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スカートの下の劇場
上野 千鶴子

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

パンティとは?
を社会学の視座から解き明かす試み

昨今、「パンティ」という言葉を
目にも口にも耳にもしなくなった
気がする。

この本も1992年の出版で
今から26年、つまり四半世紀以上まえの
話だけれど、それでもおもしろい。

著者の上野千鶴子が
舌鋒鋭い社会学者なのだけれど
そこはかとなく色気がある方で
あけっぴろげに語る言葉が
他の著書でもおもしろく
興味を思った。

特に心理学、社会学、脳科学など
いろいろな学問の視座から見た
「不倫」について書かれた
亀山早苗さんの本、
「人はなぜ不倫をするのか」
では、上野千鶴子さん

「むしろ、なぜ不倫をしないのか、
ということのほうが不思議」

とおっしゃっている。

さて、この本に話を戻しますが
女性の下着がいまのような形に
なった起源にさかのぼります。

以外にも
ストリッパーが身につけていた
「バタフライ」に行き着きます。

女性の下着のみならず、
男性の下着が意味するところまで
話が及びますので
男女ともに
相手だけでなく
自分の下着についても
そしてそれが記号するものについて
考えるよい機会を与えてくれます。

わくわくしながら読めるのでおすすめです。

 

(2018/12/18)