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現在の登録件数:682 件
21世紀の資本
トマ・ピケティ (著), 山形浩生 (翻訳), 守岡桜 (翻訳), 森本正史 (翻訳)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    4時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

原題はは、「Le Capital」。資本という意味のフランス語。

 

久々に必読書に分類した本でした。

なぜか?という理由は、ほぼこの本の本質と同じになると思うのですが、「なぜ経済的格差が生まれ、それは広がり続けるのか」を解き明かしているから。r>gという不等式を用いて。

rは、資本の平均年間収益率(rate of return)で

gは、その経済成長率(growth rate)。

どういうことかというと引用するとこうなります。

「資本収益率が経済の成長率を大幅に上回ると、論理的にいって相続財産は産出や所得よりも急速に増える」

ということになります。追記すると

「相続財産を持つ人々は、資本からの所得のごく一部を貯蓄するだけで、その資本を経済全体よりも急激に増やせる」

ということで、つまりお金をいっぱい持っていると労働収益よりずっと稼ぎやすい、ということになります。

これは明らかな割にみな注目していない現代の経済のシステムのありようです。

10万円しか持っていない人が1億円を稼ぐのは、かなり大変なのに比べて100億円持っている人にとってはかなり簡単なんです。

ちょっと税金とは考えるのおいておいても1%の利回りで運用すればいいだけの話になります。インデックス投資でも数%の利回りは期待できるのですから。

金持ちは、誰よりも働いてるかと言えば、そんなことはないんです。所得や産出より大きな資本のほうが稼げるから。金が金を作ってくれているんです。そういう意味では、トルストイの『イワンの馬鹿』はキリスト教的なおとぎ話です。

 

この考えの根拠をいろんな視点からデータをベースにしつつ紹介しているのがこの本。しかも文体は紳士的で翻訳は読みやすいです。

高いので中古で買いました。これだけ厚い本だとめくるのが大変なのでまずは本で買いました。佐藤優さんは、Kindleでも本でも両方持っておくと便利と言っていましたので、そのうちKindleでも買うかもしれません。

 

 

大田 2020年217冊目(通算575冊)

(2020/09/02)

『 日本製 』
三浦 春馬 (著)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

わたしは、閉店!となったとたんににわかに聞く「惜しい」という言葉が嫌いで、同じではないが近いニュアンスで人を死を以って偲ぶのも好きではありません。そう断った上でですが、日本の47都道府県の良いものを巡り、したためた三浦春馬氏のこの本は、内容以上に深く思うところがありました。それは何かというと

これほど深く広く見聞を深めて、おそらくそれを通して自分の内側も深く広くされたであろうに、自ら命を落とすことになってしまうなんて、自分を追い込むことを良しとする考えや苦しんでこそ浮かぶ瀬もあらんという考えなど消しては元も子もないが、小さくしたいものだ

ということです。それを強く思いました。

本は、雑誌『プラスアクト』で4年かけて連載したもの。北海道の江差追分(民謡)、近江の和ろうそく、石川県の温泉、奈良県の瓦としゃちほこなど、造り手や担い手の方々と会い話した内容がまとめられたものです。ものに限らず、新旧織り交ぜた内容で飽きません。そして、そのなかのいくつかを「ああ、わたしもほしいなぁ」と思ったり、訪れてみたいという欲求が湧きます。

囚われたくないので、読みながら、三浦春馬氏の死については少しずつ忘れたいと思っていますが、身近なところにおいておいてときおり捲っては、刺激をいただきたい本です。

三浦さんが北海道の江差で聴いたであろうと江差追分はこのような歌です。

 

 

大田 2020年216冊目(通算574冊)

(2020/09/02)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

もうまさにSNSやテレビを観ていて感じる驚異が「正義中毒」。

その根源を探る姿勢と対処法を紹介してくれている本。

エビデンスベースとは少しいい難い。中野信子さんのエッセイを読むくらいのつもりがちょうどよい。

そしてけっこう得るものがありました。

わたしの偏見かもしれませんが、女性の科学よりの本には、「これこれが故にこれ」というロジックよりも「だいたいこういう感じ」というヒューリスティックなプロセスの見せ方をする方が多い気がします。たとえば黒川伊保子さん。それは良いことだと思います。そのロジックもなんとなくもどっちも大事だとわたしは「なんとなく」思っています。

この本を読んで得られるのは、端的に言えば「メタ思考」。ついついわたしたちは、悪を攻撃することに夢中になってしまいますが、(昨今なら立憲民主党の石垣のりこさんの大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」発言の炎上など)この本を読むことで

「あれ?これ正義中毒じゃね?」

と気づくことができるようになります。もうそれだけでかなり儲けものな本じゃないでしょうか。加えて、ヒューリスティックながらかなり効果が高そうな(これからやってみるので、想定ですが)対処法も得られます。例えば、「普段絶対読まない本を買って読んでみる」など。これ奇しくも先日わたし、ラファエルというYoutuberの方の本がそれに該当していて(これ以外もときどき、苦手に思う人の本を読んでいます)、やはり自分の世界が拡張した気がします。

それ以外にも普段通らない道を通って帰るなど、手軽な対処法がいくつか紹介されています。SNSなどに参加していると好まない情報や人をどんどん排斥していきますんで、世界がずいぶんと偏重してしまいます。その是正を積極にやっていくのは大事なことだと感じています。

ちなみにドーパミンを快楽物質だとこの本では解説されていますが、ドーパミンは快楽ではなく「もう少しで手に入りそうな焦り」を作り出すものです。そういう細かい話を棚に上げて読みましたが、わたし好きでした、この本。

 

大田 2020年215冊目(通算573冊)

(2020/08/31)

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  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

東京という都市は、ただ住んでいるだけだと気づきづらいのですが、まさに水の都であり、変化の激しい都市です。少し紐解けば、地名と歴史がつながったり、都内の街それぞれにある歴史の痕跡を見つけたりととても楽しい。タモリさんみたいな趣味になりますが、知識一つで降り立つ駅でいちいち楽しくなれるのだからこんなコスパの良い趣味もないのではないだろうか。

例えば、皇居。ジョギングや自転車が趣味の方々が日々そのまわりを巡っているところですが、皇居になったのは1868年から。それまではご存知、江戸城です。明治維新を経て、江戸が東京になり、そのときに天皇が東京に移りました。

さて、その皇居まわりから歴史を紐解いていくなら、江戸始図がちょうど良さそうです。

新発見】最古級の江戸城絵図「江戸始図」 | 松江歴史館 - 松江城東隣・松江の歴史を紡ぐ場所 -

江戸始図(えどはじめず)
Image: 松江歴史館「【新発見】最古級の江戸城絵図「江戸始図」」

これは、徳川家康が築いた江戸城を描いた最古級の絵図で、江戸城とそのまわりの大名屋敷が描かれています。

現代の東京の地図と見比べてみましょう。

Image: Google map

江戸始図のほうが比率が歪んでいますが、堀の輪郭が合致していますね。

そんなこんなを水路を切り口に紹介してくれているのがこちらの本です。

この本からは、首都高ではジャンクションのある箱崎が、船遊びのスポットだったことなどがわかってとても楽しいです。

 

大田 2020年214冊目(通算572冊)

(2020/08/31)

人間の大地
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ (著), 渋谷 豊 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

『星の王子さま』で有名なアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリのエッセイ集。1939年に出版。

テグジュペリは1900年生まれなのでざっくり言って39歳のときに出版したことになります。そしてテグジュペリは1944年(44歳のとき)地中海上空で行方不明となっています。読者からの愛称は「サンテックス」。

人間の大地は、わたし『人間の土地』とおぼえていたんですが、最近買ってみると『人間の大地』に翻訳が変わっていました。アメリカ版では、『Wind, Sand and Stars 』となっています。

とても男っぽく、油の匂いがするエッセイで、観たこと無い山や雲海に想像が広がります。かっこいい先輩、ギヨメの人生についても深く考えることになります。ロマンということばで片付けるのは乱暴で、じゃあ何かというと飛行機に魅せられた男が、世界をどう広げて、どう深めていくのかの追体験、というのがこの本について言えることなんじゃないかとわたしは考えています。

そうえいば、ゲランにサン・テグジュペリの作品から影響をうけて作られた香水があります。その名も夜間飛行。『夜間飛行』というエッセイ集もありますが、香水の背景にある世界をこの本からも垣間見ることができます。

 

大田 2020年213冊目(通算571冊)

(2020/08/26)

ファウスト
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ (著), 高橋 義孝 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    5時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ディケンズの『デイヴィッド・カッパーフィールド』といい、古典って結構壮大で、ゲーテの『ファウスト』も読んでみると壮大でした。

日本語の翻訳ではちょっとわからなかったんですが、全文韻文で書かれているそうです。すごいなぁ。

けっこう古典などの小説であるのが、著書の死後に発表されることなんですけど、この『ファウスト』もゲーテの死の翌年である1833年に発表された作品。

ファウストには元の話があって15世紀ころのドイツに実在したといわれる錬金術師のファウストゥス博士が悪魔と契約して四散されたという伝説がベースになっています。しかしゲーテのファウストは、ちょっと違う結末に。

私が読んだのは、高橋義孝氏の翻訳。

よみきるぞ!とか何かを学ぶぞ!って気構えるとつかれるので、ぼんやり読むことをオススメします。人造人間ホムンクルスが出てきたり、美女が出てきたりと楽しめます。そういえば森鷗外も翻訳したことがあるそうです。

読むにあたってギリシャ神話の知識があると助かるので読みながらでも阿刀田高氏の『ギリシア神話を知っていますか 』も読むことをオススメします。読みやすい!

 

 

大田 2020年570冊目(通算212冊)

(2020/08/26)

一人称単数
村上 春樹

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

第一印象は、かなり悪くて、まあまま悪いまま読み終わることになるんですけど、ときどき「これはさすがだなぁ」と思う表現にぶつかりました。

でも、そういう箇所以外は、けっこう雑に感じました。読み進むのが辛いものがあります。そんなわけでオススメはしません。歳を重ねて、深みが増したとか作風がまたひとつ変わった、とは感じませんでした。

全体的にはどうしたって、最近読んでいる古典に比べても、文の密度が薄く、伝えたいものの密度も薄く感じました。

ただ途中で和歌が入ってくるんですが、なんとなく面白かったです。良いのか悪いのかわからないままに。

 

それにしても、セックスについて書くの、ちょっと一回やめて欲しい。

大田 2020年211冊目(通算569冊)

(2020/08/25)

無一文からのドリーム
ラファエル (著), モデルプレス (編集)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    30分
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

Youtuberのラファエル氏の本。

わたしはこの方が、まあまあ苦手で、しかし苦手というわりにはけっこう視聴していて、苦手故に読もうと思って読んでみました。

オススメは、しないのは、知的に有益かどうかというえば、文体から内容まで、知性を高めてくれるとは感じらないからなんですけど、わたし、個人としては、自分に欠けているものをたっぷりこの人は持っているなぁと思いつつ、学ぶものが多くありました。何を学んだのかというと四の五の言うよりはやい行動と躊躇のなさでした。

と思って久々にラファエル氏のyoutubeを観てみて、「あーやっぱり苦手だなぁ」と改めて思いましたが、それでも彼はちゃんと分析しているし、行動しているしなぁと感服してしまいました。

 

大田 2020年210冊目(通算568冊)

(2020/08/25)

お菓子とビール
サマセット・モーム (著), 龍口直太郎 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

サマセット・モームの1930 年に出版された長編小説。原題は「Cakes and Ale」。

タイトルはかわいいし、読みやすいし、面白いのだけれど、なんとなく意地が悪い。サマセット・モームは、わたしは「なんとなく意地が悪い」という印象の作家なのですが、本書でその印象が強化されました。

サマセット・モームは、10歳で孤児となり、そこから医者になり、軍医、そして諜報部員になるという波瀾万丈な人生を歩んだイギリス人。

1874年〜1965年という時代に生き、91歳で死去なので長生きでした。

Wikipediaを参照するとサマセット・モームは、

「自分は批評家たちから、20代では残忍、30代では軽薄、40代では皮肉、50代では達者、現在60代では皮相と評されている」

と自分の人生について語られていることを述べていました。

マーク・トウェインといい、人生が無意味なことをそう嘆かなくてもいいじゃないかというのがわたしの思うところ。

 

大田 2020年209冊目(通算567冊)

(2020/08/21)


フランツ・カフカ and 原田 義人

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

フランツ・カフカの未完の長編小説。1922年に執筆。死後1926年に発表されました。

測量士であるKが、雇われたはずの城にいつもまでも入れないという物語。

入れないというストーリーはまさに不条理なわけですが、いろいろな展開があり、読みすすめるのは苦労しません。

ユダヤ人であり、チェコに居ながら、ドイツ語で小説を書いていたカフカ。

どこにも属せないでいるというアイデンティティが作品に反映されているとみることもできます。

40歳で咽頭結核で死去。

この作品、友人のマックス・ブロートによって発表されています。

 

大田 2020年208冊目(通算566冊)

(2020/08/21)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    30分
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    勧めない

文体がどうにも苦手で読めない。

わたしはこの本が好きではない。

大田 2020年207冊目(通算565冊)

(2020/08/17)

美しい日本の私
川端 康成 (著)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

芥川龍之介を最近読んでみたときに、解説のなかで名が上がっていたので読んでみようと思い、まずは気楽に随筆集を。

ノーベル賞文学賞を受賞したときの授賞式で語った話を含む。

そうかー、日本という文化の特徴とはこういうことかなのかということを改めて学べました。

「こういうこと」とは何かというといわゆる「雪月花」。それを美しいと思う心持ち。

72歳で自殺するなんて、なかなか大変だったのだろうなぁと思う。

お疲れさまでした。

小説ももちろん読んでみたい。

 

大田 2020年206冊目(通算564冊)

(2020/08/17)

読書について 他二篇
アルトゥル・ショウペンハウエル、斎藤 忍随

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ショウペンハウエルは、1788年、ポーランド・リトアニア共和国生まれ。裕福。

ショウペンハウエルは、読み心地が良くって、アフォリズム満載で引用したくなるんだけど、なんとなく信用してはいけない気配を勝手に感じています。

その気配にともなってなんとなくワーグナーを想起します。

この本そのものはなんだかおもしろい。たとえば、読書を他人に考えてもらう行為と言っていて、

「そりゃあまあそうかもねぇ」

とは思ったりする。一度は、ショウペンハウエルの言うことになんとなく汲みしそうになるんだけど、

なんか違う!と翻してしまう。

翻訳者が、著者を礼賛ぎみで、それがさらに懐疑心みたいものを強化しているのかもしれないけれど。

大田 2020年205冊目(通算562冊)

(2020/08/15)

君主論
ニッコロ・マキャヴェッリ, 河島 英昭 (著)

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  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

今読むと同意できない部分が多々あり、時間が自分の思想や世界を変えていることを感じました。

本の7割は解説なので、マキャベリの君主論そのものはストレスなくさらっと読めます。

自国の軍を持たずに傭兵を使う時代の君主への助言。

献上されたロレンツォ・デ・メディチは、君主論をあまり重視しなかったそう。

その後、反目を疑われ拷問を受けたり、いろいろ大変だったニッコロ・マキャベリ。

好きか嫌いかと言えば好き。

大田 2020年204冊目(通算561冊)

(2020/08/14)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

芥川龍之介の短編集。これでもかというくらいにパッケージされている。

ちょう100年くらい前の日本の様子も伺えて楽しい。

わたしは、デカダンスというものにある程度距離をおきたいたちなので、

そんなに苦しまなくても世界の見えない魅力を詳らかにすることは可能じゃないかと

作家の肩に手を置きたい気持ちになる。

35歳ですよ、死去されたのは。

 

大田 2020年203冊目(通算560冊)

(2020/08/14)

トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇
レフ・トルストイ, 中村 白葉 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

トルストイを気軽に読むのにうってつけと考えての民話短編集。

「イワンのばか」など。

これらの民話は、トルストイのキリスト教よりの倫理・思想を市井に広めようとしてかかれたようです。

あからさまに教訓めているし(民話とはだいたいそういうものか)、なるほど共和主義、社会主義の礎の一部を形成するような向きもあります。

それでも、しかしかなり「癒やし」になります。

読書は、ストレスを下げる効果がありますが、古典などはそれに向いていて、時代の洗礼を受けた作品は、読んでいて気持ちがいいです。

しかし、『イワンのばか』が説くように「頭で稼ぐこと」が望まれないことで、「手にタコをつくるように働く」ことが礼賛されるのって、たぶんこれから先さらに間違った思想に思います。

なぜなら、AIがかわりにやってくれるもの。

 

大田 2020年202冊目(通算559冊)

(2020/08/12)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

英語を使っていて、「ああ、やっぱちょっと大事な。軽視できんな」と思うのが、文法です。

ボキャブラリーと慣れである程度、話したり、聞いたりはできるのだけれど、文法の基礎を抑えておかないと、どうにも混乱することが多くなります。

参考書はきっと多くあるんですが、教科書くらい激戦区を勝ち抜かなければならない市場はないので、やはりとても洗練されています。

高校の教科書をざっと目を通していくと

「学校教育、なめたらいかんぜよ」と強く思います。

実際の学校がどうなっているかわかりませんが、教科書は非常におもしろい。

とくに面白いのが国語なんですが、数学もおもしろいです。

人生を楽しもうと思うとどうしても数学は習得したい技術・知識なんです。

英語も教科書は充実しているので、中古で買うのをおすすめします。

 

大田 2020年201冊目(通算558冊)

(2020/08/12)

失敗の本質
戸部 良一 (著), 寺本 義也 (著), 鎌田 伸一 (著), 杉之尾 孝生 (著), 村井 友秀 (著), 野中 郁次郎 (著)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

今年200冊目は、太平洋戦争における日本軍とアメリカ軍の違いから学ぶ、敗戦の原因。

というか比較を通してより良い組織論とは何かを問う著書でした。

日本のビジネスパーソンにおいては、必読としても良いんじゃないかと思う内容でした。

手段と目的のとり違い以上に、構造的な問題をつまびらかにしていくものでした。

中尾 政之さんの『失敗百選』という失敗の分類、分析とは異なり、フォーカスしているのは組織論です。

わたしは、この本から組織の学習理論としてのシングルループラーニングとダブルループラーニングを学びました。

それについてはこちらにまとめました。

組織や人生を救う学習理論:ダブルループラーニング

 

大田 2020年200冊目(通算557冊)

(2020/08/11)

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  • ジャンル:
    写真・絵画
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ジャズについて調べ始めるとネットからだけの情報だとどうも理解が深まらない。以前読んだ相倉 久人さんの『ジャズの歴史』もわかりやすかったんだけど、身につかないでいたので購入。

わかりやすい!

たとえばビバップとハード・バップの違いについてとか。

助かる!

しかし密度がすごく高いからいっぺんに読了しようとするとすごくしんどい。いろいろ聴きながらペラペラとめくって知識を浸透させていこうと思う。Kindleでかったけれど、本で買ったほうが良さそう。カラーだし。

なんしジャズに親しむには良い本だなぁと思っております。

マンガなんでKindleでワード検索とかできません。

 

大田 2020年199冊目(通算556冊)

(2020/07/28)

内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
スーザン・ケイン (著), 古草秀子 (翻訳)

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  • ジャンル:
    ライフハック
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    必読書

まず、この本は『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』の縮約版です。

スーザン・ケインについては、ターリ・シャーロットの『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』のなかで紹介されていました。ケインの心動かし、観衆の感情をジャックする力があるTEDでのスピーチを。

泣けますよ(笑)。これ。どうして心動かされるのはターリ・シャーロットの本で軽く解き明かしてくれています。

内向型の人間というのは、どういうものなのか、実は張本人も気づかないでいるみたいです。実際スーザン・ケインも内向型なのに金融の弁護士という職業を選択してしまっていたくらいです。

この本は、そういう無自覚な内向型人間も含めて自覚ある内向型人間をも、宗教がかったくらいのハートを掴むようにして救ってくれます。そのあたりが怖いですが、とは言え、エビデンスベースです。

そして経営者にとっても役立つ情報です。自分自身を救ったり、鼓舞してくれるし、社員の大切な資質や能力を無駄にしないで済む知見も得られます。オープン・プラン・オフィスの弊害も理解できます。わたしもそれについては別のブログに書いています。

『オフィスはオープンが良いのか悪いのか』

ゆっくり読んでも2時間くらいで読めるのでぜひ。人生が変わると思います。

大田 2020年198冊目(通算555冊)

(2020/07/17)