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    自然科学・哲学
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    大田忍
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ダニエル・カーネマン氏の『ファスト&スロー』のほうが行動経済学の知見についてこの本よりわかりやすいかもです。

とりあえず、株式投資をするときには感情や直感ではなくルールで決断しようとこの本を読んであらためて決意した次第です。

自分をあまり信じないことにします。

Kindleだとやすいので買うならKindleをオススメします。

冒頭にダーウィンのこんな引用がありました。

I am turned into a sort of machine for observing facts and grinding out conclusions.
「わたしは、ファクトを観察したり、結論を出したりするために、ある意味機械のようになってきました」

大田 2020年176冊目(通算533冊)

(2020/06/06)

ファスト&スロー
ダニエル カーネマン (著), 村井 章子 (著, 翻訳)

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    自然科学・哲学
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    大田忍
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原題は、Thinking fast and slow.

行動経済学者のダニエル・カーネマン氏による直感(ファスト)と理性(スロー)を対比させながら人間の行動の傾向、不合理さなどを解説している本。

焦点錯覚やプライミング効果、プロスペクト理論など、わかりやすい使える知見がいっぱいなので大満足の本でした。

焦点錯覚などは、わたしたちの幸福にも大きく関わってきます。

だれからが「行動経済学はこの本だけで良い」と言っていましたが、それくらいがっつり広く行動経済学の知見を網羅しています。わたしはカーネマン氏以外も読みますけど。

 

本の内容から少し離れて面白いのは、アダム・スミスもまた利点と欠点など対比的な2つの視点で人間を捉えていたところです。カーネマン氏も「2つの自己」(ファスト&スロー)という人間の捉え方をしています。ここに誤謬やわかりやすく理解するための強引さではなくて、共通した本質を観る気がします。

そして入れ子みたいな話ですが、カーネマン氏は、ベンサムが快楽と苦痛によって人間が行動を決定することを本書のなかで引用しています。

バランスの良い本に思います。けっこうオススメします。人生が変わると思います。

 

ダニエル・カーネマン氏がGoogleでこの本の内容について語っている動画がありました。

 

 

大田 2020年177冊目(通算534冊)

(2020/06/06)

道徳感情論
アダム・スミス (著), 高哲男 (翻訳)

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「神の見えざる手」のアダム・スミスが国富論を出版したのが1776年で、その17年前の1759年に出したのがこの『道徳感情論』。

原題はThe theory of Moral Sentiments

人間の観察研究。利点と欠点、報酬と罰など対比的な捉え方が全般的にある。人間の共感能力が、人間の行動にどのような影響を及ぼすのかということを観察し、考察しまとめたもの。『国富論』はこの考察の延長線上にある。

人間の共感の力が、利己的なものと繋がっていくという点では、ドーキンスの『利己的な遺伝子』にも通ずるものがあると思いました。

古典派経済学の祖であるアダム・スミス氏は、元来、哲学者だということをこの本でがっつり知ることができますが、同時に哲学というよりは科学者的な観察を通して人間を観ているとも感じました。

知っているつもりがほとんど知らないことがこんなに多いのかという驚きを本書で体感しました。別に読む必要もさしてない気がしますが、アダム・スミス氏を名前以上に知れてよかったです。

大田 2020年175冊目(通算532冊)

(2020/06/06)

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    歴史・政治
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    大田忍
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まともなことばかり書かれている。

ETCのゲートいらない、子どもが教科書を大量にランドセルに入れて通学するってバカみたい→電子書籍でええやん、Uber解禁すればいいじゃん、現金使用禁止(切に願う)、足立区のブルックリン化(これは漫画『インベスターZ』がちらっと触れている)、満員電車やめさせるためにその時間の料金を高くすればいい……。

8割以上賛成の、普通に考えたらおかしいじゃんそれ!を是正する案ばかり。

一方で、なんとなく気持ちの悪い予感もする。石原慎太郎氏や橋下徹氏の顔がちらつく。牽引力があるリーダーシップに惹かれる傾向になんとなく警告音が聞こえる気がします。

それでも今のひどい政治よりずっといいんじゃないかしらとか、まずは変わる潮目ができないと等々も思う。

わからないから行く末を見届けてみたい。

 

大田 2020年174冊目(通算531冊)

(2020/05/31)

白夜
フョードル・ドストエフスキー

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ドストエフスキーの短編で1848年に出版されています。

白夜のサンクトペテルブルグを舞台に、ざわざわとしちゃう儚い恋(ぜったい上手くいかない気配)の話。

ナースチェンカの無自覚?なたちの悪さに、相性最悪ののぼせた青年。後10年もしたらもう少し冷静な恋愛をできるようになるかしら。

行動心理学を勉強してみるともう少し楽になると思うなどと無粋な読み方をしましたが、ドストエフスキーはおもしろい。

恋愛って夢中になるけれど、あまりこだわらないほうが良い。我が身を振りかえっても思いました(笑)。

でもフィクションでならこの苛立たしさ胸の苦しさを味わうのも悪くないかもですが、たまにで良いです。

 

大田 2020年173冊目(通算530冊)

(2020/05/31)

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    勧めない

概ね得心する内容でしたが文体などが苦手なので勧めたくないです。

大田 2020年172冊目(通算529冊)

(2020/05/30)

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わたしは、岩田健太郎氏があまり好きではないことがわかりました。

帯ではファクトや科学と謳っていますが、私見に思えました。

この1冊だけじゃなくって『1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~』という本も読んで、あ、苦手だと思った次第です。

大田 2020年171冊目(通算528冊)

(2020/05/30)

私の財産告白
本多 静六

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    経営・経済
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    必読書

必読とまでは言わずとも強烈にオススメしたい本。いや、やっぱり必読書にしちゃいます。

明治神宮、日比谷公園に北海道の大沼公園などの設計に関わった造園家であり林学博士であり、投資家。

給料の4分の1を貯金し、ある程度貯まったら投資するというやり方で、サラリーマンながら現在に換算して10億円ほどまでに資産を増やした方。

解説では特殊解ではなく、一般解と言われ、特別なことはせず当たり前なことを淡々と続けてるのが本多静六だと解説するも

大学を退職とともに資産のほとんどを寄付するあたりなど一般とは言えないでしょう。

豪気!

わたしは1人でキャンプにも行くのですが、埼玉県にある嵐山というところ、最初「あらしやま」と読んでいたんですが、じつは「らんざん」と呼び、この名前をつけたのも本多静六でした。京都の嵐山に似ているということで。

東京駅前の行幸通りの設計も本多静六さんが担当されている。すごい人。

お金の処分?の仕方まで赤裸々に解説しています。

 

大田 2020年170冊目(通算527冊)

(2020/05/26)

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無意識が創造には重要だということは仕事につかえるエビデンスを探していて知るようになったのだけれど、(例えば「ブレストして創造的なアイデアを出そう!」というブログで詳しく書いています )村上春樹さんは無意識とのコネクトが上手なのだなと実感しました。

村上春樹さんの作品は、少しずつ初期にあったセンセーショナルな衝撃が減少していると個人的には感じているのですが(そしてそれはこちらの経年変化にもよるでしょう)、それでも何よりサステイナブルな活動にいつも感銘を受けています。著名な多くの作家が、いろいろな理由で人生や作家活動から離脱してしまうのに比べて、継続的に創作を続けられるということは素晴らしくスマートなことです。会社で言えばGEのように、継続していくための創意工夫とそこから得た知見の実践をそこに観ます。

彼のその創意工夫や思考プロセスなどを断片的に得ることができるのがこの本の良いところでした。

川上未映子さんは読んだことがないんですが、色気があって素敵だなぁと思います。色気って大事ですな。

大田 2020年169冊目(通算526冊)

(2020/05/23)

雇用、利子および貨幣の一般理論〈上〉
ケインズ (著), 間宮 陽介 (翻訳)

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    経営・経済
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    勧めない

勧めないのは、まだ良くわからないから。

わたしには過酷です(笑)。読みながら、いつか理解できるようになるのかなぁという期待と不安が湧きました。

と同時にケインズを理解する必要もあるのかわからない。財政政策に関わるわけでもないし。

経営に直接役立つ知識でもなさそうだし。教養としては古くないか?

ケインズに疲れたのでアダム・スミスへ行くべきか、経済学からちょっと離れるべきか、迷う。国富論もまた上下巻に分かれていて気後れする。

アベノミクスもケインズ理論に基づいているという。

マクロ経済学、ミクロ経済学についても知りたいところだけれど、古典派もよく知らないままに新古典派って言われてもとか。

30秒迷ってアダム・スミスの『道徳感情論』を購入してみました。

 

大田 2020年168冊目(通算525冊)

(2020/05/22)

Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength
Roy F. Baumeister (著), John Tierney (著)

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    自然科学・哲学
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    必読書

ロイ・バウマイスター博士の有名な著書。

意志力に関する細かい知識を得られます。2011年出版。

Tiernery氏はジャーナリスト。

判断する能力というのは量的に限りがあるということを知れるといろいろと役立ちます。たとえば、夜になれば判断能力が下がることが理解しやすくなります。もちあわせの意志力がたぶん小銭程度しか残っていないので。この状態で、高額のキャバクラやホストクラブに行くと散財する可能性は高くなります。

また自信やセルフコントロールというものを能力を下げること知れます。

じゃあどうればいいのかというとアイビー・リー・メソッドがその回答に近い。

アイビー・リー・メソッドとは

この本では、To doは、3つくらいで良いと解説しています。

わたしたちは優先順位や判断をすることがとても苦手です。

夜のうちや朝一にTodoリストを優先順位付きでつくって、盲目的にそれに従うというのが

一番効率が良い。

ところで日本語も出ているんですが、絶版で中古がやけに高い。メルカリなどで探したほうが安く買えると思います。

 

大田 2020年167冊目(通算524冊)※今まで20冊以上漏れていた。

(2020/05/22)

猫楠 南方熊楠の生涯
水木 しげる (著)

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南方熊楠を再顧と思って読んでみたら、これが700円か!?と驚くほどの大作。そして楽しい。

南方熊楠は粘菌の研究者。

本を読むのに便利だからという理由で何ヶ国語もマスターする一方で汚く粗野で数学が苦手。

しかし人情は厚い。すごく貧しくても猫を飼う。

みすぼらしいのにその実力で敬られる。

昭和天皇が、和歌山県の神島(かしま)を訪れたさい、島を案内し、粘菌の標本をいれたキャラメル箱を献上した話が有名。

後年、自由闊達な生き方に見えて、不幸を感じる。長男の精神的な病など、実際に不幸を感じるかもしれない出来事もある。

しかし水木しげる氏は、猫のセリフを借りて、南方熊楠が不幸というよりは幸福な男だったのではないかと漏らしています。

あとがきで、水木しげる氏が「幸福観察会」の会員だと述べることに驚きます。おどろおどろしい漫画を描く水木しげる氏が幸福というものについて深く考えていることに。そしてその深さにも驚きます。

この漫画は、養老孟司氏の『死の壁』と『神は詳細に宿る』を思い出しました。

生と死は、綺麗には分けられない。

 

大田 2020年144冊目(通算501冊)

(2020/05/20)

The Chicago Manual of Style
University of Chicago Press (著)

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もちろん誰にも薦めないのですが、アメリカの英語の表記についてのルールブックです。イギリス英語ならOxford Style Manualです。

わたしたちは、ロゴや英語表記、海外用の制作物を制作する際にこれらの本を参照しているんです。読み物ではないので読書するものではありませんが、1冊おいておきたい本です。海外にも展開する企業を担当する場合は必須です。

 

大田 2020年143冊目(通算500冊)

(2020/05/19)

あなたはなぜあの人の「におい」に魅かれるのか
レイチェル・ハーツ (著), 前田久仁子 (翻訳)

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前回、平山 令明氏の『香りの科学』を薦めなかったので、じゃあ香りについてどの本なら薦めのるかというとレイチェル・ハーツ(Rachel Herz)のこちらの本。

英語の本のほうが安いので英語で良い方はこちらを。英語ならKindle版もあります。

平山氏の本にも書かれていますが、匂いというのは原始的なサインで、視覚が発達した人間はいくぶんおざなりにしがちなんですが、気づかないままにけっこうかなり重要な役割を果たしています。食事においてもそうですが、とくに「恋愛」。

あ、原題はThe Scent of Desireで、「欲望の香り」です。

わたしたちには指紋と同じように唯一無二の固有のものをもっていて、それが体臭です。体臭は何を反映させているかというと個体の(つまりわたしたちの)「免疫システム」。免疫システムを知ることがどうして重要になるのかというと、それが子供に引き継がれるから。ここからさらに驚くのが、が故に

それ(体臭)がその人を好きか嫌いかに多大なる影響を及ぼすということです。

女性なら、ピルを服用していると好きになる匂いが(遺伝子的に)反転します。

と斯様に人生に大きな影響を及ぼす知識でもあるので、日本語なら中古でしか手に入りませんが、ぜひぜひ読んでいただきたいおすすめの一冊です。

 

大田 2020年142冊目(通算499冊)

(2020/05/19)

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    自然科学・哲学
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    Kindle
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最近、嗅覚が鋭いので匂いに興味を持って購入するも、匂いと心理学や行動や効能というより応用的な話ではなく生化学的にひたすら匂いにフォーカスした本で、まあまあ冗長。せっかちなわたしとしては「結論はなにか」とせいてしまう。

レイチェル・ハーツ博士のような内容を期待したのだけれど外れたが、得るものはありましたが、勧めない。

ブックデザインは辛い。もっとわたしの知りたいことに近い本を探す。

大田 2020年141冊目(通算498冊)

(2020/05/19)

旅のスケッチ: トーベ・ヤンソン初期短篇集
トーベ ヤンソン (著), Tove Jansson (原著), 冨原 眞弓 (翻訳)

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ムーミン的なものを期待して手にするもほぼ100%くらいで裏切られたトーベ・ヤンソン氏の初期短編集。

装丁がかわいい。

ムーミンは、「どこか怖さがないといけない」ということも大事にして書いていると昔、岸田今日子さんがラジオでトーベ・ヤンソン特集をしているのを聴いているときに知りました。

さて、この短編集ですが、不思議とぼんやり記憶に残る本でした。感動するわけでもグイグイ引き込まれるわけでもないのに。むしろ分かりづらい。なのに変なシーンをいつまで覚えています。暗い階段とか。見知らぬ人との気まずい時間とか。フィンランドかぁ。行ってみたいし、もう少し知りたい国。

ムーミンは、時々読みたくなります。

 

Jansson in 1967

トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)
By Hans Gedda – http://www.svd.se/migration_catalog/3176414.svd/representations/c/Kultur-Gedda1, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31292619

大田 2020年140冊目(通算497冊)

(2020/05/17)

陰翳礼讃
谷崎 潤一郎 (著)

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「夜は暗いほうが良い」ということを西洋の文化が介入してくる前の日本文化への回顧を通して啓蒙する谷崎潤一郎のエッセイ。

1933年に雑誌『経済往来』に連載。1939年(第二次世界大戦が勃発した年)に単行本化。

寺や神社などで金箔が使われる理由、お椀が木で作られている理由などを感覚的に回顧し再啓蒙してくれます。暗いことの美しさ、大切さ、日本文化との関わりが知れてとてもとても良い。谷崎潤一郎氏が書いているから色気もあります。そうか肌の手触りは大切ですなと考えや価値観を新たにしました。この本を読んで以来、住居は夜とても暗くなりました。西洋文化への嫌気からではなく、(西洋のほうが現代は暗いもの)闇の大切さを知ったため。

ところで東京でトップレベルで宿泊費が高いラグジュアリーホテル、アマン東京は「陰翳礼讃」がテーマだった気がします。設計・デザインは故ケリー・ヒル(Kelly Hill)氏。

https://kerryhillarchitects.com/pages/KHA_main.htm

Kerry Hill, Dhaka, SUST cropped.jpg

Kerry Hill (By User:Rossi101 – File:Kerry Hill, Dhaka, SUST.jpg, CC BY-SA 3.0, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=39021822)

 

アマン東京のロビーは圧巻です。宿泊はまだしていないけれど。もし泊まる予定がこれからある方は、宿泊された際には是非、レターセットなどをチェックしてみてください。鉛筆の仲間で黒いはずです。(たぶん)あとプールがエロいです。

アマン東京公式ウェブサイト

 

 

大田 2020年139冊目(通算496冊)

(2020/05/17)

生命とは何か―物理的にみた生細胞
シュレーディンガー (著), Erwin Schr¨odinger (原著), 岡 小天 (翻訳), 鎮目 恭夫 (翻訳)

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「シュレーディンガーの猫」で有名なエルヴィン・シュレーディンガー氏による自分の専門外への言及。

量子力学ってほんとやっかいだけど、だんだん分かってきた気がするも、この本やエントロピーと生命の話です。

うちのミルクボランティアで目も開いていない猫が2頭きているので「生命ってなんだろう」と思って読んでみました。

この本もシュレーディンガーも好きで、ヘルシーです。バランスが良くなります。是非以上に姿勢が好きです。

わたしたちは記憶がわたしたちのすべてを形成しているわけではない、という考えが指し示しているのは、反ジャック・ウェルチ的な「理屈で全部説明しようとするな」という姿勢だとわたしは理解しました。まさに量子力学的だ(笑)と言ってもいいかもしれません。

良い本に出会えました。たしか遺伝子のクリックらの説が世に出る前の本です。1950年くらい?だったかな。曖昧ですみませんが、それくらいの時代の本です。

 

「シュレーディンガーの猫」についてはこちらの動画がわかりやすい。

 

 

大田 2020年138冊目(通算495冊)

(2020/05/17)

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学
センディル ムッライナタン (著), エルダー シャフィール (著), Sendhil Mullainathan (原著), Eldar Shafir (原著), 大田 直子 (翻訳)

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これはすごく好き。オススメしたい。

お金にしろ、時間にしろ「欠乏」がわたしたちをどう変えるのかということを知ることができます。だから原題は『Scarcity(欠乏)』。

これは、先の(私の苦手な)佐々木康裕氏の『感性思考』や山口周氏の『 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がなぜアートが重要かにも通じるものかと感じます。

わたしたちにはどうにも余白(slack)が必要なんです。

わたしが常日頃から妬んでいる小山薫堂氏の持論に「豊かな人生には、上質の空白が必要である」というものがあります。それがまさにこの本のテーマと重なります。

何もしない時間とか余白、空白は生産性の向上に必要なんです。

ムーミンの著者、トーベ・ヤンソン氏の短編集『旅のスケッチ』にイタリア語のこんな言葉が出てきます。

ドルチェ ファール ニエンテ (Dolce far niente)

「何もしない甘美さ」という意味です。ジュリア・ロバーツ主演の映画『映画『食べて、祈って、恋をして』』にも出てきます。いい映画です。

肝心な本書についてですが、行動経済学は、意外に人の科学でもあります。生産性の基礎と同時に幸せへの道程も学べるかもって思います。

 

大田 2020年137冊目(通算494冊)

(2020/05/17)

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わたしはどうにも佐々木康裕氏が徹底して苦手なようです。見た目はかっこいいし、書いていることもちゃんとしてます。学ぶべきものも多い。でも苦手。

本書は、山口周氏が、例えば『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 』で語っていること、「曖昧なアートが、曖昧がゆえにサイエンス重視のビジネス思考のなかで軽視されがちだが、それこそこれから重視していくべきものだ、なぜなら曖昧なもののなかからこそ価値在る創造が生まれるから」という論説を、逆説的に「科学的に」というか、個人的にはマッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループの思考プロセスに当てはめて解説しているように感じました。それが悪い!と言っているわけではなく、わたしは「これが良くない」と指摘できないままになんらかの違和感を感じるんです。

でも有益なことが書かれているとも思うんです。このジレンマは放置しておきます。そのうちその理由がわかるかもしれないし、そのまま忘れちゃうかもしれません。オススメしないのはわたしが苦手だからであって、有益な本だとは思っています。今から山口周さんまわりを一通り読み始めるよりは……いやー、やっぱり山口さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』でと読み比べることをオススメしたい。というか自分でやってみるか。

ちなみに『D2C』の著者です。

 

大田 2020年136冊目(通算493冊)

(2020/05/17)