カイ・フランクが1958年にデザインしたイッタラのKartio(カルティオ)
Kartioの意味は、フィンランド語で「直円錐」。コーン。
イッタラの中でも人気のシリーズですが、Kartioの手吹きものである、このマウスブローは2013年に生産が終了しており、今では中古市場でしか手に入りません。
残念!
今の所メルカリでは1万円前後で2個セットが販売されています。
私は、ターコイズとディープブラックの2つを所有しています。
ハンドメイドではなくマシンメイドであれば、オフィシャルサイトで購入できます。
カルティオ タンブラー シーブルー ペア
2,640円@イッタラオフィシャルサイト
Less is moreといわんばかりの削ぎ落とすだけ削ぎ落としてエッセンシャルだけ幾何学的なこの造形は時代の洗練を受けても余裕で生き残り続けています。その手吹きであるマウスブロー(Blownなんすけどね)は、さらに削ぎ落とされて美しい。
この小さめのタンブラー以外に、ハイボールタンブラーもあります。
カイ・フランク氏は、1911年生まれのフィンランドのデザイナー。フィンランドデザイン(Finnish design)の代表的な存在です。
1945年にアラビア社のセラミックのデザイナーになり、1950年にアラビア社のアートディレクターに就任します。同時に他社のデザインに関わり、1946年からイッタラ社で、1950年からヌータヤルヴィ社(ヌータヤルヴィ社は1988年からイッタラ社と合弁になります。)で、ガラスデザインに携わっていきます。
1956年に私的な良好で来日しています。1958年にはあらためて陶磁器デザインについての講演を目的に来日。
答えは、
理由は
逆に剥がさない意味がわからない。が、イッタラのロゴを作ったTimo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)氏の妻、 Marjattaさんがフィンランド、ヘルシンキのHELSINGIN SANOMAT(ヘルシンギン・サノマット)紙の質問に答えています。その記事。
「すぐに剥がしていたし、そんなこと考えたこともなかった」
と。
Marjattaさん(寒そう)
(引用:HELSINGIN SANOMATより)
というかフィンランド人たちですら、「剥がしたほうが良いのか、残しておいた方うが良いのか」で悩んでいたんですね(笑)。
わたしは絶対剥がします。
幾何学的なシェイプが近い、Zaltoのグラス
【良いモノ・アーカイブ】№32 Zalto(ザルト)_テーブルウェア