【食べる魚コレクション】は、食べたこととか忘れちゃうんで食べた魚を記録するマガジンです。日曜日の15時更新。
スズキ目アジ科マアジ属。
和名:マアジ、真鯵、真鰺
学名:Trachurus japonicus
英語:Japanese jack mackerel
「アジ」の語源は、「味が良い」の「味」。
標準的な大きさは40センチ前後になる。体は紡錘形。側線(そくせん)は体のなかほどで下に湾曲しています。側線上に稜鱗(りょうりん 。「ぜんご」や「ぜいご」とも呼ぶ)があります。
北海道から南シナ海まで分布しています。食性は肉食で、動物プランクトン、甲殻類、多毛類、以下、小魚などを捕食します。産卵期は地域により、東シナ海では1月で、北海道では1月。
南シナ海とはここ。
捕れた場所と磁器でマアジはブランド化しています。
愛媛県西宇和郡伊方町=岬あじ(はなあじ)
愛媛県三瓶町=奥地あじ
大分県佐賀関の=関あじ
宮崎県延岡市=灘あじ(北浦)
長崎県三重町=ごんあじ
長崎県松浦市=旬あじ(ときあじ)
山口県萩市=瀬付きあじ
島根県浜田市=どんちっちあじ
淡路島周辺のマアジもブランド化されていないがとても美味しいと評判。
丸いのが良い。黄色のと黒いのがあれば黄色いものが良い。腹が硬いもの。マアジは中型くらいが美味しい。小さくても美味しい。目の色で鮮度は見ない。エラが鮮紅(せんこう)色が良い。
旬
側線とは、魚が水中で水圧や水流を感じる器官で、魚の側面にあります。
画像1
全長最大70センチを超えますがよく取られるのは30センチ位のもの。腹顔は白いがその他は黒っぽい。まだいに比べて口が前に突出しています。背びれなど結構鋭くて硬くて痛い(刺さる)。
生息域
北海道北は北海道南部から日本列島朝鮮半島から台湾まで東アジア沿岸域に分布して生息しています。タイ科の大型魚としては珍しく水深50メートルより浅い沿岸域に生息しており、河口や汽水域(きすいいき)にもよくいる。
生態
環境的効力が高く、 汚染にも強いため東京湾や大阪湾など工業地帯の港湾にも多く生息しています。
産卵は春に回帰でおこないます。成魚になると、かなり雑食になり小魚や甲殻類、貝類、海藻類のみならずスイカやみかんまで食べるそうです。
成長によっては性転換する魚。すごい!オスからメスに性転換する。
旬は、一般的に春から夏。
タンパク質、脂質、DHA、EPA、カルシウム、タウリンが豊富。
熱を通しても身は硬くならない。
(1)塩焼き
振り塩して水洗いして1時間程度おいたものをじっくりと焼き上げる。
(2)刺し身
(3)アジのたたき
マアジを3枚におろして血合い骨を取り、細く切り、大葉やみょうがなどを加える。
(4)カルパッチョ
(5)アジといちじくのタルタル風
(6)アジフライ
(7)アジの煮付け
水洗いしたら湯通しし、冷水に入れて鱗やぬめりなどを流します。水分をよく拭き取ってから調理。
(8)マアジの煮干し
小型のマージをざるに入れて流水で洗い、血液や鱗を流します。水分をよく拭き取り4%から5%の塩水で10分前後茹でる。茹でたらざるなどに取り水をかけて粗熱を取り、うちわなのであおぎながら放置。暖かい時期は冷蔵庫で、寒い時期なら屋外に干す。 塩ゆでしたばかりのものも食べてもおいしいし、ダシに使ってもおいしい。
(9)アジの味噌汁
(10)まアジのムニエル
(11)あじ飯
素焼きしたマアジの身と皮をほぐしてとり、これをつかって、砂糖、醤油で味付けして米を炊き上げたものがあじ飯。生のものを醤油に漬け込んでご飯に炊き込んでも美味しいそう。
(12)アジのなめろう
(13)さんが焼き
なめろうを青紫蘇の端戸に挟んで焼いたもの。昔はそのまま焚き火に放り込んで焼いたとか。
(14)アジのたたきなます
(15)アジのときゅうりの酢の物
(16)魚味噌
大分県で作られる料理で、塩焼きにしたマージをほぐし、油を引いたフライパンで炒めます。ここに味噌を加えて、生姜、砂糖などで味付けしたものが魚味噌。きゅうりなどにつけて食べるそうです。へええ。
(17)水なます
マアジを3枚におろして、血合い骨を抜き、細かく叩いて、冷たく冷やした味噌を溶かしこんだ汁にいれたもpの。薬味はネギ、みょうが、きゅうりなど。
(18)福岡県の茶づけ
大分県の「あつ飯」と同じ。生のマアジの切り身をすりゴマ、しょうゆ、みりんなどのタレに漬け込んでご飯にのせたもの。
(19)冷や汁
(20)開き干し
(21)丸干し
(22)マアジのなれ寿司
(23)みりん干し
(24)醤油干し
(25)煮干し
刺し身
いつもどおり美味しい。
干物
1リットルに90gの塩に45分着けたもの。
長崎県産 4尾で580円。