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2018/06/20
東京ミーティングホテル #3
筆者:大田忍

東京ミーティングホテル
#03
ザ・リッツ・カールトン東京

オフィスでのミーティングも悪いわけではありませんが、
たまにはラグジュアリーなホテルで行うととても豊かな気持ちになります。
それに心地よさとは何か、の最良解として、具現化された空間は、
クリエイティビティが大いに刺激されます。

一見、高そうですが、使い方によっては
むしろ大変オトクなタイム&スペースです。

東京には、ラグジュアリーホテルと言われるホテルが
およそ30ほどあります。実際にミーティングで使用していての
使い心地などをここでご紹介していきます。

 

3回目の東京ホテルミーティングは、
リッツカールトン東京です。

東京ミッドタウンと隣接しており、
最寄り駅は、東京メトロ、乃木坂駅または、
都営地下鉄、六本木駅。

どちらの駅からも近く、
立地的には使いやすいでしょう。

クレドを胸中に収めるラグジュアリーホテル、
リッツ・カールトン

URL: http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo

住所:東京都港区赤坂9-7-1東京ミッドタウン

ミーティングに使用した店名:ザ・ロビーラウンジ (45F)

営業時間(平日):9:00 – 24:00

利用時間帯:9時–10時30分

コーヒーの価格:1,500円 ※リフィル(おかわり)有り

オススメ度:★★★★★

 

 

 

使い勝手の良い立地

公共交通機関を使うなら、
乃木坂駅か六本木駅が最寄り駅で
両駅からもさほど歩かずに着く便利な立地です。
とは言え、
六本木の喧騒からも少し離れており、
檜町公園の緑も手伝ってか
ホテル周りの気配も落ち着いています。

リッツ・カールトンと言えば、
企業理念やブランディングについて
研究された方ならば、
クレドカードについて
知っている方も多いかもしれません。
スタッフは皆、リッツ・カールトンのクレド(信条)
記したカードを持っているはずです。

その徹底浸透ぶりは
ラウンジにおいても十分に
体感できるでしょう。

このクレドカードには、
リッツ・カールトンのモットーも記されています。

“我々は紳士淑女に尽くす紳士淑女である”

これは彼らのモットーでありますが、
客として訪れる我々もまた
紳士淑女たらんとせねばなるまいと
取ることもできるでしょう。
襟を正したくなります。

ところで、リッツ・カールトンは、
2015年にブランディングを刷新しています。
具体的に言えば、ロゴタイプとシンボルマークが
少し変更されました。

 

「新しい声」

ところで、あなたがグラフィックデザイナーでは
ない場合、「ロゴマーク」という言葉に何ら違和感を
感じないかもしれません。
これは和製英語です。

詳しくは、社名やブランドを示す文字の部分を
ロゴタイプ」と呼び、
マーク部分は「シンボルマーク」と呼びます。

 

ロゴは、ギリシャ語の「ロゴス」(倫理にも出てきますね)
を語源としており、言葉(など)を意味します。

よって「ロゴマーク」という
言葉を遣うことを避けるほうが
何かと良いでしょう。

対クリエイターとしては、
ちゃんと知っているんだ」と思わせられるだろうし
(しかしクリエイター側が知らないこともたまにあるかもしれない)、
欧米文化と接する機会がある企業であれば、
誤用することもなくなるでしょうから。

 

さて、リッツ・カールトンが
2015年を期に、どのように変わったのかと言うと
英語ですが、こちらの動画で
詳しく説明されています。

The Ritz-Carlton Hotel Company Launches New Brand Voice

冒頭に
象徴的なブランドは忘れがたい声を持っているものです
と述べられています。

これはそれこそ「象徴的な」言葉で、
ブランドを声として換言しています。

ブランドとは、概ね「人となり」と言えます。
見た目であり、行動であり、匂いであり、雰囲気です。
なので、それを「」と喩えているのは、とてもわかり易く、
「象徴的」と言えます。

 

さて話をホテルに戻しましょう。

リッツ・カールトンは、
シンプルにして、明確にし、拡張することを目的として
ロゴやマークをリフレッシュしています。

マークはよりシンプルに、
ロゴに使われる書体は
Goudy OldstyleからCaslon 3になり、
厳かさを保ちながら、
シンプルに、力強くなっています。

リッツ・カールトンのブランディングについて
ばかり話をしてしまっていますのが、
もうひとつだけ、このたぐいの話をして
ミーティングの場としての話に移りたいと思います。

リッツ・カールトンの基本色は、
淡いブルーです。
このブルーの起源は、
1920年代のボストンに遡ります。
当時のボストンでは、ブルーのガラスは、
ステータスシンボルとして目されていました。
当時、ヨーロッパから輸入した窓ガラスは、
何故かボストンの空気に触れると
青色に変色しました。

が故に、
輸入したガラスを使用することは
富裕であることを意味し、
ブルーすなわちラグジュアリーを
表すものとして
リッツ・カールトンはブルーを
ブランドカラーとして取り入れました。

ちなみに1920年代には、
リッツ・カールトンの起源、
ホテル・リッツの創始者である、
セザール・リッツはすでに
他界しています。

現在ではマリオットの傘下にあります。

この辺でホテルのブランドの話はおしまいにします。

 

閑話休題。
ミーティング場所としてのリッツ・カールトン。

「ザ」の趣き。静謐して艶美。

「静謐」という印象は、
私たちが、朝9時に訪れたから、
というのが大きな要因でしょう。

他の客も少なくため、
大変静かでした。
天井は高く、
木花がみずみずしく活けられ、
水が流れているのも
手伝ってか、
厳かながらリラックスもできる、
そういう空間でした。

女性のホテリエのスカートには、
長めのスリットが入っていて
それが故かもしれませんが、
そこはかとない色気も
勝手に感じました。

コーヒーは1500円で
リフィル(おかわり)有りです。

 

どのホテルにおいても
言えることですが、
ホテルで打ち合わせをするなら、
午前中か夕方ごろが良いでしょう。

アフタヌーンティーのサービスもあり、
昼前後は、大変賑わい、
打ち合わせには多少不向きかもしれません。

ちなみに、
それならばパワーランチなら
どうなのか?
と問われるならば、
私は、いまのところまだ
ランチをしながらのミーティングに
不慣れでいます。

聞くこと、話すことに
集中するため、
食事がスムーズに取れません。
みなさんは、いかがでしょう?
よって、いまのところ、
ミーティングにランチを勧めていはいません。

総じて言えば、すこぶる快適。

立地の良さもありますが、
午前9時から使用できるので、
早めの午前中に
こちらでミーティングをしてから
出社または移動というのは、
快適な一日の始まりになるかもしれません。

サービス料なども加算されても
一人2000円もかからずに、
ゴージャスで快適な時間を過ごせることを
考えると、なんともコスパの良い
空間利用と言えます。

 

余談1:
本当にまったく余談ですが、
私が初めてリッツ・カールトン東京を
訪れたのは、仕事で
スティーヴン・ドーフさんの撮影に伺ったときでした。
ソフィア・コッポラさんの映画、Somewhereの
インタビュー用の撮影でした。
スイートで、
もうひとつの部屋では、監督のソフィア・コッポラさんが
インタビューに応じていました。

 

余談2:
宿泊に関しては、
バスルームが閉じた空間です。
開放的なコンラッドや
マンダリンオリエンタルに
比べてですが。
「抜けた」バスルームが
お好みであれば、
その点、オススメしませんが、
東京の夜景は満喫できます。

プールも46階にあり、
広くて眼下に東京タワーも
眺めることができて、
快適です。

 

余談3:

リッツ・カールトンが、クルーズ旅行を2020年にはじめます。

Vogueの記事

客室のデザインは、スウェーデンのデザイン会社、Tillberg Design

 

宿泊:
宿泊予約サイト「一休」で、トーキョーデラックスルーム (52平米)のセールで一泊6.5万円から。
(写真は、タワースイート)

 

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次回は、
皇居のお堀が見える、パレスホテル東京です。