BRANDING TAILOR

CREATIVE LIBRARY

条件を選択して探す

ジャンル
読んだ人
評価
現在の登録件数:682 件
ヨルムンガンド
高橋慶太郎 (著)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    漫画
  • 読了時間:
    30分
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

Netflixでアニメを全部みて詳細をしりたくなり漫画を購入。

戦闘では「なぜか味方は死なず、敵は死ぬ」がデフォルトながら、ストーリーもプロットも非常におもしろい。しらけない。

漫画は少し読みにくい。アニメのほうが作画が丁寧。

先を読んで勝つ姿に影響を受けてチェスを始めました。

 

大田 2020年237冊目(通算595冊)

(2020/10/20)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    10分
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

とても嫌い。

大田 2020年594冊目(通算236冊)

(2020/09/22)

「自分」の壁
養老 孟司

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

養老さんは、もうなんとなく好きで、ちょっと疲れたり、迷っているようなこころもちになったら、会いに行くおじいちゃん先生みたいなつもりで彼の著書を手にします。

この本を読んで、ちょっと感じ入るものがあったのは、まず養老さんが、冒頭から

自分がなんだか世間と折り合いが悪い

と述べているところでした。あの独立独歩、世間のことなど気にしないおちついた気配の養老孟司が、自分は世間と折り合いが悪いと考えていたなんて、となんだかホッとしたんです。それに感じ入ったわけではありませんが、養老さんが恋愛について触れているところも驚きました。

この本でいう「自分の壁」というものは、自分の世間とのズレのことでした。しかし逆説的にそのズレよりも、社会(他人)と共通の部分を探そうという話でした。それ以外にも、ズレからくるもの、共通していると思えるもの、から見えてくる自分の実態、世間の実態をひとつひとつ、手がかりをみせるように詳らかにしてくれています。

そんなわけで、なんとなく疲れたり、迷ったときなどに、おじいちゃんの話を聞くように養老さんのこの本を手に取ることをオススメします。

 

ショーペンハウエルが、『読書について』で、読書とは他人に考えてもらうこと、と述べていますので、読んだあとにはまた自分で考えることにしました。

 

大田 2020年593冊目(通算235冊)

(2020/09/18)

新訂 新訓・万葉集
佐佐木 信綱 (編集)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

「令和」に関係なく古本屋にあったので買って読んだ次第。

買ってから知ったのですが万葉集は、元来漢字だけで書かれたものなんですね。それをかな混じりにして読みやすくしたのが本書。

しかし昭和20年に出版されたものだけあって、それでもぜんぜん読みにくい。文字が活版なのか揺らいでいます。それがまたちょっといい具合です。

万葉集は130年くらいかけて集められた和歌集で、詠んだ人たちは天皇から無名の農民や防人まで。作者不明が4500首中2100もあります。そういう意味では昔の日本(7世紀後半から8世紀後半まで)は、わけへだてなく良いものを良いと評価していたのでしょうかね。

方言の研究にも使われているとか。なにせ日本に現存する最古の和歌集。

ぜんぶで20巻あります。旅の風情などを読む雑歌(ぞうか)、恋愛系の相聞歌(そうもんか)、死に関する挽歌(ばんか)の3つにカテゴリがわかれています。

よくわからないままでも読むと世界がかなり広がって気持ちがいい。そよ風や潮の香り、すすきの音、月のおとなど感じられる気がします。最高。

 

大田 2020年592冊目(通算234冊)

(2020/09/17)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    デザイン
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

読んでみて思ったのは、これは関係者向けの本で、桑沢デザイン研究所の学生か関係者だけが読めば良いであろう本だろうということでした。

桑澤洋子さんという方は、第二次世界大戦前後から活躍していた日本の服飾デザイナーですが、ひろくデザインを研究するために 桑沢デザイン研究所を設立された方です。彼女の功績は、日本のデザインを大きく飛躍させましたし、深く掘り下げもしたのではないでしょうか。勝井三雄氏などの著名なデザイナーを教員に迎えて、多くのデザイナーが育つ環境を作りました。

ただ本書は、 桑澤洋子さん自身を掘り下げたもので、彼女の理念やそこから得られるかもしれない智慧などが得られるという感はほとんど感じませんでした。ゆえにオススメしません。

また本文の文字組みはとても読みやすいのですが、キャプションや柱などの文字は小さすぎて、読ませる気がなく、そのあたりにわたしがグラフィックデザイナーたちのおこがましさのようなものをよく感じる仔細で、嫌です。50代以上になるとさらにつらく感じるであろう文字の大きさです。美しく見えるようでいて、読み手を考えないデザインがわたしは嫌いです。

 

大田 2020年233冊目(通算591冊)

(2020/09/15)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ひふみ投資の藤野英人氏の著書。投資についてぼんやり周辺の勉強をしたくて。

昨年9月に藤野氏の『投資家が「お金」よりも大切にしていること』を読みました。

 

今回の本書もおもしろくて、スリッパに履き替える企業の株価はあがらないとか、サラリーマン社長の会社は成長が期待できないなど、一個人の経験則(とはいえ6000人ちかく企業の経営者たちを見てきている)ですが、「そうかも」と思える、説得力の高い法則がいつくも紹介されています。

これは、投資家むけというよりもビジネスに関わる人すべてになんとなくだけで役に立つ知見なんじゃないでしょうか。

「会議室の時計が5分以上ずれている会社に投資をしてはいけない」や「晴れているのに傘立てに傘がいっぱいある会社は成長しない」など、なるほどなるほどと思いました。我が企業こととしても、気をつけたい。

 

大田 2020年232冊目(通算590冊)

(2020/09/15)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

読んでから知りましたが、著者のひとりハーバード大学のTeresa AmabileさんはTEDでこのプログレス法則について話をしていました。2011年。

 

これはゲーミフィケーションで利用している人間の性質とほとんど同じ部分を扱っています。またポジティブな情報が人々のやる気を引き出すことについて触れているターリ・シャロット博士の言説にも近いです。

 

この本の説は、シンプルで

人は前進していると感じると、それがたとえ嘘でもやる気が湧く

というもの。たとえば数字が無意味に上昇しても人は生産性を向上させます。

そして前進していると感じさせるのに有効なのが小さな勝利。たとえば一番やらなきゃいけないことに1日最低20分使うなど。そしてその前進を記録するのもよい。

アカウンタビリティチャートとか使えそうです。

達成感がカンタンに得られるアカウンタビリティチャート

 

わたしは日々自分の成長に必要な行為に点数をつけて記録しています。Excelに。現在レベルは152です。だれもしらないレベルですが(笑)。やりたくないことは3分くらいから始めるとスタートできて良いです。まさに小さな勝利。ちなみにこの読書レビューは1つにつき現在5ポイント獲得できます。

 

大田 2020年231冊目(通算589冊)

 

(2020/09/14)

禅と日本文化
鈴木 大拙 (著), 北川 桃雄 (翻訳)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

西田幾多郎氏とは同級生の鈴木大拙氏の著書というか訳書。原本は、「Zen Buddhism and its Influence on Japanese Culture」というもので英語で書かれたもの。

がゆえに、元来、諸外国に向けて、日本文化とそこに関わる禅というものを紹介するのが目的の著書です。

鈴木大拙氏は、1870年生まれ、1966年に死去。享年95歳。長生き。西田幾多郎氏とともに石川県の出身。聖路加病院で亡くなっています。

1911年に結婚。相手は、アメリカ人のBeatrice Lane氏。

西田幾多郎氏が亡くなったときに、鈴木大拙氏は、遺骸を前に号泣したそうです。

禅とはなにか?ということを知るには良い書なのは確かなんですが、すんなりとはわからないです。

ただ、ロジックから離れて、美は醜であり、醜は美である、というシェイクスピアの引用をしつつ、汝は我であり、我は汝である、という言葉から少しずつ体感していけそうなのは、西田幾多郎も描くのが好きだった円相図のような世界観。

ユングやハイデッカーとも交流のあったグローバルな仏教学者。

 

 

大田 2020年230冊目(通算588冊)

(2020/09/12)

ネット炎上の研究
田中辰雄 (著), 山口真一 (著)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ネット上での炎上は、解決し難い問題ですが、その本質について学究的に迫った知見は少ないかもしれません。

本書では、定量的にこの問題の実像を明らかにしようとしたアプローチと結果が紹介されています。

結果は意外なもので、ネット上での炎上に関わっているのは、(そしてそのままネトウヨ(ネット上の右翼)にもほとんど当てはまる)ユーザーのうちのごく少数、1%ちょっとくらいの割合だということ。

くわえて、炎上に参加している人物像が、若い男性で高所得者(ネトウヨの調査では年収800万円以上)で既婚者で子どもがいる、というものでした。

わたしたちが思い込みで描いていた人物像と大きく異なっているのではないでしょうか。

その他、ネット炎上についての研究とその研究方法について解説もしています。

出版は2016年。

 

大田 2020年229冊目(通算587冊)

(2020/09/12)

善の研究
西田 幾多郎 (著)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

1870年生まれの日本の哲学者、西田幾多郎の哲学の思想書。もともとは『純粋経験と実在』というタイトルだったのですが、出版社が反対し『善の研究』になりました。

出版は1911年。第一次世界大戦前。

おもしろいことに読んでみても「わかった!!こういうことだ!」という理解には至らず、なんとなくなんとなく考え方が変容する刺激でした。

わたしの好きな言葉にラテン語でCredo quia absurdumというものがあるのですが、「不条理故にわれ信ずる」という意味で、キリスト教関連のものなんですが、それを思い出しました。

本書のテーマは純粋経験というものですが、普遍的なもの対して個にフォーカスを向けたものです。他の西洋哲学の知識を前提とした話もありますが、ぼんやり読んでいると西田幾多郎氏が円を描くことを(円相図)好んでいたこともなんとなく納得していくものがあり、それが何かというとロジックを超えるものが、まわりまわって自分という意識にあるという考えで、じゃあそれなんだろう?という探求であもります。

わたしのロジック以上に非ロジックが大事であるという考えにだんだん傾倒していく追い風や土台になっている気がします。

 

西田幾多郎氏が禅に打ち込むようになったのは高校の同級生の鈴木大拙氏の影響。

 

ところで西田幾多郎氏も鎌倉で亡くなっています。研究者や哲学者、文筆家のおおくが鎌倉で暮らしていたようです。辛いときにはよく海にでかけて心を静めていたとか。

 

大田 2020年228冊目(通算586冊)

(2020/09/11)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

弊社でデザインを担当している数学問題集にも執筆されている著者、小島寛之氏の渾身の文庫本。

小島さんの文体も姿勢も誠実で、コツコツと進化していく様子も伺えて、好きです。

無限をテーマにしたいくつものは話を通して、数学における無限の面白さを紹介してくています。

著者の小島さんは、ケインズ経済学に詳しい。ケインジアンに憧れ、10数年を経てケインジアンになり、この著書の元になった書籍を大きくグレードアップしています。

わかりやすくはなっているもの、数学にうといとついてくのがなかなかしんどい内容です。

それでもおもしろい。

よりわかりやすく、身近なテーマから数学に近づいていくには、桜井進氏の『雪月花の数学』をオススメします。こちらは日本の美のなか(たとえば俳句や浮世絵)にみる数学(和算)について詳らかにしてくれています。

 

 

一方で、ロマンある数学の世界を覗くには、フェルマーの最終定理についての物語もオススメ。

 

大田 2020年227冊目(通算585冊)

 

(2020/09/11)

ルイス・バラガン 空間の読解
大河内 学 (著), 廣澤 秀眞 (著), 明治大学大河内研究室 (著)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    デザイン
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

モダニズム建築を代表するメキシコの建築家、ルイス・バラガンの建造物を写真、それぞれのスケール、平面図、解釈などを紹介してくれる、かなりありがたい本。

バラガンが何を考え、その思想をどうデザインとして結実させたのか、ということを疑似体験できます。

建築に関わらない方々にも、広く深く興味深い知見を提供してくれると私は思います。

暗いこと、明るいこと、歩くこと、回遊することで得られるパースペクティブな展開。

バラガンのデザインにはワクワクします。

大田 2020年226冊目(通算584冊)

 

関連記事

【良いモノ・アーカイブ】№90 Luis Barragán(ルイス・バラガン)_建築家

 

(2020/09/10)

人間の性はなぜ奇妙に進化したのか
ジャレド ダイアモンド (著), 長谷川 寿一 (翻訳)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

2013年出版。著者のジャレド・ダイアモンド(Jared Diamond)氏は1938年生まれのアメリカ合衆国の進化生物学者、生理学者、生物地理学者でノンフィクション作家でもあります。現在はカルフォルニア大学ロサンゼルス校にて社会科学部地理学科の教授。

テーマも内容も興味深いのですが、文体は(翻訳のせいかどうかは不明)俗っぽい。俗っぽいのは、構わないだけれど、果たして学術よりなのか、冷やかし気味の考えの披露なのか、ちょっと判断がつかなくなる気配があって心地よくない。しかし知ったつもりでいたこととは異なることが多く書かれていたので、自分なりに真偽を確かめてみたい。そのあたりはありがたいし、ワクワクする。しかし、回りくどいところもあって「結論」を探すことになるのはつらかった。

原題は、Why is Sex Fun?(セックスはなぜ楽しいのか)。

今のところ勧めないですが、検証後、変更するかも。

男性がなぜ授乳しないのか、男女の利害関係、セックスアピールの真実など、かなり興味深い切り口から掘り下げてはいてくれています。

 

大田 2020年225冊目(通算583冊)

(2020/09/10)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

1992年出版で村上春樹氏が43歳くらいのときの著書。文庫版での出版日なので40歳くらいって考えておくのがいい具合でしょうか。

イラストは、安西水丸さん。安西さんは12014年に亡くなっていて、享年71歳。現在の村上春樹さんが同じ71歳。

このころの村上春樹さんの文章は、脂が乗っているというか、じつに気持ちがいい。

読みながら、イラストを観ながら思ったんですが、村上春樹さんの好意的な印象の形成に、安西水丸さんのイラストはものすごく貢献しているんじゃないかと。

今読んでも、村上春樹ファンじゃなくても、楽しめるんじゃないかなーってエッセイ集でした。

 

大田 2020年224冊目(通算582冊)

(2020/09/09)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

わたしのなかでは安心の哲学の人、養老孟司氏。

老猫まるについて思うところを交えながら、80歳の養老さんがいろいろぼやくエッセイ集。このぼやきがいちいちハッとさせられる内容です。

そんなわけで養老さんの住む鎌倉に引っ越そうと思います。

大田 2020年223冊目(通算581冊)

(2020/09/08)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ターリ/シャロット博士の楽天主義バイアスの本。

基本こちらの動画をすごく詳しくした内容です。

 

楽天主義バイアスのススメと危険と最適な利用法。

楽天主義バイアスという知識を持ちながら楽天主義バイアスに陥ると「備えるぞ!」という内容です。

人生が変わる知見です。

 

大田 2020年222冊目(通算580冊)

(2020/09/08)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

遅筆、乱筆で有名な小説家、エッセイスト、テレビドラマ脚本家。1929年生まれ1981年に取材中の台湾で飛行機墜落事故で死去。享年51歳。

料理好きで、妹の和子さんと赤坂で小料理屋「ままや」を回転するほど。死後も和子さんが営業し続けるも1998年に閉店。

おしゃれ。

虫嫌い、猫好き。

 

本書は、向田邦子さんの死後に出版されたエッセイ集。

他愛もない情景描写などが、どれもとても生き生きとしており、読むだけでなぜか心躍る。しかし、飛行機嫌いで飛行機にのるときに部屋を片付けすぎると「虫の知らせがあったのかも」と言われそうで汚いままにしてでかけていったという「ヒコーキ」というエッセイも含まれています。その3ヶ月後に飛行機事故に遭ったことを思うと本を持つ手は少し重くなります。

わたしは台風10号が九州に上陸する前夜に台風の来る日の一家の様子を描いた「傷だらけの茄子」を読んだので、共感がひとしおでした。

 

大田 2020年221冊目(通算579冊)

(2020/09/07)

わすれなぐさ
吉屋信子

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

向田邦子さんのエッセイのなかで短歌が紹介されていたので、吉屋信子(よしやのぶこ)さんの本をひとつと思って読んでみました。吉屋信子さんとは1896年生まれ、1973年に77歳で死去された日本の小説家です。

『わすれなぐさ』は、昭和7年(西暦1932年)、吉屋信子さんが36歳のころに、少女雑誌(なるものがあったのか!)『少女の友』に連載されていた小説です。内容は軟派でお嬢様の陽子、優等生の一枝、個人主義の牧子の関係を描くまさに少女小説。ですが、同時に当時の男尊女卑の風潮への反駁も巧みに織り込まれています。

吉屋信子さんの話にもどりますが、吉屋信子さんの父は、新潟県警署長で、信子さんにゆえに新潟生まれ.その父は、頑固な男尊女卑の思想の人で、信子さんのこの思想への反駁はこのころから育まれた様子。父の転任にともなって栃木の高等学校にて、新渡戸稲造の演説を聞き、感銘を受けます。その演説で新渡戸稲造氏は、こう述べて、そこに心打たれたとのこと。

「良妻賢母となるよりも、まず一人の良い人間とならなければ困る。教育とはまず良い人間になるために学ぶことです」

1919年、吉屋信子さんが23歳のとき、『屋根裏部屋の二處女』で同性愛体験を語っていますが、1919年といえば、第一次世界大戦が終わったばかりの頃。ずいぶんと先進的な吐露だったのではないでしょうか。

1923年に人生のパートナーにもなる門馬千代と出会い、ほぼ生涯をともにして生きました。1928年(信子さんが32歳のとき)からヨーロッパへ、門馬千代さんも同行。パリで1年ほど過ごしています。本書は、帰国後に書かれたもの。

日中戦争では、チャイナに派遣されて、従軍ルポルタージュを発表し、のちにそれを戦争協力だとして非難されます。

晩年は、神奈川県鎌倉市長谷に邸宅を建てて過ごしていました。その邸宅は、信子さんの死後、千代さんによって鎌倉市に寄付されて、現在は吉屋信子記念館となっています。

 

吉屋信子記念館

そのパンフレットのPDF

大田 2020年220冊目(通算578冊)

(2020/09/07)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

Jonathan Haidt氏は、アメリカの社会心理学者で、この本は人の倫理観がどこから生まれて、どういう結果になるのかを解説したものです。
TEDでもリベラルとコンサバがどのように生まれるのかそのルーツについて語っています。

人はどうして右派と左派、保守とリベラルに分かれるのかという話とそれから倫理というのものがどういうふうに形成されるのかということを解説しているのですが、まず倫理というものが理性よりずっと感情によって形成されているということを詳らかにしています。

リベラルは、基本、コンサバティブに負ける。

 

ところでこの本のなかで確証バイアスについても出てくるのですが、それについてはわたしnoteで解説しているので興味があるかたはぜひ一読されたいです。

頭がいい人ほど陥りやすい「確証バイアス」

 

大田 2020年219冊目(通算577冊)

(2020/09/05)

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ウィンストン・チャーチルを連想する日本の政治家だと思いきや、読んでみると(少し知ってみると)チャーチルとはまた印象がずいぶんと違いました。

妾の話も赤裸々にでてくるし、金をばらまいた話も多くでてくるも、著者、早野透氏によるバイアスもあるのでしょうが、人としてどうしても好印象になってくる、知れば知るほど「人としての魅力」が浮き彫りになってくる、そういう印象を受けました。

また同時に日本の政治は、未だ世襲を含めた派閥の系譜が脈々と生き続けているということにも気づけました。それは気持ち悪く思います。海外と比べてどうなのかということにも興味がわきました。とまれ、チャーチルについて知っても、興味は湧くものの好感はわかなかったのですが、田中角栄は、「おやじ」と呼びたくなるような好感が湧いてきました。良いことかどうかは定かではありませんが。

神楽坂に目白を散策したくなりました。

大田 2020年218冊目(通算576冊)

(2020/09/05)