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知っているつもり 無知の科学
スティーブン スローマン (著), フィリップ ファーンバック (著), 橘 玲 (その他), 土方 奈美 (翻訳)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

どうして頭の良い人達が集まって
すごく程度の低い決定をしてしまうのか

 

これは

グループシンク(集団浅慮)

という現象なのだそうです。

 

わたしたちは、

良くも悪くも集団で思考し
行動しています。
無自覚に。

この

「良くも悪くも」のそれぞれと

「無自覚に」という部分を

解説してくれるのが

この本です。

 

ファクトフルネス、サピエンス全史、
に続き、

(池上彰さんの「わかりやすさの罠」は、
ちょっとここからずれた内容でした)

思い込みと、事実の乖離の具合に
フォーカスした書籍です。

キング牧師、すごい!

と思うのは悪いことではありませんが
彼の他にいた公民権運動に尽力した人たちの
姿に気づかないのは危険だという説いています。

言うなれば、

「解けいている靴紐を注意してくれる」

ような本です。

邦題では見逃しがちですが
原題が示唆的です。

The Knowledge Illusion:

Why We Never Think Alone

 

 

良書!

(大田 2019年43冊目)

 

(2019/03/19)