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2019/11/13
【良いモノ・アーカイブ】_No.10_ Globe -Trotter / グローブ・トロッター _鞄
筆者:-

(出典:Grey Fox “GLOBE-TROTTER: A FACTORY VISIT”)

 

トラベルケースで想起されるオーセンティックな姿の英国ブランド

 

内容

  • 概要

  • 歴史

  • 主な製品と価格

  • ロゴ

  • まとめ

概要

グローブ・トロッターのシグニチャ(それとわかる特徴)は、コーナーガードのレザー。
だから、ノベルティ(非売品)として作られたこんな名刺入れが、ネット上で人気です。わたしも欲しい。
(出典:メルカリ)
ボディは、意外にも紙でできています。ヴァルカナイズド・ファイバーボードという特殊紙を何層も重ねて樹脂でコーティングしてできています。19世紀の最先端技術だったようですが、今ではもっと軽くて丈夫な素材はあります。それでもいまだに熟練した職人によってこの素材が使われてグローブ・トロッターはつくられています。
ちゃんと現代的な素材で作られたグローブ・トロッターもあります。

AERO COLLECTION

高弾力・高耐久・超軽量の新素材カーボン・シェルを使った新商品で21019年10月から販売されています。
なんとグローブ・トロッターなのに4輪です(笑)。便利。
どうもこれ、日本独自の商品みたいで、本国のウェブサイトを検索しても出てきません。
007を意識したムービーもありますが、これもやはり日本(東京)で撮影されています。
ちょっと浅い作りになっているので、紹介しておいてなんですが、グローブ・トロッター好きとしてはあまり観ないで欲しいです。
舞台のホテルはコンラッド東京で、車は(ちゃんと?)アストンマーチン、追尾する方の車はレンジローバー。イギリスで揃えてきています。
さて、どうして007を意識しているのかと言えば、グローブ・トロッターは、2017年に公開された007シリーズ23作目の「Sky Fall」からオフィシャルパートナーになっているからです。
そして007 Collectionももちろん展開しています。

007 COLLECTION

GLOBE-TROTTER|グローブ・トロッター 26インチ スカイフォール・ケース[W66.5 x H36 x D16] 58万8000円
イギリスにゆかりがあるということで、エリザベス女王陛下がハネムーンのためのトラベルケースとしてグローブ・トロッターを使い、ウィンストン・チャーチルもアタッシュケースを愛用し、南極探検を題材にした『アムンセンとスコット』のイギリスの探検家ロバート・スコットも使っており、逸話が多いブランドです。

10年保障

ちょっとすごいのが10年保障。日本の正規販売店での購入に限りるのですが、10年間、無償で修理してくれます。修理から帰ってくると修理の責任者のサインが記されて戻ってきます。(わたしの製品保証書、どこに行ったのかしら。)

Globe-Trotter

歴史

起源は、1897年。当時の英国首相は、第3代ソールズベリー侯爵。David Nelken/デヴィッド・ネルケンがドイツ、ザクセンで設立。1937年(当時の英国首相は、
スタンリー・ボールドウィン)に、イギリス、メイフェアに移設し、以来そこを拠点としています。
ブランド名の由来hは、地球(glove)を巡る(trot)。19世紀の流行語。世界はまだまだ未知の世界の時代でした。
丈夫さをアピールして、1912–1913年のカタログは、こんな表紙でした。
(出典:Globe-Trotter
エベレストの山頂付近には「ヒラリーステップ」と名付けられた難所がありますが、その由来であるSir Edmund Hillaryも登山の際にグローブ・トロッターを使用していたようです。
(出典:Globe-Trotter

主な製品と価格

オリジナル
1897年創業当時と同じ製法のシリーズ。
オリジナル 16インチ スリムアタッシェケース ネイビー
¥ 145,200 税込
オリジナル 30インチ スーツケース ブラウン
¥ 190,300 税込

サファリ

スワヒリ語で「旅」を意味することば「サファリ」。コーナーガードやベルトの皮は、着色されていないナチュラルレザーなのが特徴。