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2020/02/19
【ロゴ・アーカイブ】№35 Celine(セリーヌ)_ファッション
筆者:大田忍

2018年にエディ・スリマンが、Celineのアーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターに就任してすぐにロゴが現在のものに変更されました。

Célineのアクセント記号が取られ、キャピタライズ(大文字化)されて、文字間が狭められませした。

 

比較するとこうなります。

(出典:Brand New

 

この変更は、賛否両論でしたが、変更するまえから反発は予測されたものでしょう。エディ・スリマンを招聘した時点で、LVMHは、Celineをこんなふうに考えていたはずです。

書体は、幾何学的ながらヒューマニスティックなニュアンスもあるサンセリフ体。

サンセリフ体とは、セリフ(文字の端にあるヒゲ)がないという意味です。サンセリフ体が生まれたのは19世紀後半なこともあり、オーセンティックではなく、未来的な、モダンなというニュアンスがあります。

加えて、文字間を狭くすると「ファスト」、迅速なニュアンスが出てきます。逆に話すと落ち着きが生まれます。1960年代のCelineのロゴに回帰したなんて言われたりもしていますが、そうとも言えない気がします。

ロック好きなエディ・スリマン的な趣向をCelineのなかに注入して変質させた、そんな気配を感じます。

Celineのロゴは、創業当初、Paymont Peynetがデザインした赤い象でした(画像がなかなか見つからない)。

それから1973年に絡み合うCを使ったロゴに変更しています。(これも画像がなかなか見つからない)。

 

 

現在のロゴに近い書体は、Semplicita

Semplicita Pro

デザイナー:Alessandro Butti, Patrick Griffin, Bill Troop

 

 

まとめ

 

参照

※1:CR “THE HISTORY OF CELINE”

※2 中野香織『「イノベーター」で読むアパレル全史』