統計データのリテラシーが、上がる。
自分でデータを精査したくなる。
意外なファクト(だと思えそうなもの)を見つけられる。
等の理由で、この本は楽しい。
元シンクタンクに勤め、調査活動に長年費やしてきた著者、本川裕氏の視点と推測は、慧眼のように見えます。
彼の結論や推測を疑うには、自分自身で統計データを精査する必要があるので、その関門へじりじりと近づけたら楽しいそうです。
内容はおもしろいテーマばかり。
•タイトルどおりの内容である、男子の草食化はなぜ進み始めたのか?
•日本の女子が世界一楽しそうな理由
•日本の所得格差は「広がってはいない」
•日本だけ男が太り、女が痩せている!?
•日本人は貯蓄していない!?
と、思い込みとデータの格差から生まれる驚きを楽しめるものばかりです。
すごっくおすすめしたい。
大田 2019年116冊目