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2020/01/03
【良いモノ・アーカイブ】No.26 Officine Panerai(オフィチーネ・パネライ)_腕時計
筆者:大田忍

(写真:オフィチーネ・パネライ・オフィシャルサイト

 

でかくて丈夫。リューズガードがシグニチャー、イタリア、フィレンツェの腕時計ブランド、オフィチーネ・パネライ。

 

概要

まず、最初に触れたいのは「オフィチーネ」。どういう意味?どういう経緯?

意味は、イタリア語で「工房」みたいな意味(英語なら「Workshop」)。

経緯は、もともとは「Guido Panerai e Figlio」という社名だったんですが、パネライ家ではないDino Zei(ディノ・ゼイ)が社長に就任したのを契機にもともとあった名前である「オフィチーネ・パネライ」になりました。1972 年のことです。

 

現在は、リシュモングループ傘下

前回紹介したIWC(インターナショナル・ウオッチ・カンパニー)と同じく、リシュモングループの傘下にあります。傘下に入ったのは1997年。当時、リシュモングループは、「ヴァンドームグループ」という名前でした。ヴァンドーム傘下になるまえのプロダクトを「プレ・ヴァンドーム」と呼んでいます。

 

オフィチーネ・パネライ・オフィシャルサイト

 

沿革

1860年 ジョヴァンニ・パネライにより精密機器メーカーとして創業(現在も湿度計や気圧計など生産しています。)。

1930年代 イタリア海軍より潜水部隊用時計の製作を依頼される。「ラジオミール」を1936年に試作。1938年に製品化する。

1943年 海軍将校向けにクロノグラフも開発され「Mare Nostrum(マーレ・ノストゥルム)」の名で試作品が完成するも、量産はされず終いになった。

1972年 先程も書いたようにジュゼッペ・パネライが死去して、海軍出身のディノ・ゼイが社長に就任して、「オフィチーネ・パネライ」となる。

1993年 一般向けに時計の製造・販売を開始。soremadehaイタリア軍など(その他、エジプト軍やイスラエル軍にも)向けにのみ製造販売されていました。

1997年 現リシュモングループ(当時はヴァンドームグループ)の傘下になる。

1998年 民間向け腕時計市場に参入。

2005年 自社製ムーブメントを搭載した時計を発表。すべて自社製で作られる時計を「マニュファクチュール」と言いますが、これを機にマニュファクチュール化したといえます。それまではムーブメントをロレックス、アンジェラス、エタの製品を使っていました。

 

 

主な商品と価格

価格と画像は、公式サイト(日本)を引用。

RADIOMIR

最初に軍用に作られた時計の名前。それを踏襲したデザイン。しかしその実、2000年前半までは「腕時計愛好家向けシリーズ」でした。というのもムーブメントが、ロレックス、オメガ、ジャガールクルトなどのものを使用していたから。

RADIOMIR – 45MM
PAM00995
1,353,000円(税込)

 

 

 

LUMINOR

もともとはラジウムを使って文字盤を発光させていたのでラジオミールという名前を付けてだしていましたが、あらたにトリチウムをつかって発光させるようになり、加えてリューズガードを付けてさらに耐水機能を向上させました。それが「ルミノール」。

 


LUMINOR GMT- 44MM

PAM01033
1,67,000円(税込)

 

 

SUBMERSIBLE

ベゼルを逆回転防止にしたダイバーズタイプ。

 

SUBMERSIBLE CARBOTECH™ – 47MM
PAM00616

2,112,000円(税込)

 

 

ロゴ

使用されている書体は、Neue Helvetica のファミリーがRoman。

こっちもHelveticaかなー。ちょっと判断つかないです。

 

まとめ

分厚いクッションケース、リーズガード、文字の光具合がシグニチャー(特徴)の、オフィチーネ・パネライは、海軍用に作られたもの、世界で初めてのダイバーズウォッチということもあって、まさにヘビィデューティな腕時計。ですが、自動車ブランドのMINIが、大きめのSUVを出したように、パネライにも、38mmというサイズものが用意sれるという多様性も持ち始めました。

ちょっとおもしろいです。

男はどうも、軍モノ系に弱いところがあるので(とはいえ、今イタリア軍の海軍では、もっぱらカシオのGショックを使っている軍人が多いようです(ソースは、福野礼一郎『世界自動車戦争論1:ブランドの世紀』)。

手首が細いわたしには、ちょっとバランスが悪いのですが、かといって38mmのパネライを身につけるのも、なんだかなぁと思うところもあり(ずっと使ってきたけど、38mmも出たし、気になるし、つけてみたら意外に良かった、なんて流れで買いたい)、スタイルも鑑みて、いましばらく身に着けないと思いますが、(いぜん、ちょっと身につけていたけど)ブランドとしてはとても興味のある時計です。

 

 

参照