものは(釣り糸の結び方)、勝手に記憶します。

その他、記憶は基本的にすごい勢いで消えていくという事実もおすすめの知識です。

まとめ

こうして見てみるとグーグル効果は、べつに認知バイアスじゃないです(笑)。ただ便利すぎる環境からはときどき見を引き剥がすほうが、行きていく力が底上げされると思っています。ということで超不便なキャンプに(できるだけ)毎月行っています。(先月も行けていないけど!)

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参照

※1