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エモーショナル・プログラム・バイブル
坂井直樹

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  • ジャンル:
    ブランディング
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    勧めない

方法論として参照するところはあるも、事例が古いことも多少手伝って、説得力が強くはない。

ただやはり考え方は、少し面白く、しかしそれはマーケティングというよりは文脈やストーリー(物語というよりは企画背景に通底させるものとして)を考えるときに参照したいのだけれど、それは例えば、エディー・スリマンを好んで買って着る人は、東京なら何区あたりに住みがちで、車ならどんなメーカー・車種を好み、スポーツをするなら何をするのだろうか?と想定して分類していく、というものだと理解していて、それはちょっと楽しいなぁと思う意味で面白い。

しかし私個人としては、こういったデータを収集し分類して傾向を把握した商品開発や企画が、成功するようには感じない。

もうちょっと端的なんじゃないかな、と暫定的に思っている。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなどのしてきたことを思い返しても、そう思う。

 

あとエディトリアルデザインとして、読みにくいものが、デザインに関わる話を書いていても、説得力がない。

(2017/09/19)