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2019/10/25
【良いモノ・アーカイブ】_1_ マクラーレン・オートモーティブ
筆者:大田忍
カテゴリ:自動車
シェアリングエコノミー(sharing economy)が台頭し、所有することより経験すること、何かであることが上位になりつつあります。70年以上前に、アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが唱えた「欲求五段階説」(詳しくはこちら「マズローの欲求階層説をアップデートしたらこうなった」)でいうところの最上位、「自己実現欲求」が、その直下の階層「承認欲求」より世界的に広まりつつあると言われています。
それでもいまだに依然として最上級クラスのブランドは、そのクラス(格)を明確にするアイデンティティのツールとして機能しています。
いわゆるスーパーカーもそのひとつ。
スーパーカーとは、広辞苑では「高出力・高性能で、特徴的なデザインのスポーツカー」と定義されています。
ちなみにスポーツカーとは、「「スポーツドライビングを楽しむ」ことに重点を置いて設計・開発された自動車」(Wikipedia)。広義で言えば、価格の高低は関係なく、ドライブを楽しむための車全般がスポーツカーということになるようです。
フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニから、日産GT-R、レクサスLFAもスーパーカー。
階級制度が根強くあるヨーロッパ文化が生み出した超高級嗜好品のひとつであり、資金に糸目をつけずに特殊で効果なものを欲しがる需要に応える商品。少量生産のために、販売時より高価になったり、価格が下がりにくかったりと投機目的に購入されることも多い。
そんなスーパーカーのなかでも代表的なマクラーレンというブランドについて、今回は掘り下げてみます。
目次
•概要
•歴史
•価格
•車種
•所有する著名人

概要

WEBSITE(Mclaren Automotive Japan)
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マクラーレン・オートモーティブ(買って乗るためのマクラーレンのメーカー)は、イギリスの自動車メーカー。マクラーレンのロードカー部門として2009年に設立されました。前身はマクラーレン・カーズ。創設者は、ロン・デニス。本拠地は、イギリス、ウォーキング。グループの総従業員数は2018年現在で3,798人。営業利益は、2018年、 −479万ユーロ(-5億7480万円)。※1

歴史

まずメーカー名である「マクラーレン」は、ニュージーランドのレーシングカーのデザイナー、トライバー、エンジニア、発明者であるブルース・マクラーレン(1937–1970)に由来しています。ブルース・マクラーレンは、1963年にF1のチーム「Bruce McLaren Motor Racing」を創設します。ブルースは1970年にテストドライブ中に事故死。その後、Teddy Mayerが引き継ぎます。Mayerの次にひきついだのがロン・デニス。マクラーレンのロードカー部門であるマクラーレン・オートモーティブの創設者でもあります。
マクラーレン・グループには、マクラーレン・レーシング、マクラーレン・オートモーティブ、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズが含まれています。
マクラーレン・オートモーティブの現CEOは、Mike Flewitt。
マクラーレン・オートモーティブの前身、マクラーレン・カーズでは、高性能の市販車の開発を進めていました。マクラーレン・カーズで作られた車は主に2種類。
•マクラーレン F1
•SLRマクラーレン(メルセデス・ベンツ・ブランド)
2009年に、マクラーレン・オートモーティブ設立。2011年からマクラーレン MP4-12C(エムピーフォートゥエルブシー)を発売。

車種

マクラーレン F1 (1994年) 
マクラーレン・グループの創設者であるブルース・マクラーレンの悲願「マクラーレンの名を関したロードゴーイングカー」
設計は、ゴードン・マレー。エクステリア・デザインは、ピーター・スティーヴンス。販売期間は1994年から1998年。新車価格は、約1億円だったが、売れば売るほど赤字というほどコストをかけた作りだったようです(参照:Wikipedia「マクラーレンF1」)
SLRマクラーレン(メルセデス・ベンツ・ブランド)(2004–2010)
新車価格: 5985~11000 万円 ※4
マクラーレン MP4-12C(エムピーフォートゥエルブシー)(2011–2014)
中古車平均価格:1606.7万円※2
GT(2019–)
マクラーレン初のGTカー。
2645万円 ※5

所有する著名人

•ローワン・アトキンソン(マクラーレンF1)

•ラルフ・ローレン(マクラーレンF1)

•アイルトン・セナ(マクラーレンF1)

•ジョージ・ハリスン(マクラーレンF1)

•デイモン・ヒル(マクラーレンF1)※ジョージ・ハリスンの没後に譲り受ける。

•武井壮(SLRマクラーレン)

•クリスティアーノ・ロナウド(マクラーレンMP4-12C)

•高嶋ちさ子(マクラーレン570S Spider)

•ジェイソン・ステイサム(マクラーレン 720S)

•カルヴィン・ハリス(マクラーレンMP4-12C)

余談

豪華な本社「マクラーレン・テクノロジー・センター:MTC」

マクラーレンの本社は、超豪華。ロン・デニスが完成させた。通称「パラゴン」と呼ばれています。総工費は約420億円。

ロゴのスウォッシュ

マクラーレンのロゴのあるスウォッシュは、由来がいくつかあり、マルボロとのパートナーシップが始まってからマルボロのマークがマクラーレンのロゴに加えられて、徐々にスウォッシュになっていったというものとマクラーレンの創設者、ブルース・マクラーレンが使用していたキャラクター「スピーディー・キーウイ」(彼の出身地であるニュージーランドの国鳥)が簡略されたもの。マクラーレンによる説明では、ウィンドトンネルでテストを行う際にできる車体後部の渦をイメージしたものだとか。※3

マクラーレンのカンパニーカラー「オレンジ」の由来

マクラーレンのカンパニーカラーは「オレンジ」。その由来は、ブルース・マクラーレンがチームを創設した当時、マシンのカラーは赤だったが、他の赤色を採用したチームと間違われることがあったので、もっと目立って、もっと安価に塗れるカラーとしてオレンジが採用されたため。ブルース・マクラーレンの娘、アマンダ・マクラーレンさんの説明。※3