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7つの習慣
スティーブン・R・コヴィー

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

本を100冊以上読んでいると
何度も紹介される本が出てくる。
これがその中の1冊

他には、デール・カーネギーの『人を動かす』や『イノベーションのジレンマ』、
文学なら『魔の山』と『白鯨』とシェークスピアの四大悲劇など。

なので、紹介されるたびに
さっさと手を付けてつけなければいけない
気配に急かされます(笑)。

読んでみて感じるのは、
松下幸之助や稲盛和夫の著書のような
ライフハックテクニックというよりは、
生き方指南の気配。

とはいえ、実のところ
より良く生きるための
智慧の総合参考書、という意味では
ちょーライフハックな著書とも言えます。

まだ読んでいない方は
「7つの習慣の7つって具体的に何さ?」
と好奇心を抱くのではないかと思います。

ちょーざっくりまとめると
まずなぜ「習慣」なのか、という前提から。

アリストテレスが引用されて、それを
端的に説明しています。それをも簡単にまとめて、
こう言っています。

私たちの人格は、習慣の総体である。

習慣の積み重ねで、人格が作られ、
人格が運命を形成する、ということですね。

私見を3行だけ差し込むと
習慣には、さらに「考えなくても良いシステムになる」
という特性があって、これによって私たちは、
自由に思考できる体力を得られる、良い効果をも持っています。

 

さて、これがその7つの習慣です。

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を研ぐ

1から3までは、
実のところ、これ
不安を消す方法とばりばり
合致しています。

主体的である、ということに関しては
岸見一郎らの『嫌われる勇気』の言わんとするところと
ほぼ同じで、
2と3は、鈴木祐の『最高の体調』で
紹介されている不安の消し方と合致しています。

合わせて読むと腹落ち感も高まることでしょう。

4から6までは、
社会、つまり他者と関わる
フェーズのものですが、
この辺は、それこそ松下幸之助の言に
通じる部分が多大にあります。

7については
なんだかんだ言ってまず
健康じゃないとだめじゃね?
その上でインプットを最大化することを
怠るな、という話で
アリアナ・ハフィントンや山口周など
に部分部分で通じています。

総論から言えば、
多くの本を読んでいくことで
バラバラとした智慧を得ていきますが、
それをある視点で総括してくてれているのが
このスティーブン・R・コヴィーの
『7つの習慣』です。

 

2と3の実践的な
テクニックとしては
鈴木祐の『最高の体調』
紹介されている

価値評価スケール

PPA(パーソナルプロジェクト分析)

がおすすめです。

これをやっておくと
自分にとって何が大事かについて
迷わなくなります。

 

 

 

 

(2019/01/04)