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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

人の行動から感情を読み取るための知識集

原題は

What every BODY is saying

 

経験からだけでなく
脳科学的な根拠もあるものも
多く、

これを読むと
人に会うのが楽しみに、
または怖くなりそうです。

人の感情が最も現れる場所(部位)は
どこだと思われますか?

顔?

手?

実は

脚・足

でした。

それ以外にも多くの面白いヒントが
いっぱいです。

ゆっくり読むと4時間くらいかかりそうです。

実践(?)に使いながら
何度も読むと良いと思うので

初回は、さらっと読んで

何が書いてあったかなんとなく覚えればOK

という読み方をして、
思い出したら、再び読み返してみる

を繰り返すのが好手かと思います。

 

私自身、そうしてみようと考えています。

 

そういう意味では、
いつでも読み返せて
しかも安いkindleが良いかと思います。

kindleの最新のPaperwhiteは
防水機能付きで羨ましいです。

図解も多いのが、わかりやすくて実用的です。

冒頭に、「しぐさ」から人の感情を見抜くためにすべき研鑽「十戒」が紹介されていますが
それらを簡単にまとめるとこうなります。

1 身の回りを的確に観察すること

2 前後関係に沿った観察が、ノンバーバル行動を理解する鍵

3 普遍的なノンバーバル行動を見分けて解読する

4 特異なノンバーバル行動を見分けて解読する

5 人と接するときには、相手の基準となる行動を把握する

6 複数の手がかり(連続して起こる行動)に注意する

7 相手の行動の変化を探すことが大切

8 紛らわしいノンバーバル・シグナルを見抜くことも重要

9 快適と不快を見分ける方法を知れば、最も重要な行動に焦点を当てられる

10 相手の観察は、さりげなくする

 

(大田 2019年 57冊目)

 

 

(2019/05/04)

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

『影響力の武器』の圧縮版。

わたしは、心理学専攻で、
大学でロバート・B・チャルディーニの『影響力の武器』も
しっかり読んでいたのに、「まんまとしてやられた」という経験がときどきあります。

『影響力の武器』は、
返報性という、人にある、無自覚に抗いがたい力、
を使ったテクニックを紹介したものですが、

それを知っているのに、使わず、
使われる、という恥ずかしい状態に
いたのですが、

この状態に対して本書は、
たぶん、もってこいの復習的テキストになりました。

タイトル通り、黒かったりグレーだったりしますが
使う使わないはあなたの良心でコントロールできますが、

「使われないようにする」には、

無くてはならない知識になるでしょう。

影響力の武器で紹介されている

ローボール・テクニック、
フット・イン・ザ・ドア・テクニック、
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

のうち、フット・イン・ザ・ドア・テクニックを除く2つが紹介されています。

その他、有事の際に
知っておくと命を救うかもしれない

正常性バイアス

も紹介されていました。

正常性バイアスとは、
異常な状態なのに、
(脳がパニックになることを避けて)
普通なことのように感じてしまう
思い込みのことです。

浸水してうちの中が水浸しになっても

「すぐ引くから大丈夫」

と思って非難しない人たちが
陥るのはこの正常性バイアスです。

これを知っていれば、
地震や火災、異常気象などのときに

「大したことない」と

思い込もうとおもっている自分に気づきやすくなるでしょう。

 

また社会的証明も紹介されていました。

みんながしていることが正しいと思う力で、

有事の際の話で言えば、

みんなが避難しないなら大丈夫に違いない

という思い込みがそれに当たります。

と、悪用できる心理術

というよりは、知っておいて損はない、

思い込みから抜け出す知識

とも言える知見を知れる良書だと思います。

 

(2019年 大田 56冊目)

 

(2019/05/03)

日本進化論
落合 陽一

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  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    1時間
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

デービッド・アトキンソンのように
日本のシビアな現状と未来を見据えながら
できることをテクノロジー発で模索しています。

イベント企画を取りまとめたものなので、

ざっくりした内容ですが、それでも
日本の現状と、それに対して
これからのテクノロジーをつかって何ができるのか、
何を考えなくてはいけないのか、

を俯瞰できる本でした。

政治+テクノロジーを合わせた造語、「ポリテック」
キーワードに政治、教育、高齢化社会、地方都市論、財源、スポーツなどのフェーズで
それぞれできることを模索しています。

『新・生産性立国論』など、デービッド・アトキンソン氏の著書群と
同じ狙い、「これからの日本をどうすべきか」という課題への取り組み、
ながら、テクノロジーベースでの模索なので、合わせて読んでも
面白いかったです。

ベーシックインカム、
AIなどを駆使した限界費用ゼロ化など、

興味深く、机上論に終わらないであろう
可能性のいくつもにポジティブになれます。

 

(2019/05/02)

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

平易に見えて読みづらく、ファクトに基づいているようで結論が誘導的に感じるも納得の結論

わたしの好きな進化医学(進化心理学)をベースにしているのですが、
ファクトA、ファクトB、ゆえに結論C
という流れの結論Cに、誘導的なバイアスを感じます。
それもうまく言語化げきないままの。
それでも最後まで(本当に最後の章)読むと
コミットできる結論に合流できました。
いろいろと難癖をつけていますが、
わたしのなかでは、この本もまた人生を
大きく変えてくれた偉大な本でした。
内容は、意を決して(自分に不都合なものであろうと)
ファクトを見据え、そのうえでどうやって生きていくことが
好手か結論を出して実行に移していく、勇気ある著者の
思考をなぞっていくもので、
具体的には、
楽観主義的なドグマである自己啓発思想から
漏れる人間の本質をすく上げてみようとしたものの
世界はますますシビアな状況に(二割の富裕層と八割の貧困層に二分化していく)なっていく
んですけど、どうしよう?
結論は、『世界のエリートは、なぜ美意識を大切にするのか』の山口周氏やメンタリストのDaiGoと同じもので
自分で考え挑戦すること
というものでした。
それもちゃんとある程度の道筋も整えた上で。
その道筋とは、
バザールに向かえ + (フラクタル構造を持つ)ロングテールに頭を探せ
というものでした。
才能の取り扱い方、
好きなものと仕事の関係、
人は、幸せになりたいのに幸せになるようには作られていない、
などなど、冷徹なファクトを
見据えると見えてくる活路を
この本は提示してくれています。
結論から話を聞きたい方は
最終章から読んでから
冒頭に戻って読むと
理解が速いかもしれません。
(大田 2019年 54冊目)
★★★★☆
※★ひとつマイナスの理由:ちょっと読みづらいし、なんとなくイライラする。
(2019/04/30)

トークいらずの営業術
メンタリストDaiGo

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    30分
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

営業に限らず、上手に生きていくための知見集。
観察、判断、行動、説得、忍耐の5つの力の培い方指南。

DaiGo氏のイデオロギーは明確で
別の著書(※)で彼が引用している、
スペインの哲学者バルタザール・グラシアンの言葉が
ほぼそれを言い表しています。

『知識はすべてを可能にする。知識がなければこの世は闇だ。ただし、勇気を伴わない知識は無力だ。勇気さえあれば、知識は不朽のものとなるだろう。』

人生における様々な困難や課題に
飽くなき探究心で、有効なエビデンスを見つけて
多くのトライアル アンド エラーを経て
検証しながら身につけて、それらを乗り越えていく

わたしは、こういうDiaGo氏の姿勢に強く共感し
フォローしようとしています。

このけっこう胡散臭い実用書的な著書でも
心動かされる彼自身の言葉がありました。

「わたしは、すべての人に必要なのは、『挑戦』だと思っています。自分が何かやりたいこと、なりたいおのがあるなら、それはやってみるべきです。」

 

この本で、紹介している知見は
どれもさほど難しいものではありません。

すぐに実践できるものばかりです。

営業というものを
しらずに生きてきたわたしにとって

とりあえずやってみる

には最適なアドバイスばかりでした。

各章の最後にはまとめが用意してあるので

まずそれを読んでみるのも良いでしょう。

 

さて、本の内容ですが、ざっくりまとめるとこのような感じになります。

 

営業(というかビジネス)とは、口先のだけのトーク術でなんとかなるものではなく
もう少し本質的で持続可能な姿勢や考えが要なものである。

それを覚えやすく5つに分けることができます。

観察力:自分が提供したいものを潜在的に欲している人を見つける

判断力:すぐに判断して行動の量を稼ぐ。そのために認知資源をたいせつする(ルーチンを作る)。最低ラインを予め作っておく。また目的達成のための具体的な行動の決めごと「実行意図」を用意していく。

行動力:量が大事。行動に移るスピードを高めるための工夫をする。(アフォーダンス、パワーポージング、15分ごとに動く、ブルーライト、コーヒー、運動、ぼんやりする時間、アイビー・リー to doリスト)

説得力:返報性、否定をしない話し方、見た目

忍耐力:ケリー・マクゴニガルのストレスの話を理解する(ストレスを「自分を成長させるもの」と思うと「良いストレス」に変換できる)

 

簡単なのに忘れそうなので

再読して、to doリストにして
ひとつずる身に着けていこうと思っています。

わたしは、Kindleで購入しましたが、
文庫が一番安いです。

(大田 2019年 53冊目)

 

 

 

 

(2019/04/30)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

ロジカルシンキングとともに身につけたい思考ツール。

結論がでない、いつまでも平行性をたどる議論というものがありますが、
その構造を理解して、解脱(まさに)する方法が、抽象と具体というツールの機能にあります。

前田裕二さんの『メモの魔力』で紹介されていて手にしたのですが、
目から鱗な知見が得られました。

わかりやすさが、尊ばれる昨今、
具体にとらわれないで考えられる
抽象という概念を、はっきりと意識することで

何がボトルネックになっているのか

が良く見えるようになります。

メタ認知の強化、

とも言えるかも。

かわいい漫画付きで
わかりが良く、
それでいて、
著者は、
コンサルティング会社クニエのマネージングディレクター
という肩書からも

単なる哲学的知見ではなく
ビジネスパーソンにとって

使える武器

として大いに機能するであろうと思います。

 

具体と抽象

何度も読んで、
説明できるようにしたいです。

 

大田 2019年52冊目

(2019/04/26)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

橘玲の『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』と対にして
何度も読んで「生き延びたい」

 

タイトルが、
日本の現代社会への痛烈な批判を想起させますが、
そして実際、それを経由しますが、

この本のテーマは、
山口周氏の他の著書と同じで

生き延びるための知の獲得

だあるように見受けます。

 

そういう意味で
橘玲の『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』と
同じテーマです。

同じテーマだから
読み比べて、浮きだつ
両氏の文体というか気配の
いうなれば、体臭の違い
がおもしろい。

 

山口周氏は、ノーブルで
橘玲氏は、プラクティカル。

ただし、生き延びるのには
両書を読んでいたほうが良いように思います。

そこから何を抽出して
自分なりにマージさせるのか
というのが、面白みがあるところだし、
バランスにもなるでしょう。

これから、それを実践してみます。

加えて、
DaiGOの『好きをお金に変える心理学』も
再読してマージしてみようと思います。

 

にしても、
やはり、ミハイ・チクセントミハイの
フロー体験の話がまたぞろ出てきたので
そろそろそれも読まないといけなそうです。

 

この本では
人生を3つのステージではなく
4つのステージに分けています。

これがとても重要になってきます。

そこを吸い上げるだけでも
価値のある本でしょう。

大田 2019年51冊目

 

(2019/04/10)

騎士団長殺し
村上春樹

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

お勧めしないけれど、
楽しめました。

村上春樹ファンが、村上春樹に新しいものを求めたり、
以前感じていたような、引き込む力を期待したりせず、

いまだにこうして長編を書ける彼の体力と気力と
ヘルシーな生き方を体感するために読むと

なかなか楽しめると思います。

これを読んで、読む方もいるかもしれないので
タイトルは伏せますが、これはいくつかの既存作品(他者の)への
オマージュのような部分があり、それが心地よく織り込まれています。

正直、毎度おなじみのパータンが出現するたびに
辟易する部分もありますが、それでも、

なんとなく楽しめました。

 

それというのも
わたしは、いま長い長い小説、
トーマス・マンの『魔の山』を
のんびり読んでいて、これが
おもしろいのに、遅々として進まない。

いや読み進んでいるはずなんですが、
ぜんぜん読み終わらない。

面白いけれど、とても長くて
しかし、読み終わらないことに慣れない
わたしにとっての、止まり木というか
サービスエリア的な存在として

村上春樹氏の『騎士団長殺し』は

とても良く機能しました。

 

サステイナブルな作家、という存在は、
もうそれだけでわたしは尊敬します。

作家の寿命が、思いの外早く尽きてしまう
という姿を、村上春樹氏は、予見するように
『ダンス・ダンス・ダンス』で描写しています。

そうならないでいるために、
どうしたら良いのか?

ということを村上春樹氏は、
常に自問し、実践してきたのでは
ないでしょうか。

その努力の結実としても
この作品は美味しく味わうことができました。

大田 2019年  50冊目

 

(2019/04/09)

MBAゲーム理論
鈴木 一功 (監修), グロービスマネジメントインスティテュート (編集)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

数学が苦手だと途中疲れそうになりますが、

本質的にはシンプルなので、

一通りは、おさらいして、

使えるときに使うが好手なゲーム理論。

 

グロービスだと
さすがに、わかりやすいので
入門書として良い気がします。

ゲーム理論をざっくり理解するには、

•囚人のジレンマ

•ナッシュ均衡

•有限・無限回数反復ゲーム

•情報非対称ゲーム

などを抑えておくとだいたい理解したことになるでしょう。

 

加えて、

アメリカ合衆国ミシガン大学の政治学者ロバート・アクセルロッド氏が、始めた
ゲーム戦略を募集し、コンピュータープログラムとして総当たり対戦を行う選手権があり、
そこで二度、優勝した戦略は、とてもシンプルな「しっぺ返し戦略」でした。

 

しっぺ返し戦略(Tit for tat)

1手目は協調を選択する。

2手目以降のn手目は、(n-1)手目に相手が出した手と同じ手を選択する。

例えば2手目の場合、1手目に相手が協調を選択していたら協調を選択し、1手目に相手が裏切りを選択していたら裏切りを選択する。

 

ただし、2004年には、

この「しっぺ返し戦略」は、「主人と奴隷」に敗れてしまいました。

主人と奴隷戦略

1.あらかじめ決めた順序パターンで協調、裏切りを5回から10回出し、相手が自分のチームの仲間か否かを判断する。
•相手が仲間ではないと判断された場合
常に裏切りを出すことで、可能な限り対戦相手の点数を下げようとする。

•相手が仲間であると判断された場合
プログラムの内、奴隷の役割が割り振られているものは、常に協調を出す。
プログラムの内、主人の役割が割り振られているものは、常に裏切りを出す。

 

(大田 2019年49冊目)

(2019/04/05)

新・観光立国論
デービッド アトキンソン (著)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

疑念や反論をするためには
著者以上に数字を正視し理解しなくてはならないので
良き進化圧を提供してくれる

わたしは
著者のデービッド・アトキンソン氏が大変好きなので
アマゾンの書評の星を一つしかつけていない方々のものを
むしろ興味を持ち、一通り読んでみました。

なるほどと
膝を打つようなものはなく、
彼が著書の中でもふれているように
非合理な拒絶反応としか見て取れませんでした。

 

さて本の中身ですが
これはもう日本の現状を正視するところから
始まるんですが、

実際のところかなり危機的状況にあります。

落合陽一氏の本にも
近いことが書かれていました。

 

現実

そして

それ対してできる打開策

 

これをちゃんと正視して

それこそ実践にまでもっていけるか

という試金石のような本でした。

 

日本国を憂うより

自分が果たして何をできるのか

というかさっさと行動したい

と思うに至りました。

 

何度も読んで
理解を深めようと思います。

 

大田 2019年 48冊目

(2019/03/19)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

著者とビジネスに関しての
先入観が瓦解して、現れるものを
自分で育ててみたくなる本

さきに西野亮廣氏の近著、

『新世界』を読んでいたので
まだ抵抗なく読めましたが、

そしてそれでいて
新鮮に読むことができましたが、

読後に立ちのぼるのは

 実践する人には敵わないな

ということでした。

グラフィックデザイナーの
佐藤オオキ氏にしろ、

どんどんやって
失敗したらそれを糧に
またやって

と間断なく
実践していく人の
成長率と生産性というは

ものすごく高い。

 

また、
高い好奇心と
偏見なき視界
はファクトを
直接手に入れていく。

 

西野氏に心酔!

という立場にはありませんが、

それでもすごいな!

真似したいな!

と強く思いました。

 

彼のことが好きではない人こそ
読むべきかと思いました。

 

大田 2019年47冊目

 

(2019/03/19)

人をつくる読書術
佐藤 優 (著)

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  • ジャンル:
    読書
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

まえがきの中にある
カルロス・ゴーン宛の手紙
そこから伺える佐藤優氏の「今のはじまり」

佐藤優氏は、

読書に関する本を
池上彰氏とともに
すでに出版しており、

そちらでテクニカルな話が
おおよそ書かれています。

にもかかわらずの
あらためてのこの著ですが、

いくぶん自伝的な要素を
含んでいるところが特徴で
それが得られるのが
この本の良いところでした。

佐藤氏が
作家になる契機は、
投獄された経験だったそうです。

投獄された理由は
わたしからみれば
どこからどうみても
理不尽この上ないものでした。

鈴木宗男氏との連座として
の投獄であり、罪状も
偽計業務妨害容疑とのことだけれど
釈然としません。

堀江貴文氏の場合もそうでしたが、
ここで一緒くたにするのも不適切ですが

やはりまったく腹落ちしない有罪判決です。

 

しかし
佐藤氏の場合、それを契機として
作家になっていきます。

そのあたりの文脈をしれることが
糧多き本でした。

文学というものが
リベラルアーツというものが
ビジネスパーソンにも
それ以外の人々にも
必要なものだと

ひとりの経験則から

痛感しました。

 

大田 2019年 45冊目

(2019/03/19)

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

マインドフルネスを胡散臭くおもっている方
の心のドアをノックするのはグーグルという企業名
な気がしますが、そのノックの価値ありな本

 

とは言え、
「勧めない」としているのは
マインドフルネスや瞑想の半年実践し続けている
ものからの視点なんですが、

ここで勧めているアプリより
もうちょっと良いアプリあるなぁ

マインドフルネスを実践している
のに太っているBill Duane氏に懐疑的

この本が、Bill Duane氏の著書ではなく
インタビューを元にしたものであり
グーグル側が書いているわけでもない

というのが理由ですが、

べつに悪い本ではなかったです。

 

グーグルの中でどのようにマインドフルネスが
導入されているのか、などある程度伺いしれたからです。

わたしの知っているグーグルの社員の方も

瞑想していると言っていたので

現実と大きな乖離はないかも

と感じていますが

グーグル社内で
マインドフルネスの活動に参加しているのは

5万人の社員中の5000人です。

多いか少ないかは判断しづらいです。

 

それでも

生産性をたかめるために

マインドフルネスが有効な可能性が高い

という左証として

グーグルでの活動を見ることができるでしょう。

 

マインドフルネスの概要としるためには

この本ではないほうが良さそうですが、

グーグルでの取り組みをしるには良い本だと思います。

 

ではマインドフルネスを知るにはどうしたら良いのかというと

もう片っ端から実践するのが速いです。

私自身は、

パレオな男というブログで総括されいてる

「瞑想をスタートするために必要なすべての知識をまとめてみたぞ」※1

という記事が一番参考になり、

それをもとに自分でやってみてから

アプリを使い始めて、よりしっくり来ました。

 

ちなみにアプリは

Insight timer

です。

 

ちなみに

この本を出版している

サンガ出版は
仏教、瞑想系の本を主に取り扱っている出版社で
日経でも広告をよく出しています。

なので

思想的、宗教的というよりは

仏教の実利的な面も大事におもっている気がします。

 

大田 2019年 45冊目

 

※1「瞑想をスタートするために必要なすべての知識をまとめてみたぞ」

 

 

(2019/03/19)

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  • 読了時間:
    1時間
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    大田忍
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    1回
  • 評価:
    必読書

ワシントン・ポストが
「2018年 読むべきリーダーシップ本11」
にも選ばた1冊

 

ワシントン・ポストが選んだ11冊の詳細はこちら(英語)

こちらで紹介したダニエル ピンク氏の「When」も入っています。

 

アリアナ・ハフィントン女史が、

睡眠や生き方について
総論をそれぞれ

『スリープレボリューション』

『サードメトリックス』

で言説を披露されていますが、

それらに近い思想を

より

「働き方」というフレームでまとめたものです。

 

翻訳を待たずに

読むほうが人生にとって良い方向修正になる気がします。

日本語でてっとりばやく内容を知りたい!

という方にはちょっと有料ですが
パレオな男こと鈴木祐氏の
ニコニコ動画のチャンネル(動画ではなく記事ですが)

日本語による要約があります。

 

ここでも簡単に触れてみますが

働き方改革というものは

軽率的に「働く時間を減らす」

という捉え方をされていますが

「それからどうする!?」

ということが書かれています。

 

「仕事にあてる時間を減らす代わりに没頭する」

というのが最初の解答です。

つぎに

仕事をリ・デザインする。

つぎに

学習ループを作る。

それから情熱と仕事の意義を
具合良く突き合わせる。

 

思うに、
多くのビジネスパーソンが
救われる内容です。

機会があれば
弊社でも要約をアップしたいと思います。

 

大田 2019年 44冊目

 

(2019/03/19)

知っているつもり 無知の科学
スティーブン スローマン (著), フィリップ ファーンバック (著), 橘 玲 (その他), 土方 奈美 (翻訳)

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    自然科学・哲学
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    1時間
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  • 読んだ人:
    大田忍
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    1回
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    必読書

どうして頭の良い人達が集まって
すごく程度の低い決定をしてしまうのか

 

これは

グループシンク(集団浅慮)

という現象なのだそうです。

 

わたしたちは、

良くも悪くも集団で思考し
行動しています。
無自覚に。

この

「良くも悪くも」のそれぞれと

「無自覚に」という部分を

解説してくれるのが

この本です。

 

ファクトフルネス、サピエンス全史、
に続き、

(池上彰さんの「わかりやすさの罠」は、
ちょっとここからずれた内容でした)

思い込みと、事実の乖離の具合に
フォーカスした書籍です。

キング牧師、すごい!

と思うのは悪いことではありませんが
彼の他にいた公民権運動に尽力した人たちの
姿に気づかないのは危険だという説いています。

言うなれば、

「解けいている靴紐を注意してくれる」

ような本です。

邦題では見逃しがちですが
原題が示唆的です。

The Knowledge Illusion:

Why We Never Think Alone

 

 

良書!

(大田 2019年43冊目)

 

(2019/03/19)

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    経営・経済
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    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
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    オススメ

著者の平野氏は、
ビジネスメールを1万通添削してきた実績があり、
そこからの経験則をまとめたものが当著。

まだまだメールの取り扱いに
改善の余地があることを悟りまた。

仕事が速いってどういうことかって

いちいち考えながら行動する

ということなんだと抽象しました。

 

いつメールしたらいいのか?
どんなメールだったらいいのか?
というかメールの目的って?
仕事の目的やゴールは?
そのために何をすれば?
ダメだった!じゃあこれは?

の高速ローテーションから

生まれる結果なのでしょう。

メールかチャットか関係なく
使える知見を得られました。

人生が変わる本でした。
ありがとうございます。

[大田 2019年 42冊目]

(2019/03/14)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
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    大田忍
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    1回
  • 評価:
    オススメ

池上彰、佐藤優、三田紀房、
大好きな三者同様に言う

教科書最高

と。

というわけで高校の教科書シリーズで

世界史

ですが、

やっぱり便利です。

ビジネスパーソンこそ
地味に確実に
高校の勉強が必要になってきます。

受験のための勉強と思いがちですが

英語にしろ、数学にしろ
国語にしろ、社会にしろ、
理科にしろ、

ビジネスで全部使います。

英語は言わずもがな
(ニュースソースは英語圏のものは必須です)

数学は経営に不可欠。
避けて通れません。

国語はコミュニケーション能力として
基礎技術であり、

理科は、仮説と検証を身につける訓練になります。

そして社会なんですが、
卑近なところで株取引で考えると

世界情勢は
株価へ大きな影響力を持っていますが
世界情勢って、今だけじゃなくて

中世くらいまで遡らないと理解できないものが
結構あります。

チリがどうしてスペイン語が公用語なのか
ギリシャがどうして財政破綻してしまうのか
大陸の国と海洋の国の戦略の違いはなにか、
北朝鮮がどういう意味を持つのか
宗教の勢力図は?
ピューリタンとプロテスタント、
正教会って? イスラム教と同じ神?

等々、これらの知識をベースにしないと
いまいちピンとこないままになってしまいます。

そういうときの字引となり
概要の理解の手助けとなるのが
忙しいビジネスパーソンの味方、
教科書です。

かなり凝縮されているのでちゃっと読めます。

ところで山川出版社は
1948年の設立と
思ったより若い企業でしたが、

こんなおもしろいサイトにも関わっています。

http://www.historist.jp/

歴史最高。

[大田 忍 2019年41冊目]

(2019/03/14)

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    大田忍
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  • 評価:
    勧めない

 

わたしは、2018年10月から
パレオダイエットを始めているので
料理のレパートリーが増えればいいのになぁと
思って手にとったこの本。

写真もキレイ、
著者もキレイ、
そしてわかりやすい

と最高なんですが、

わたしがそもそも
レシピをみるのが
苦手だということを
知りました。

ということで
おすすめしないんですが、
レシピを読める方になら
お勧めしたい。

 

パレオダイエットとは、
わたしたち人間が
一番ちょうど良い体になる
ための食事法です。

わたしたちの遺伝子が
農耕民族になる前の状態なので
そのころの生活に近い
ライフスタイルを送ると
最高のチカラを発揮できる
という考えに基づいた食事スタイル。

これ、最高で
わたしもともとさほど太っていなかったけれど
45歳という年齢もあり、お腹がちょっとぽっこり出ている
ということに地味にさいなまれていたんですが、

そこから華麗に脱却できました。

リバウンドなしで
体脂肪は9%から10%で
好きなものも食べ放題。

それでも
食事のバリエーションは
まだ狭いので
この本は
チラチラとこれからも
み続ける気はします。

ちなみにタイトルに使われている書体は
Herculanum。

エイドリアン・フルティガーによるデザインで
紀元前の書体をコンセプトにしています。

この書籍デザイナーは
楽しい書体選定をしています!

大田 2019年40冊目

(2019/03/14)

メモの魔力
前田 裕二 (著)

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    必読書

「気になったらしのごの言わずに手を付けてみる」
は正解

前田裕二氏の前髪が気になって
躊躇していた自分を戒めたい。

実際は戒める時間が無駄なので
そんなことはしませんが、

気になったなら、
しのごの言わずに
読んだほうが良い。

という考えを強固にしました。

 

この本から得られるのは、

知的生産の技術

です。

スマフォ時代の現代だからこそ

ペンを手にとって

メモを取る必要がある、

それを痛感しました。

 

具体的には、
これから実践してみますが

接した情報や人
読んだ本、
観た映画、

などから

何を産むのか?

ということを

強制的にアウトプットしていく
習慣の形成術です。

 

人生がぜったい変わるとわたしは踏んで
真似してみます。

 

それにしても

もうこれからは

幻冬舎だからなーとか

前髪が長すぎるしなーとか

気にせずに

気になるものには

どんどん手を付けていきます!

(大田 2019年39冊目)

(2019/03/11)

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    大田忍
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  • 評価:
    必読書

実践者はすごい。

チクセントミハイの
フロー体験をここまで実践に移して
好きをお金に変えるなんてすごい。

 

悲しいかな、

この本で、

『影響力の武器』という本を読んで
DaiGo氏は、2000万円相当の価値を得た

と述べています。

わたしは、この本を3回ほど
読んでいますが、彼のように
お金に変えられていません。

 

好きをお金に変える

ということは

一所懸命に生きるために
一所懸命に考えて
考えると同時にくらいの
スピードで行動する

ということのうえに

発生する哲学であると思います。

DaiGo氏の現在のアウトプットの
スピードは異常なほどで、

Youtubeの動画は1日に3回ほど
(ときにはそれ以上の回数)
アップしています。

同時に
本も月に100万円以上
使うほど読んでいます。

 

DaiGo氏がいかにすごいか、
ということはさておき、

わたしは
実践者が書く本を読んでいて
常に感じるのは

彼らが常に人生の有限性を
ひしひしと感じている気配

です。

読んで
面白かった!

ですまさずに

少しでも実践して

自分の世界を
刻々と変えていきたいものだと

読後強く思いました。

 

(2019/03/11)