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2020/05/31
【ロゴ・アーカイブ】№45 Deutsche Grammophon(ドイツ・グラモフォン)_音楽
筆者:大田忍

(画像引用:Wikipediaより)

 

1898年、ドイツ・ハノーファー(Hannover)で創立されたクラシック音楽のレーベル。

創設者は、エミール・ベルリナー(Emil Berliner)。ドイツ出身のアメリカの発明者で、レコード盤蓄音機の発明者。

ベルリナーは電話機のアレクサンダー・グラハム・ベル氏とともに特許や開発でトーマス・エジソンと争ってきた経歴を持っています。

トーマス・エジソンが1877年にフォノグラフ(Phonograph)という蓄音機を発表するも、性能が低く、それに対してベルの開発チームは、1885年に、より性能の高いグラフォフォン(Graphophone)を発表します。

 

ベルリナー氏は、このグラフォフォンの完成前にベルの研究所から去り、独自の蓄音機の開発を進めます。その少し前(去ったのが1884年)にベルリナー氏は、1881年にアメリカ市民になっています。ベルリナー氏は、それからレコードプレーヤーの原型となる円盤式蓄音機「グラモフォン(Gramophone)」を1887年に完成させます。

 

Emile Berliner.jpg

エミール・ベルリナー(Emil Berliner)氏
(引用:Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1799710)

 

ドイツ・グラモフォンの歴史

1898年、英グラモフォンの子会社としてドイツ・グラモフォンをベルリナー氏は、ドイツ・グラモフォンをハノーファーに設立。

 

ハノーファー(Hanover)(引用:Google Map)

1941年、ドイツ、ミュンヘンの企業、シーメンス(SIEMENS)が英グラモフォンの資本を取得。シーメンスはオランダのフォリップス・レコードと業務提携し、グループを形成。1971年になり、アメリカのコロムビアやイギリスのEMIと対抗するために、シーメンスとフィリップス・レコードは合弁会社ポリグラム(PolyGram)を設立します。

1987年にシーメンスはポリグラムへの出資をフィリップスへ売却し、撤退。

1999年にグラモフォンはポリグラムとともにシーグラム(The Seagram Company Ltd.)に買収されます。

2000年にはフランス企業、ヴィヴェンディ(Vivendi S.A.)に買収されて、現在はヴィヴェンディの傘下にあります。

 

 

 

 

公式ウェブサイト(英語)

 

ロゴ

書体はわからず。スクリプト体ながら小文字のsがsの形のまま。

チューリップの冠マークが入ったのが1949年。描いたのはHans Domizlaff氏。

Grammophonのロゴの歴史にはHMV(His Master’s Voice)やVictorなどのロゴにも出てくるニッパーという名の犬の姿も出てきます。

History of DG logos

 

 

参照

ドイツ・グラモフォン on Wikipedia

Deutsche Grammophon on Wikipedia

Emile Berliner on Wikipedia