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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

心身の健康の危機を懸念するなら
無知からひとつ抜け出しておく必要がある

という考えがこの本を「必読書」とする根拠です。

現代に僕らが心の不調を訴える可能性というのは
とても高い。

その一方で、
病んだときに頼るべき医者が
根拠の弱い治療をして
それを良しとしている。

「でも知りませんでした」とか
その医者たちを後になって責めたところで
取り返しがつかない。

だから、前もって
自分たちで
どこかで鳴っている警鐘に
耳を済ませて
鳴らし手の声を
読む努力はしたほうが良い。

ロビン・ファーマンファーミアンという
起業家は、クローン病という難病に苦しんでいたのだけれど
医師たちの治療に疑問を持ち、
彼らすべてを「クビ」にして、
自分自身が「CEOとしての患者」と決意し、
自ら徹底的に勉強し、新しい
メディカルチームを作って
治療を劇的に改善し、
ずっと彼女を苦しめ続けていた
痛みから開放されました。
(日本版フォーブスNo.39)

Robin Farmanfarmaian

この『エビデンス・ベイスト・プラクティス』は、
論文の見つけ方、利用の仕方が
知りたくて購入したのですが、
副産物的に
日本のひどい臨床心理の現状も
知ることもできました。

思うに、
臨床心理のみならず
その他の医療の現場でも
さほどインフォームドコンセントは
浸透しているようには体感できないし、
治療の根拠を提示されることも
ありません。
質問しても、わかりやすい答えが
返ってこないことが多いと僕自身
感じています。

(最近なかなか大きなケガをした。)

そもそもエビデンスとはなにかというと
「使える根拠」です。

エビデンスにも質のランクがあります。

一番低いのは、
「事例研究」

一人、または少数の事例を対象とした研究を
「事例研究」と呼びます。

Aさんに治療Bを施したらうまく行った。
よって「治療Bには効果がある」
というもの。あまり信頼できるエビデンスではありません。

一方で
最も信頼できるエビデンスは
ランダム化比較試験(RCT)メタ分析です。

こうした信頼性の高い
研究結果に基づいて
実践(プラクティス)をすべきというのが
世界的な潮流なのですが
日本の臨床心理が
根拠にしているのは
ほとんど「事例研究」なのだそうです。

例えを二つ。

1つめは、
心理的デブフィーフィング

これはトラウマを受けた人々に対して
トラウマの内容を吐露させる心理的介入です。

東日本大震災のあと、
トラウマケアのために
多くの臨床心理士が被災地に赴き、
その際、被害を受けた子どもたちに
被災時の絵を描かせたケースがありました。
その結果、子どもたちが悪夢にうなされたり
情緒的に不安定になる悪影響をもたらしました。

心理的デブリーフィングには害があることは
2002年にすでに発表されていました。

エビデンスなき治療を
施したこの結果は
著者である原田隆之氏は知らなかったでは
すまされないと厳しく責めています。

 

2つ目は、
箱庭療法

これはかの河合隼雄氏が
「直感的閃き」によって
普及された療法で
今でも日本でのみ広く
実施されれているが、
この箱庭療法の論文は
ほとんどすべて「事例研究」で
信頼性の高いRCTは国内外に
1つもないそうです。

検証なき偉人の「閃き」に
のみ頼っての治療を
施されるなんて
受ける側としては勘弁して
ほしいことこのうえありません。

 

 

僕はこの手の話を耳にすると
いつもイグナッツ・ゼンメルワイスという
偉大なる医師のことを思い出します。

産褥熱という
出産によって生じた産道や子宮腔内の創傷が細菌に感染して引き起こされる
病気なのですが、
これにより多くの母子が死んでいたのですが、
「これは医師の手をちゃんと消毒すればふせげるんじゃないか」と
いうことを発見したのがゼンメルワイスです。

しかし多くに医師たちからの
強い反対にあいます。

今まで患者たちが死んできたのが
医師自身の手が原因だった
ということを受け入れ難かったためです。

結局ゼンメルワイスは、
神経衰弱で参ってしまい、他界してしまいます。

本当のことが伝わらないもどかしさ、
真実を認めない権威や組織や世の中。

こういった歴史から
学ぶべきことの存在を強く感じます。

 

 

 

 

 

(2018/09/28)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    0.5時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

何かと耳に入ってくるので
我慢できなくて読んでみた。

その辺の躊躇が
小説ではなく、漫画を選んだ理由だと思う。

おじさんと少年、コペル君との
対話のような形式で
ギリシャ哲学も想起させる。

が、

おじさん、そんなに良いことを言っていない。
わかりにくいし、冗長だし、
ぐっとこない。

しかし、
この本が、
どうして岩波書店出版だったものが
マガジンハウスからも出版し
漫画にまでしたのか、
それがどうして今なのか。
(漫画も小説も2017年8月24日出版)

ということについて
考えてしまう。

この漫画、小説の
主題はこういったものなんじゃないか
と僕は考える。それは

多数に巻き込まれずに
自分で考えて、自分で決めることを知れ
たとい失敗しても
それがこれからの自分を前に進ませる
大きな糧になる(から進め)

良いことだと思うのだけれど
メンターや哲人的存在である
おじさんの言葉に
どうも何やらひっかかるものがある。
それは時代背景によるところもあるのかもしれないが

「自覚されないおこがましさ」

みたいな気配を感じる。
どこにだろう……。

「こういう人間は、むしろ軽蔑に値する人間だ」

という言葉をおじさんは書き記しているのだけれど、
果たして「軽蔑に値する人間」はいるのだろうか、
よしんばいたとして、彼らに向かって
「軽蔑に値する」と言葉にすることは
「立派なこと」なのか。

と小さな疑問が、
微発泡に湧いて
思考を駆け上って見えなくなっていく。

だから
僕ならば、
この本を
子供には勧めない。
しかし読むことを止めることもしないだろう。

でも怖いな、
とも思う。

この本には「良いこと」が
詰まっていると感じて
疑わなかったらどうしようか、と。

「良いことを言っている感じの人」の
言葉を自分で考えてみる、ということを
どうやって伝えたらいいのだろうか。

そういうことを考えさせられた本。

 

 

(2018/09/27)

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

望ましい偶然を作るために
どうあるべきか

著者の山口周氏は、電通からキャリアをはじめて、アメリカの戦略コンサルティングファームの
コンサルタントを経て、現在、リーダーシップ育成行うヘイグループに所属されている方です。
1970年生まれて、twitterはなかなか辛口ですが、いつも
論拠を明確にしたアイデアを展開されています。

著書も多いですが、数学関係の本は、東大工学部の同名の教授によるものだと推測します。

この本は、タイトルどおり
転職をしようと考えている方に向けて
ジャストミートな内容なのですが、
僕も含めて、転職を考えていない方も
楽しめる内容です。

何をどう楽しめるのか?

とてもざっくりと言えば、
「スマートな生き方」を
模索するとはどういうことか、
ということをトレースできるところが
楽しい。

内容は、
スタンフォード大のジョン クランボルツによる
「計画的偶発性理論」を背骨にして、
山口さんの豊富な哲学よりの知識や経験で
肉付けされたものです。

「計画的偶発性」とは、何か。

冒頭にもクランボルツの研究の紹介がありますが、
アメリカのビジネスマン数百人に調査した結果、
キャリアの形成のきっかけは、80%が「偶然」であった
ということを明らかになりました。

偶然?

じゃあその偶然をどうやって形成したら良いのか?

という話になります。

詳しくは、
この本に譲るとして
5つの特性が
望ましき偶然を作る
とクランボルツは問いてます。
(クランボルツの『その幸運は偶然ではないんです』にももちろん、詳しく書かれています)

  1. 好奇心
  2. 持続性
  3. 柔軟性
  4. 楽観性
  5. 冒険心

これだけでも
なんとなく示唆に
富んでいますよね。

脳科学者の中野信子さんの著書にも
ちょっと似た内容のものがあります。
『科学がつきとめた「運のいい人」』

また、
転職にからめてですが、
生きていくうえで
こう考えたほうがベターだ、
というものとして

「長期的に考え、短期的に行動せよ」ではなく
「長期的に行動し、短期的に考えること」と説いています。

長期的な行動とは、習慣を意味しています。

世の中は、
常に変化しているので
長期的に考えても
状況が変わってしまう。
しかし先に挙げた
計画的偶発性を呼び込む特性は
習慣化することができるわけです。

またエビデンスをベースにした
心理療法の重要性を説いた
『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』
にも出てくる「平均への回帰」という考えが出てきます。

平均への回帰は、
悪いことがあったら、そのうちに
良いことが起きる、という考えです。

これは、
科学のフィールドでも
考慮に入れられるものだと
知っておくと
何かとより良く生きるヒントになる
のではないかと思います。

最後に、
この本に引用されていた
多読の習慣をつけるべく、
週に3冊は本を読むようにしている
僕の目に痛い言葉を紹介して
結びとします。

「ことごとく書を信ずれば すなわち書なきに 如かず」 孟子

(2018/09/25)

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  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

さきに紹介した、
『欧文組版』『欧文書体』らより
ずっとデザイナーではない方にも
とっつきやすいのがこちら、
小林章氏の『フォントのふしぎ』

この本は、
「へー!」というボタンをおしたくなるような
フォントにまつわる知識がいっぱい詰まっています。

ちなみにですが、
「へー!」ボタンで有名な「トリビアの泉」の
「トリビア(trivia)」ですが、
「取るに足らないこと」という意味です。

この本 にある知識は、
取るに値するものばかりです。

例えば……

ドイツでは、
「イエス」が「☓」で、
「ノー」が「○」です!

知らないでドイツに行くと
混乱する場面があるかもです。

のっけから
「書体やないやないかい!」
と言われるかもしれないので
書体に関する「へー!」と思う知識として
「合字」があります。

合字とは、fiとかflとかが、
一文字になったものです。

英語では“ligature”と呼びます。

新聞では、使われないことも
ありますが、書籍では
ちゃんと使われています。

これ、日本人には
まったく馴染みがないものでしょう。

“office”なんて表記には
必要になってきます。
詳しくは、
小林章さんのブログ「合字」
参照ください。

 

ちなみに書籍のデザインは、
祖父江慎氏のcozfishが担当です。

※ちなみにちなみに“cozfish”のfiには、合字を使っています。

 

(2018/09/24)

欧文組版
高岡 昌生

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    1.5時間
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    大田忍
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    1回
  • 評価:
    オススメ

小林章さんの『欧文書体』、『欧文書体2』と
同じ美術出版社、
同じで立野竜一氏によるデザイン。
(『欧文書体2』には、大崎善治氏もデザインに関わっていらっしゃいます)

『欧文書体』に比べて、
より実際的な、プラクティカルな
知識を得ることができる本です。

著者の高岡昌生氏は、
嘉瑞工房という新宿区にある
活版印刷の会社を
経営されています。

『欧文書体』との違いは、
文字通り、「組版」に
基礎知識が及んでいる点です。

海外に拠点がある
企業であれば、
一通り目を通しておくことを
強くオススメする内容です。

欧文に慣れ親しんでいない
我ら日本人にとって

英語が読める、話せる
だけでは足りない知識があります。

その不足が故に、
海外で

「足元を見られる」

ような粗相、というか
知識不足を晒すことに
なる場合もあるので

知っておくととても
強いアドバンテージに
なるでしょう。

そのうえで
欧文組版に強い
デザイナーや
編集者と組んで
制作物を出すと
ひとつ格の違う
企業ブランディングが
できるでしょう。

実際に
「世界に通じる」と
ショルダーにうたった
書籍なのに
欧文組版をまったくしらないで
デザインされているものも
多く見受けられます。
(奇しくも、その本はブランディング企業のものでした。)

絶版になっていますが、
中古でなら
てにはいりますので
ぜひとも手元においておきたい本です。

 

(2018/09/24)

欧文書体 2
小林 章

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    1.5時間
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    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

GODIVAのロゴがどんな書体なのか
ヴーヴ・クリコのエチケットがどんな合致を意識しているのか
知ることができる本

 

前回紹介した『欧文書体』の
補足版、とはいえ、
こちらのほうがとっつきやすいかもしれません。

高級感を演出するにはこんな書体、

その他、美味しさを演出する、

親しみやすさ、

ドイツらしさ、イギリスらしさ

などを演出するならこんな書体、

という知識を紹介してくれています。

また、有名な書体デザイナーたちも

(例えばHELVETICAのデザイナー)

紹介してくれていますので

『欧文書体』よりも楽しく読めるかもしれません。

 

ちなみに
私たち、日本人は
あまり書体に注目することがありませんが、
欧米では、もう少し書体に対して
払われる注意や関心が高いようです。

例えば、
ファッションブランドの
ロゴなど、

なぜこのような書体なのか、

ということに意味が必ずと
言って良いほどにあります。

歴史を持つ書体には、
それぞれにコンテキストを含んだ
威厳があります。

それをブランドが、
拝借しているんです。

私たちが、
例えば、腕時計で
ブライトニングではなく
パテック・フィリップを選ぶとき、
パネライではなく
IWCを選ぶときに、
自分の思想や姿勢に近い
という理由が、
意識せずともあるのではないかと
思います。

それと同じように
ファッションに限らずブランドは、
書体を選びます。

高級なレストランのメニューが
読みづらい筆記体だったことなど
ないでしょうか。

それは、
その書体が高級感であることを
後押しする書体だからだったりします。

そういうことを知れる本です。

 

 

(2018/09/24)

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    デザイン
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    1.5時間
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  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

ドイツで活躍されている日本人の
書体デザイナー、小林章さんによる
欧文書体の基本的知識の解説本。

なぜ、マニアックそうな本を
「必読書」にしているかと言えば、
欧文に携わる方、全般に
知っていただきたい基礎知識があるから。

「関わること無いよ」

と思われるかも知れませんが、
会社名や商品名に欧文を使ったり、
ブランドやプロジェクト名を
つけるときに欧文を使うことは
あるのではないでしょうか。

そのときに
海外でみても
恥をかかないで済む
という消極的理由でも
オススメしますし、

映画や書籍に接する際に
欧文の背景に何があるのか
知ることで、より深く
感じられるものがあるという
積極的理由でもオススメします。

とは言え、読み返してみると
かなりマニアックな内容。

これらの知識を知らない
グラフィックデザイナーも
いるかもしれないので
発注する側が持っていると
クオリティの底上げを
保証する力になるかもです。

より実用的な
欧文の知識としては

高岡昌生さんの

『欧文組版』

をおすすめするのですが、
こちら、絶版していて
中古だと5000円もするんです。

すごく良い本なのに……

(2018/09/24)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

年商20億だが負債が14億円の
実在する「オンデーズ」という眼鏡チェーンを買収してしまった
著者の、実話をもとにしながら書かれたフィクション。

危険なのは、
「フィクションとてもおもしろい」ということ。

経営のリアルな話を知ろう、
という動機で読まれる方もいるかもしれないし、
それはべつに期待はずれにはならない。

でも面白く、
そして長いので
速読で読むのでなければ
けっこうな時間を費やすことになります。

ちなみにKindleによる
平均的な読み終えるまでの時間は、

7時間18分

経営者であれば
楽観的であるべき、
という知見をよく
目にするが、

この本を読めば、

楽天的であることの
代償と成果を
リアルに体感できます。

セリフの中に良く

「ハハハ」という笑いが入ってきますが、

この笑い声の中には

いろいろなものが含まれています。

率直な感想は、
経営者として邁進したくはあるが、
こんなに資金ショートに
苦しみ続けるのは嫌だなぁ、
そうしないで済む経営も
あろうて、というものだったが
堀江貴文氏が
この本の感想で
こういう苦労はいっさいしたことがない
と述べていた。

そっちほうがいいなぁ。

ちなみに
著者、田中修治氏のnoteのブログ
31話中、10話まで読めます。

 

 

(2018/09/24)

深く考える力
田坂 広志

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    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
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    Kindle
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    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

「小石までが輝いて見えるのです」
とは、どういう世界か

 

この本から得たもの

概要

著者

 

この本から得たもの:

ロジックを捨てることと
言葉との邂逅を求める姿勢、

そして

小石までが輝いて見える世界の存在。

 

本を読む際に重要なことして
積極的な問い」の姿勢を
多くの方が異口同音で
語っています。
(『東大読書』で西岡壱成氏は、
それを「取材読み」と呼んでいます。)

この本もまた、

「自分だけの格言集」を編む
つもりで、本を読む

と説いてます。

そして、文章化することも
勧めています。

その辺りのことを
補完してくれる点でも
有益ですが、

ところで
スティーブ・ジョブスも
「今日が人生最後の日だとして
何をすべきか、すべきではないか」
という問いを毎朝、
自分に問いていたと
いいますが、

実際に「人生最後の日」は
どんな世界か深く考えることを
僕はしたことがなかったかもしれない、
とこの本を読んで思いました。

井村和清の『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』

という本で、
32歳で他界した井村和清氏が、
腫瘍の転移を知り、死を覚悟にして
帰途についた日の夕刻に
見た光景をこのように語っています。

「その夕刻、自分のアパートの駐車場に車をとめながら、
私は不思議な光景を見ていました。
世の中が輝いて見えるのです。
スーパーに来る買い物客が輝いている。
走りまわる子供たちが輝いている。
犬が、垂れはじめた稲穂が、雑草が、電柱が、
小石までが美しく輝いて見えるのです。
アパートへ戻って見た妻もまた、
手を合わせたくなるほど尊く見えたのでした」

僕は、これを読んでから
ときどきを彼のように世界を見ようと
試みています。

電車の中で、
向かいに座って
気だるそうに
携帯画面を見て
ゲームをしている男性や
脚を開いて座る
女子学生、
広告、
窓の向こうで流れる風景、
それらが
自分の世界かた間もなく
消えてしまう
と感じながら観ると
確かに少し眩しく見えました。

田坂広志氏は、
本を読む理由を

「言葉との邂逅」だと

述べています。

こういう言葉との邂逅は、
世界が広がり、深まることでしょう。

こういった
有限性のみならず、
多くの人が語り残した
言葉から得るものの深さを
今一度ありがたく思う契機でした。

この本は。

 

概要

タイトルどおりの内容で
その構成は、
1.「賢明なもうひとりの自分」への気付きとアプローチ

2.「賢明なもうひとりの自分」へ正対するための直感力の磨き方

3.著者にとって特筆しべき「言葉との邂逅」(良書の紹介)

 

著者

雑誌『フォーブス』で連載しているものなどを
合わせた田坂広志氏のエッセイ集。
氏は、アメリカのシンクタンク、
バテル記念研究所の客員研究員であり、
自らが設立したシンクタンク、
ソフィアバンクの代表でもあります。

文章は、散文的。

 

 

 

(2018/09/24)

嫌われる勇気
岸見 一郎、古賀 史健

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    自然科学・哲学
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    1回
  • 評価:
    必読書

期待したこと:

何かとチラチラと目にする「アドラー心理学」をざっくり理解したい。

得たもの:
自己肯定の堅固な足がかり
そして勇気の素

概要:
アドラー心理学とは、フロイトやユングと並んで巨頭と目されるアルフレッド・アドラーによる個人心理学。
『人を動かす』(How to Win Friends and Influence People)のデール・カーネギーは、
アドラーのことを「一生を費やして人間とその潜在能力を研究した偉大な心理学者」と紹介している。

そんなアドラーの心理学を、
プラトンの研究者らしく対話方式で
紹介する、とっつきやすい内容。

では、アドラー心理学とは、なんぞや?
と言うと、ざっくりと言えば、
「堂々と生きるための心理学」。
トラウマがどうのとか、そういうことはどうでも良い。
自分の人生を直視して、傷ついてもなお
前を向いて生き、自分の能力のマックスで
生き抜くための思想、とも言えるもの。

具体的に言えば、
「どうせ私なんて」と思ってしまうとするとき、
それは、何もしないために、そういう考えを持って
いるということ。
劣等コンプレックスなどは、
「それゆえに何ができない」ものではなく、
逆で「何かをしないためにこしらえたもの」という考え。

換言すれば、
「怒ったから殴る」ではなく、
「殴りたいから怒る」
そういう考えです。

では、なぜ
「どうせ私なんて」
と思うのか。
何目的なのか?

それは、
自分の実力の限界を
直視しなくて済む、
というもの。

傷つかないことが目的です。

振られるのが嫌だから
告白しない
ということと同じです。

でも、それ
悪手だよ、
ということを理解するのに
アドラーは、とても良い哲学です。

昔、予備校で
僕のことを見ては
クスクス笑っている
女の子が居て
可愛いのだけれど
いや可愛いからこそ
僕を馬鹿にしているのではないか?
と疑心を抱いて勝手に傷ついて
いたのだけれど、
後でわかったのは、
僕に対して好意を
持っていたらしいということ
でした。

恥をかく、
傷つく、
ということを避けるために
世界を縮小してしまっている
学びになりましたが、
そういうことです。

本当に馬鹿にしている場合だって
あるかもしれません。
でも、だからどうしたのだ、という
ことになります。

僕らが自分たちの人生をマックスで
生きようと思ったら、
傷つくより大事なことだらけであり、
むしろ傷ついて足りないものを
知るほうが大事だったりする。

でも、怖い。

そのとおりです。

そこで役立つのは、
キャロル・ドウェックの
『マインドセット』という本です。
またはTEDでも語っているので
その動画を観るだけでも良いでしょう。

彼女は、
「努力すれば人は変わる」
という考え方で生きるのが健全だという主張をしています。

一方で、
メルビン・ラーナーという社会心理学者は、
「努力すれば報われる」という考えを
「公正世界仮説」と呼んでおり、
これはなかなか危険であることを指摘しています。
というのは、「努力は報われる」世界であれば、
「努力しているのに報われないのは間違いだ」という
思想に結びつくからです。

テロなんか、
だいたいそういう思考が
根底にあるよね、と言われています。

ドウェックの考えと、
公正世界仮説をあわせて
考えると

どっちやねん?

と思いそうになりますが、
別に相反しません。

報われない努力もあることを前提に
報われる努力を模索すれば良いわけです。

自分の実力が10点中、今現在
4だとしたら、それを見ないで
何もしないようり、
ちゃんとみて、
「まずは5にするためにはどうしたら
良いだろうか」と模索するのが
好手だというわけです。

これが、
「堂々と生きる」という冒頭に述べた
言葉の軸を支える土台になります。

そのためには、
アドラーの心理学が、
とても役に立ちます。

(2018/09/21)

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    ライフハック
  • 読了時間:
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    1回
  • 評価:
    必読書

•この本に期待したこと
•この本から得たこと
•概要

•この本に期待したこと

『最高の体調』で知った「パレオダイエット」をより詳しくしること。

そして実践してみること。

 

•この本から得たこと

食う、寝る、動くの3カテゴリーにおける
パレオダイエットの実践法

 

•概要

パレオダイエットとは、「旧石器時代の食事」
の意味。

旧石器時代を詳しく知ることは難しいので
近いであろう現存する狩猟採集民の行動を参照。

食う、寝る、動くの3カテゴリーで
狩猟採集民に習う。

ところでどうして
狩猟採集民や旧石器時代を
参照するのか。

それは、私たちの身体が
狩猟採集民だった200万年前
の環境をベースに
遺伝子が設計されているため。

それに則ることで
ベストパフォーマンスを
発揮できる心身が
作れるのではないか、
というアイデアが背景にあります。

詳しくは、
本を読まれるのが一番ですが、
ここでは3つカテゴリーの特徴を簡潔に
記しておきます。

【食う】

•プチ断食

1日16時間何もカロリーを摂取しない。
とは言え、朝ごはんを抜けば成立する。

結果、食欲のコントロールがしやすくなる。

痩せやすい身体になる。

アンチエイジング効果のあるオートファジーが
活性化する。

 

•加工食品を食べない

食欲をむやみに高める効果のある
加工食品をできるだけ摂らない。

私も実践していますが、
味覚が3日目にガラリと変わります。

塩が少しで良くなる。
味覚、嗅覚が鋭くなる。

そして
はじめて10日くらい経ちますが、
体脂肪が1%以上落ちて今は14.8%です。

 

【寝る】

•いつも決まった時間に起きる&7時間寝る

さて6時間以下の睡眠にはどんなデメリットがあるのか。

•乳がんの発症率が激増する

•心疾患のリスクが跳ね上がる

•肌が衰える

•太りやすくなる

•プレッシャーに弱くなる

•貯金が減る

 

「忙しくてそんなに寝られない」
と思う方も多いでしょうが、
ホスピスでのインタビューによると
「もっと働かないで、自分のための
時間を使えばよかった」という声が
とても多かったそうです。
(中野信子『努力不要論』を参照)

また心疾患のリスクが上がることにも
注目したいです。

世界で死んでいる人の数で言えば、
暴力で死んでいる人の数が62万人で
自殺で死んでいる人の数は80万人。
(ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』を参照)

寝る。

そして午前10時までに
20分くらい陽の光を浴びる。

これは人間の体内時計をセットするためです。

できれば自然の多い公園がオススメです。

 

【動く】

•6〜16キロほど自然の中を歩く •週に12分筋トレをする •最大心拍数80%の猛ダッシュをたまに行う

私自身、身をもって体験していますが
現代科学では、「運動だけでは痩せない」というのが常識です。

何のために運動するのかというと

•メンタルの強化

•頭が良くなる

•若返り

 

巻末には、
その人の体型にあった
わかりやすい指南が
紹介されているので
参考にしてください。

(2018/09/20)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1.5時間
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    5回
  • 評価:
    オススメ

友だちの女のこが、
うちに遊びに来たときに、
「トイレでちょっと読んだ」と
話題にあげたので、
久しぶりに読んでみた。

内田樹氏の『村上春樹にご用心』の読後だと
またいろいろと新鮮に読めた。

 

  1. 期待したこと

  2. 得たもの

  3. 概要

 

1.期待したこと

旅に持参したので、
日常から離れた感覚と
感情の旅行。

 

2.得たもの

心地よいセンテンスと
内田樹経由の
父の不在と一人で食べる食事と
誰か親しい人と食べる食事の
描写のコントラスト。

 

3.概要

1980年に文芸誌『群像』に掲載されて、
同じ年に講談社より出版された小説。
表紙は、佐々木マキさん。
佐々木マキさんが、男性なことを
今日まで知らなかった。

ずっと悲しい気配があるなかで
主人公とその親友の「鼠」、
そしていつの間にか一緒に暮らすことに
なった双子の女の子が
登場する1973年の話。

ピンボールは、話の中心にあるだけで
僕らが追うのは、その周りを
衛星のように駆け巡る主人公と
その周りの人たちの機微。

そして、
心地の良い文章。

文章は、
レイモンド・チャンドラーのように
どこを読んでも
楽しい。

例えば……

電話には出ない。電話は死を予感した象のように何度か狂おしく鳴き叫び( 32 回というのが僕の数えた最高だ)、そして死んだ。死んだ、という言葉はまったくの文字どおりのものだった。ベルの最後の一音がアパートの長い廊下を突き抜けて夜の闇に吸い込まれると、突然の静寂があたりを被った。

というように、僕らはあっという間に
リアルな夢の中に引きずり込まれるように
情景の中に意識を潜り込ませられる。

 

声に出して読んでいると
リズムがところどころ悪い
ことに気がつく。

それでも面白い。

近年の作品と
音読で比較してみたい。

 

(2018/09/19)

林檎の樹
ジョン・ゴールズワージー

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    小説・詩・エッセイ
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    1時間
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

1.この本に何を期待したのか?

2.この本から得たものは?

3.この本の要約。

1.この本に何を期待したのか?
感情が動く小説を読むこと。

2.この本から得たものは?
風景描写とまるっと忘れていた恋の機微。

3.この本の要約

1916年に出版された本で、原題は、
“The Apple Tree”。

作者は、イギリス人として二人目のノーベル文学賞受賞者、
ジョン・ゴールズワージー(John Galsworthy)。

主人公は、フランク・アシャースト。
銀婚式に、思い出の地を訪れる。
そこで、かれはかつて、大学を卒業した頃に、
つかの間の切ない恋をした。
徒歩での旅行中、怪我をした脚が悪化し、
旅上に見つけたナラコウム婦人の農家に
世話になり、よくなるまでの間、
泊めさせてもらう。
そこには、ナイーブで美しい、
ミーガンという娘と出会い、
相思相愛になる。
身分が違うことを憂うも、
アシャーストは、駆け落ちすると請け合う。
しかし……。

農家の家の中や、
田舎の風景の細かくて
叙情的な風景描写。
それらに囲まれながら、
若き青年の
初々しくも残酷で
未成熟な恋の機微の推移が
描かれている。

川端康成も耽読し、
『伊豆の踊子』に
影響が伺えるとのこと
(Wikipediaによる)。

世界的には、
“The Forsyte Saga”
で有名。

シェイクスピアの
『ハムレット』で
前王の殺害に使われるが、
「ヘボナの毒汁」であるが、
このヘボナ、
赤い実をつける針葉樹である
イチイ。

このイチイが
『林檎の樹』にも
出てきます。
毒としては使われません!

(2018/09/18)

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    小説・詩・エッセイ
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    1時間
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    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

五月蝿いけれど、
おもしろい……

 

期待したもの:
哲学者、内田樹(うちだ・たつる)※氏が語る村上春樹ってどんなものか知りたい。
※「いつき」じゃなくて「たつる」さんなんだ!って驚いた。

得たもの:
文学全般(および哲学全般)の知識がある人からみると
どのように村上春樹が見えるのか、また村上春樹はどのように
批評されているのか、ざっくりと知ることができた。

感想:
衒示的なところが鼻についてしまうのだけれど
かと言って、それが説に反論する根拠にはならないし
なるほどそうか!と納得するところもあり、
「ただなんとなく娯楽として読んでいた」
村上春樹作品を
あらためて噛み締め味わう余地を得た。

言われてみれば、
村上春樹の作品には
父が不在である。

そして僕自身、
村上春樹の作品に
体温を感じず、
加藤典洋さんが言う

ここには「人間は生きていない」

という批評には、
同意する。

でも
僕にはそれは
欠落というよりは
ひとつの「チケット」
に感じるところがある。

「これは夢ですよ」

という証明のようなチケット。

それを握りしめているから
安心して没頭し、
安心して帰ってこられる。

それが村上春樹の作品に通底して
ある欠落の意味じゃないかしらと。

 

(2018/09/11)

最高の体調
鈴木 祐

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    ライフハック
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    1時間
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    大田忍
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    1回
  • 評価:
    必読書

著者近影とは裏腹に
しっくりくる最高のライフハック(かも)

1.この本から得られること

2.著者について

3.要約

4.ひとこと感想

 

1.この本から得られること

「自分のポテンシャルを最大限に活かして生きる」
ことができたら、どんなに素敵だろう。
それを科学を根拠を元に実践し、目指しているのが
作者の鈴木祐。

どんな科学かというと「進化医学」。
ダーウィニアンメディスン(DARWINIAN MEDICINE)とも。

体調とメンタルをどのように
すれば「最高」にもっていけるのか。
わかりやすく説明しています。

実践可能な多くのアイデアが盛り込まれていますが
その3つでも実践すれば元を取れるのではないかと思います。

 

2.著者について

鈴木祐(すずき・ゆう)
1976年生まれ。
ブログ『パレオな男

その他の著書:
超ストレス解消法

服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ

一日2万〜4万字の原稿を書く。(『最高の体調』より)

3.要約

ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』にも
近いことが書かれていますが、
進化は個体の幸福を考慮しません。
個体の幸福を、私たちの遺伝子と現代の環境間にある
ギャップを調節することで最大化させるための知見の紹介
という内容。

具体的には、
文明病によって、私たちは
炎症と不安に苛まれている。
※エビデンスあり。

炎症とは、
怪我したときに赤く腫れるあれだけれど、
それが慢性的に起こっているらしい。
炎症マーカー(CRP(C反応性タンパク) とIL6)の数で測定。
炎症と鬱病の関連も強く見られる。

それを解消すべき。その方法は腸。

もうひとつの文明病は「不安」。

不安の根源は、
未来と現在が遠く隔たれていること。

よって未来を現在に近づけるのが解決法。

狩猟採集民から多くを学べる。

 

4.ひとこと感想

得心する感が強い。
やってみない手はないので
パレオダイエット、価値評価スケール、
PPAを実践してみて、検証してみる。

(2018/09/06)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

“偉大になるために、
または、偉大になったときのために必要な武器”

名前は知っているけれど、詳しくは知らない……
という哲学者や学者たちの名前。
振り返ってちょっと知るだけで、
健康に生きていける知見50がぎゅっと詰まった
サバイバルキット。

 

この本に何を期待したのか
使える哲学の知識

この本から何を得たのか
文字通り武器になる教養

要約
物知りになるための教養ではなく、
よりよい人生・経営をするために
非常に有効な知見50を横断できる
哲学カタログ

 

著者、山口周さんは組織人事コンサルティング会社の
コーンフェリーのコンサルティング。
哲学、美術が、経営に役立つという大テーマのもと、
多くの著書を世に送り出している。

山口さんの本にしては、
ページ数が多い。
が、これがまたわかりやすく
面白い。

どう面白いのか。
それは知識の獲得の啓蒙ではなく、
「知っておいたほうが便利でしょ?」という考え方を
例示してくれるから。

哲学とは、
「知を愛する」というフィロソフィという
言葉をもとにしているのだけれど、
「考え方を考える」学問とも言えます。

ここに収められた50、すべてが面白いのですが、
全部覚えるのも、紹介するのも大変です。

ここではひとつだけ、ご紹介します。

(さらに…)

(2018/08/29)

東大読書
西岡壱誠

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  • ジャンル:
    読書
  • 読了時間:
    1時間
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  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

“使える「本の読み方」復習には、すごくよかった!”

  • この本に何を期待したのか?

  • この本から得たものは?

  • この本の要約

 

この本に何を期待したのか?

多くの本を読んできたが、記録したり、
他のアウトプットに応用できるように
ちゃんとストックすることを怠ってきていた。
ここらで、今一度、使える読書術をおさらいして
ストックしていきたい。
その方法をこの本から得たい!

この本から得たものは?

読書術について、
わかりやすい復習ができた!

池上彰、佐藤優、メンタリストDaiGoらが
言っていた読書術と通じる部分が多く、
それらが初心者向けになっていて
習得しやすかった。

しかし、この本そのものは、
まとめが悪く、わかりにくい。

この本に書かれている方法を使って
再読すると「要点」が浮かび上がってくる。

そういう「命題の再設定」をすることが
この本への態度として重要。

具体的な内容は下記の要約に!

この本の要約

アウトプットを前提に本を読むべし!
アウトプットとは、

•人にどんな本か?と尋ねられたら、細部ではなく
要約した内容を伝えることができること

•自分なりにここから何を得たのか、振り返って
他者や未来の自分に伝えることができること

そのためにどうすべきか?

本を読む、という行為は、
使える読書において25%程度。

その他の75%は……

1.準備(25%)

どんな本か、表紙や帯、著者について調べて仮説を立てる。
同時に何を得たいのか、何が知りたいのかも明確にしておく。
できれば付箋とかメモを作って、何度も復習できるようにしておく。
じゃないと難しい本になればなるほど、「何のために読んでいるのか」
忘れがちになる。

2.読書(25%)
これが先にあげたとおり「本を読む」に相当する。
しかし、じゅんぐりに読むというよりは、1でたてた仮説の検証、
つまり「こういう内容の本だと思うけど実際にそうなのか?」ということを確かめること、
と疑問の解答探しをしながら読む。

だから早く読める。
(たとえばこの『東大読書』、僕にとっては読まなくても良い部分が1/3くらいある。)

3.仮説の検証と疑問の解答(25%)
読みながらもやっているけれど、その総まとめ。
答えの出ていない疑問や新たな疑問も出てくるやも。
それはそれで調べたり、他の本とリンクする部分を照らし合わせたりする。

4.アウトプット(25%)
内容を要約してストックする。または発表する。
または誰かと議論する。

この本でも紹介されているエビングハウスの忘却曲線、
人はほうっておけば1週間で79%忘れる!

だから繰り返して記憶に定着させる。
記憶のみならず、Evernoteや実際のノートにストックする。
そうしないと応用できない。人はそれでも忘れるから!

というわけで
本を1時間で読みたかったら、15分しか読書に使えない(笑)。
2時間くらいに設定するほうが、最初は楽かもしれない。
しかしDaiGoも佐藤優さんも20分くらいで1冊読んでいる。
だからまあまあ可能なじゃないかしら。

ちなみにこの本の加納徳博さんのイラスト、好きです。

 

(2018/08/28)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    4時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    杉江裕視
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

Amazonの何がすごいのかを知るために手に取った。

Amazonのすごいところは、本業をする上で生まれた技術やサービスで横展開できるものを圧倒的なスピードで実現して成長するところ。
その代表はAWS。自社用に開発していたクラウドシステムが今やAmazonで一番利益を叩き出している。

新しいコンビニ業態「Amazon GO」も同じで、Amazon GOそのもので得られる利益よりもそのシステムを他業種にプラットフォームとして展開するところまで行くと、もう他社は追随できなくなるだろう。

Amazon凄すぎる。

(2018/08/28)

ハムレット
ウィリアム・シェイクスピア

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

ウィリアム・シェイクスピアの三大悲劇の一つ、『ハムレット』。
略さないタイトルは、『デンマークの王子、ハムレットの悲劇』
“The Tragedy of Hamlet, Prince of Denmark”

1.この本に何を期待したのか?

2.この本から得たものは?

3.この本の要約

1.この本に何を期待したのか?
誰もが知る古典なのに、その内容をちゃんと知らないことが嫌だ、
というのが手にとった動機。
期待したのは、ハムレットの引用をされても理解できるような基礎知識の獲得。

2.この本から得たものは?
基礎知識と個人的に感銘を受けた部分の抽出の二つ。

•基礎知識として、
あらすじ、
登場人物の名前、
世の中でハムレットはどう扱われているのか(これはネットで調べた)。

•感銘を受けた部分は、
この戯曲のなかで一番好きな部分でもあり、
それは宰相ポローニアスが息子に訓示を垂れるところ。
引用には長いがP.33にあります。
「思っても、口にするな」から始まり、
着るものには、金をかけろ、しかし華美になるな、という
服装についての話に終わる。

「たいてい着るもので、人柄がわかるものだからな」と。

僕にとっては、殺されてしまう脇役のポローニアスのこの部分が一番、
ぐっときます。

そしてこれは、デール・カーネギーやゲーム理論にも見る
知見に通じるところに驚きます!

3.この本の要約
詳しくはウィキペディアもあるので、
僕なりのすごく簡単な要約を以下に。

1600年にシェイクスピアによって書かれた戯曲。
ハムレットはデンマークの王子。
父である前王は、現王のクローディアスに毒殺されたことを
亡霊となった父から知らされ、復讐を狙う。
が確証が欲しくて、すったもんだする。
その結果、自分や自分の恋人、母なども含めて
多くの人が死んで幕引きとなる。

ちゃっちゃと復讐していれば、
恋人は気が狂わず、学友たちも
死なずに済んだのに……
というのが、ハムレットに対しての後世での批評。

ところで!
殺人に使われたヘボナの毒汁の、ヘボナはイチイという木で、実際に毒がある。
しかし赤い実にだけは毒がなく、甘い。
そしてこれ、僕、小さい頃によく食べていました!たぶん。
種には毒がありましたんで、食べていたら、けっこうたいへんだんじゃないかしら。

ぼっけいきょうてい!

(2018/08/27)

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  • ジャンル:
    デザイン
  • 読了時間:
    3時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    杉江裕視
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

77個って多いなぁと思いつつもふむふむと思うこと多かった。
擬人化、擬物化、ストーリー化など。

「キャッチコピー」というと身構えるが、仕事の企画書づくりはもちろん、日々のブログやSNSで発信をすることが増えた現代人にとっては言葉の力や効用を学ぶことは欠かせなくなっていると感じる。

また、こうしたテクニックを学ぶことで消費者側に立った時に怪しいキャッチコピーに振り回されない冷静さを持つこともできる。

(2018/08/21)