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脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ
デイヴィッド・J. リンデン (著), David J. Linden (原著), 夏目 大 (翻訳)

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    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
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    Kindle
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    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
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    オススメ

ふたたびデイヴィッド・J・リンデン氏。

わたしたちは何かと「人間の脳ってすごい!」と未知なる領域と可能性に溢れる我らが器官を畏怖の念をもって崇める傾向があるも、たしかにすごいけど、その実態は「増築に次ぐ増築によっていびつになったアジア的住居のようなもの」だということを知ると、不思議な親近感を持って親しみを感じる視線に変わります。

リンデン氏なので性的な話題にももちろん及んでいて楽しめます。ただし彼の知見よりは、より進化心理学的な視点のほうが実際の姿を正確に観ることができる気がわたしはしてますので、ケンドリック氏の『野蛮な進化心理学』も併読しておきたいです。

それはともかく人間の脳についてはほんとうに科学的な知識をスタンダードなレベルまで得ておくと本当にハックしやすくなって良いです。わたしたちは自分の心の正体がたとえ「現象」であることを知っても、それでもなお心に諦めずに接する理由が、幸福を感じるところもまた心にあるからです。「幸せ」という感覚すら、本来生き延びやすくするための指向性を持った刺激に過ぎませんが、幸福は気持ちがいいので捨てる理由もありません。なのでその仕組みを知るのはとても便利なんです。

本書もその脳の正体を知るのに役立つ本です。何よりも脳についてのイメージをこれほどわかりやすく解説してくれた本はなかったように思います。リンデン氏は、読みやすくするための工夫なのか本人の気質なのか世俗的な文体ですが、おかげで気楽に読めます。

かれの著書を契機に脳科学や神経学などの知識を付け足していけば、バランスが良い知識を構築できると思っています。

 

大田 2020年135冊目(通算492冊)

(2020/05/17)

脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ
デイヴィッド・J. リンデン (著), David J. Linden (原著), 夏目 大 (翻訳)

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    自然科学・哲学
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    大田忍
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最近良く読んでいるデイヴィッド・J・リンデン氏。

『快感回路—なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか』『触れることの科学 なぜ感じるのか どう感じるのか 』に続き、脳の話。

進化心理学系にけっこう重きをおいていままで調べたり本を読んだりしてきたながれもあってからなるほどーと納得する部分が多かったです。一方で性に関しては、わたしはもう少し進化心理学よりを信じています。たとえばダグラス・ケンリックの俗っぽい『野蛮な進化心理学』など。

この本によって脳はツギハギだらけで増築を繰り返された家のようなのものなんだなというイメージができました。このイメージはたぶんこれから何かと直感の精度を挙げてくれそうな気がしています。

それとこの本を読んでいるとき何度も何故か養老孟司さんの『神は詳細に宿る』という本を思い出しました。うーん、リンデン氏読みやすいな。

大田 2020年135冊目(通算492冊)

(2020/05/13)

かわいい女・犬を連れた奥さん
チェーホフ、小笠原 豊樹

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    小説・詩・エッセイ
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    大田忍
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アントン・チェーホフを初めて読みました。

読みやすいし、繊細だし、古典的な小説や劇を読むといつも思うのだが「思った以上におもしろい」。

読むまでは「かびくさそうだし、面倒くさそうだ」と思うんだけれど、いざ読んでみるとなるほど百年も残るだけの理由があるわけだと納得します。

難点は、わたしにはまだロシア人の名前を覚えることに慣れていないことでした。レフ・トルストイの『アンナ・カレーニナ』を読んだときも辛かったがそれを思い出しました。

旅先で読みたくなる短編ではなく、仕事を終えた後、どこかのホテルとかカフェとかでふと読みたくなりそうなのでKindleにしてよかったです。

果たして再びどこでまた読み出すのかも楽しみ。

『かもめ』も読まないとかなぁ。

劇中に出てきた銃は、撃たれないといけないという論は、チェーホフだということを今回はじめて知りました。

44歳という若さで死去。死因は結核。

 

大田 2020年134冊目(通算491冊)

(2020/05/12)

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    自然科学・哲学
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    Kindle
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ポジティブ心理学。

平均値の誤謬についてはたしかに!と思うし、元気ができるのでありがたい。

机上ではなく、企業においても確認しようとしていました。

でも、なんとなくしっくりこない。

この法則はなにかの一面だけみている気がする。わたしもポジティブでありたいし、ポジティブのアドバンテージも理解しているし、信じてもいる。

ただいポジティブであることにネガティブな面もあるはず。ネガティブであることの利点もあるはず。その盲点も気にある。

しかし成功と幸福の関係は、得心はしています。

著者のShawn Achorは、トークも上手。

 

 

大田 2020年133冊目(通算490冊)

(2020/05/12)

触れることの科学 なぜ感じるのか どう感じるのか
デイヴィッド・J・リンデン (著), 岩坂彰 (翻訳)

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    自然科学・哲学
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    Kindle
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    オススメ

先日読んだ『快感回路』の著者、神経科学者のデイヴィッド・J・リンデン氏の著書。翻訳者も同じ岩坂彰氏。

もちろん性的なテーマにも触れていますが、それのみならず痛覚についても、子育てについても重要な科学的知見を解説してくれています。

たとえば、「優しく触れる」ということだけを感知するためだけの神経があるのだそうです。C感触線維というもので、1秒に3センチから10センチの速さで撫でるとこの神経は興奮します。なので誰かを優しく労るときはこのスピードで撫でると良さそうです(笑)。セクハラには気をつけつつ。

読みやすいし、世俗的な例えをいっぱい出してくれるし、書きなれているので気軽に読み切れます。

触れにくくなったこの時代に、ぜひ触れることの大切さをこの本を通してしておきたいものです。

 

大田 2020年132冊目(通算489冊)

(2020/05/11)

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    ブランディング
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    大田忍
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  • 評価:
    必読書

アポカリプス(apocalypse)とかディスラプト(disrupt)とか、「それは翻訳しよーよ」って言葉までそのまま使っている、それこそペダンティックな文体にイラッとするも、それでもプロモーションの今のあるべき姿をかなり的確にわかりやすく解説しているので、もうわたしにとっては必読書でした。

イライラはしまって、得られるものを吸収したい。

D2Cとは、Direct-to-consumer(顧客へ直接)を意味して、 DTCとも表記されます。

メーカーに見えてテック企業であり、何よりもわかりやすい特徴は

プロダクトブランドではなくライフスタイルブランドだといこと。

この本にない例ですが、Appleは、パソコン会社ではなくなり、ほぼファッションブランドに近くなっています。しかも単純にファッションブランドとも言い難く、いうなればライフスタイルブランドなわけです。

Appleの広告はパソコン雑誌にではなく、ファッション雑誌に載っています。アップルウォッチはVogueに広告を載せます。そして売っているのはもはや機能ではなくて、「Apple製品を使うライフスタイル」です。もう古くなった「スタバでMACBOOK」はわかりやすい例ですが、今では地味にアップルウォッチが、その機能を果たしています。プロフィール写真でアップルウォッチをしているとき、それが意味しているのは、ライフスタイルです。

時代は、このようにライフスタイルブランドをメーカーが直接顧客に伝えるようになってきています。日本のバルミューダもそれに当てはまります。

スーツケースやマットレスなどの企業例を出してD2Cを解いてくれていますし、書籍は紙の選択も書体も文字の大きさも、そしてカバーを外したときのデザインも良い。雑に言えばすごく「ちゃんとしている」。

図でごまかしている感もほとんど感じません。個人的な考えですが、今までのブランディング論を語る企業や人は、図示するも、かえってわかりにくくしていて、しかも実質効果や意味があるのか不明なものが多く、眉唾だと思うことが多いのですが、この本にそのごまかしのようなものを感じません。

プロフィール中の「エクスペリエンス起点のクリエイティブ戦略」などの表現は、何を言っているのかわかりませんが、本書のほうは「翻訳するか英語でかけよ」と思う単語表現以外、そういう箇所はありませんでした。

ちょこちょこ文句を言っていますが、ブランディングや経営に関わる人間には必読書だと思いました。

大田 2020年131冊目(通算488冊)

(2020/05/11)

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  • ジャンル:
    デザイン
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    Kindle
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    大田忍
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  • 評価:
    オススメ

パッケージデザインに関わらない方にはまったくオススメしませんが、関わる人にはオススメ。

アップデートされたパッケージデザイン情報を効率よく収集できます。

わたしはいそいでいたので、Kindleで購入してMACのアプリで閲覧しましたが、本でも良いでしょう。MACアプリのKindleは、超絶読みにくいので。

菓子、食品、飲み物、化粧品の4つのジャンルでデザイン性の高いパッケージデザインを紹介。

デザイン会社などのスペックも載っているので便利。

パッケージデザインする人は、すごく助かる。見やすいでレイアウトデザインまで良い。

選択も良い。

定番ではなく新しい今どきなデザインにフォーカス。

昨年末の2019年12月の出版なのでまだ古くない。

 

大田 2020年130冊目(通算487冊)

(2020/05/08)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
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    Kindle
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    大田忍
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  • 評価:
    オススメ

自身もピアノも弾くし、作曲もするので説得力のあるテーマ。

読みにくさはあるも、章が短いのでそのぶんストレスが軽くなって相殺。

著者の大黒氏は、英国のケンブリッジ大で脳のモデル(AIに近そう)を作る研究をされています。

その他の脳科学的な知見とももろもろ合致するので、わたしとしては、知識の細かい穴が埋まっていく感があってありがたい著書でした。

知識の掛け算がどのようにして創造に結びついていくのか説明してくれています。

どうじにどうしても曖昧にしかならない「芸術的」というワードを入れてきたあたりも興味深い。

曖昧さに立ち向かえるのってとても重要です。そして曖昧なままでもその重要性はべつに減らない。

本の帯にはメンタリストDaiGO氏が10回は読むべきと書いていますが、そこまでとは思わないですが、何度か読みかえすことになりそうです。

 

大田 2020年129冊目(通算486冊)

(2020/05/08)

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  • ジャンル:
    経営・経済
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    Kindle
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    大田忍
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    オススメ

こちらのブログで生産的な労働時間についてブログを書いていますが、

大企業で実践されたレポート。

実際にやろうとすると発生するトラブルやそれを乗り越えるための工夫などがしれて良い。

ただ本がほぼレポートという感が拭えない密度の小ささと編集努力の少なさが痛い。

しかし得るものが多いのでオススメしたい。

ちなみに生産性が最も高くなる労働時間は1日7時間。週の合計35時間です。

 

大田 2020年128冊目(通算485冊)

(2020/05/07)

快感回路—なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか
デイヴィッド・J・リンデン (著), 岩坂 彰 (翻訳)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
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    2時間
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    Kindle
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    大田忍
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    オススメ

人生のゲーム化という試みに関連して依存症ビジネスなどにも使われるgamification系を掘り下げてのこの著書。2011年出版。

分厚いが、かなり得るものが多い。

食欲、性欲、慈善活動など多くの行動の根底にある快楽を神経科学の視点で解き明かして(ときに「わからない」と正直に告白もする)くれる。

浮気しやすい傾向の人とそうではない人の違いについては中野信子さんも語っていたいましたが、そして同じ考えでしたが、リンデン氏のほうが深く広い。

原題は、The compass of pleasure。快感のコンパス。compassには「範囲」という意味もあるし、羅針盤の意味もあります。

Kindle版では表紙が違う。

 

大田 2020年127冊目(通算484冊)

(2020/05/06)

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  • ジャンル:
    ライフハック
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    Kindle
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    大田忍
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  • 評価:
    勧めない

勧めない理由は自分でもよくわかりません。

たぶんコーディネーションの例があまり良いと思えなかったかもしれないです。

それでもスーツの着こなし方やルールやトレンドなども多くを学べます。それもわかりやすく。

出版が2019年なのでまだトレンドも古くなっていないと思います。

ラペルとネクタイの合わせ方とかクレリックシャツ、ジレ、靴、スラックスの裾のちょうど良い長さ、ホリゾンタルカラーなど、わかりやすく実践しやすく、あ、実践しやすい例として使用されているスーツやシャツなどどれも安価なもので使っているので試しやすいんです……とても良い教本です。

ところで実例を観てて思ったんですが、服もですが体型って大事だなぁと。

それからコーディネートって動詞です。

 

大田 2020年126冊目(通算483冊)

(2020/05/05)

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  • ジャンル:
    写真・絵画
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    1時間
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    大田忍
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  • 評価:
    オススメ

アンドレアス・グルスキーは、1955年生まれのドイツの写真家。

2013年に東京の国立新美術館で展示会があり、そのときの図録です。

彼の作品は非常に大きく、うつるものすべてに焦点があっているように見え、マクロだったり意外にミクロだったりしながら絵画的でわたしたちを観る度に少し戸惑わせます。

グルスキー氏の写真を観た後に街を歩くと彼の視点、彼が作る世界に見える情景を探してしまいます。

そしておもしろいことにすっかりそんなことを忘れてしまっているときにグルスキーを想起しないままに、新たな世界の見方をしていることがあります。

そういう意味でも、私達の世界を広げてくれる写真集です。

 

大田 2020年125冊目(通算482冊)

(2020/05/04)

動画2.0 VISUAL STORYTELLING
明石 ガクト (著)

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  • ジャンル:
    経営・経済
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    2時間
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    大田忍
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  • 評価:
    オススメ

わたしはKindleで読んじゃいましたが、著者は書籍で読むことをオススメしていました。

動画がこれからもっと大事になるだろうなぁとは肌感覚で感じてはいたものの、しっかりと調べてはいなかったんですが、この本でその力の強さを感じました。

勢い任せに若いスタートアップ創業者が書いた本ではありませんでした。ちゃんと調べて、ちゃんと実践しています。

幻冬舎の箕輪さんが編集。あの方も時代の空気を掴むのが得意なのだろうなぁと。

テレビがどんどん過去に流れていくそのダイナミズムをここから学べました。

 

私見:やっぱり行動っすな。

 

大田 2020年481冊目(通算124冊)

 

(2020/05/03)

大衆の反逆
ホセ・オルテガ・イ・ガセット (著), 桑名一博 (翻訳)

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    自然科学・哲学
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    1時間
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    Kindle
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    大田忍
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    オススメ

ホセ・オルテガ・イ・ガセット氏は、スペインの哲学者。

この大衆の反逆(The Revolt of the Masses)は、1930年、オルテガが47歳のときに出版したもの。

この本では、現代社会において(約100年まえの現代ですが)、大衆が持つ力とその危うさについて説いています。

 

「大衆人は他の人びとが建設し蓄積したものを否定しながら、自分が否定しているものによって生きているのである」

 

無学な大衆を批判しているかと思いきや、専門家もまた「近代の野蛮人」と批判しています。批判ばっかしてじゃあどうすれば良いのかということなんですが、わたしまだそんなにはっきり読み解けていないんですけど、どうもオルテガは、白黒をロジカルにはっきりさせるということに重きをおいていないようです。知的な人間はグレーゾーンに耐えうると聞きますが、その傾向を観る気がします。

それこそほんとうに現代においてオルテガの主張や考えは、なかなか「それが何を意味しているのかはっきりとはわからないけれど気をつけろとは告げている警鐘」として読むことができます。少なくともわたしには。批判というのは、大事なことなんですが、大事ながら決定的に何かをダメにする部分もあるのでしょう。先の引用をみてもその理解は進む気がします。

現政権がダメだとしてどうれば良いのか。わたしは、ここ最近、ジャック・アタリやイアン・ブレマーなどの知の巨人と目される人々の考えを読んでいますが、いつもそこに何らかの疑いの姿勢を差しこみつつ対峙していました。いわゆる知的なエリートに対してのこの疑念は、オルテガを通して、なんというか寄る辺として少し確固としたものになった気がします。

結果、

頭の良い誰かの意見に与したい

という甘えを捨てざる得ないという考えになりました。

自分で考えて調べて考えて行動して自分で決める

ということがどうも必要になってきました。

この生き方や考え方を始めるためのピストルの音になりました、このオルテガの『大衆の反逆』が。

 

大田 2020年123冊目(通算480冊)

(2020/05/03)

ルネサンスの活字本―活字、挿絵、装飾についての三講演
E.P. ゴールドシュミット (著), E.P. Goldschmidt (原著), 高橋 誠 (翻訳)

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    デザイン
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    勧めない

わたしはグラフィックデザイナーもしているので書体や書体の歴史についてまあまあ知識を持ち合わせていますが、この本はこう……何を言っているのかものすごく分かりづらい。というかわからない。前提にしている知識のもちあわせがないといけない。なのに一般の方向けの講演だという。グーテンベルクあたりの時代の活字、挿絵、装飾と言った興味深いテーマで、それらがどういう系譜や機能をもっていたのかを解説していて部分部分はわかるのだけれど、構成、文体、文字の大きさ、いろいろなものが影響しあってとてもとても読みづらい本に完成しています。

誰にもオススメしませんが、ときどき読み返しそうです。

大田 2020年122冊目(通算479冊)

(2020/05/01)

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実
デイミアン・トンプソン (著), 中里 京子 (翻訳)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    2時間
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    Kindle
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    大田忍
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    オススメ

依存症の作り方を知ろうとして、自分たちがどれだけこの依存・中毒の仕組みを使ったビジネスやしかけに簡単にハマっているのかを知りました。

ゲームのみならず、糖質も!インスタなどのソーシャルメディアは、分かっていたつもりでしたが、ポルノや糖質の依存症には、そうだったのかという驚きがいくつもありました。

著者自身が、アルコール依存の経験もあり、自身の依存の正体を知ろうとしてきた経緯も説得力がありますが、ちゃんと進化心理学的な根拠に行き着いていて安心して参照できました。

著者のDamian Thompson氏は、イギリスのジャーナリスト。

チャルディーニ氏の『影響力の武器』と同じくらい、自分たちが知らないところで行動をリードされているのか、ということを知るとものすごくアドバンテージを得られそうです。

すごくすごく良い。

 

大田 2020年121冊目(通算478冊)

(2020/04/30)

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  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    2時間
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    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

スコットランド出身の歴史学者、ニーアル・ファーガソン氏の著書で、The Civilization(文明)。

西洋がその他を上回る勢力になったのは5世紀前の15世紀ごろから。その繁栄は6つのキラーアプリケーションが支えたというのが氏の主張。6つは、競走、科学、医療、法による支配、消費者主義、職業倫理。

それぞれについての解説に加えて、その後、つまり盛衰にまで解説は及んでいます。

カーの『歴史とは何か』からもこのテーマを抽出できましたが、歴史とは、過去と現代の対話だということをあらためて思い返しました。

ただFerguson氏の文体はとても読みやすいんですが、本人の話し方は少し苦手です(笑)。

表紙が示唆的。

 

大田 2020年120冊目(通算477冊)

(2020/04/28)

シャネル、革命の秘密
リサ・チェイニー (著), 中野 香織 (監訳)

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  • ジャンル:
    ブランディング
  • 読了時間:
    3時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

ガブリエル・シェネルについてもっとも詳しくわかりやすく書かれた本。

ファッション史の権威、中野香織さんによる翻訳監修。

黒いカバー、金箔の小口加工などシャネルらしさを体現したブックデザインなのでKindleではなく本で読まれたい。

ガブリエルという伝説は、生きた一人の人間から生まれて存命中に伝説にしているところがガブリエルの凄さ。

本来のタイトルIntimate Lifeは、直訳すると「親密な人生」。彼女、多くの情事からその意味するニュアンスは行間にあふれていました。

シャネルというブランドを通して、ファッションというものアウトラインをもしかしたら理解できるかもしれません。

わたしは男ですので、香水でくらいしかシャネルを纏う機会を得にくいのですが、それでもシャネルが好きです。

 

大田 2020年119冊目(通算476冊)

(2020/04/27)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 読んだ回数:
    1回
  • 評価:
    オススメ

村上春樹氏の『羊をめぐる冒険』の英語版。

冒頭の話は何だったのだろうと英語で読んで初めて疑問を感じました。

文句ではなく。

北海道が舞台である場面が多く、わたしの故郷でもあるので親しみを感じます。

英語だとちょっとよくわからない部分があって、それが楽しい。

そういう表現になるのかという発見が、小説そのもの以外の楽しみとなって追加されてお得な気がします。

村上春樹氏の英語の翻訳版は、英語で読むのに不慣れな人にもってこいかもしれません。

ただし村上春樹氏が嫌いじゃない人限定で。

リアリティががっつり欠如しているのでその感覚との相性が必要かもしれません。

それにしてもこのころの彼の作品は、本当に楽しい。

この小説にでてくる夢の描写を読んだせいで、その夢に似た夢をみた気がします。

作られた記憶かもしれませんが。

 

大田 2020年118冊目(通算475冊)

(2020/04/26)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
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    1回
  • 評価:
    勧めない

勧めない理由は、まだ良くわからないから。

2016年に出版されたものでギリシャが大変な状況になっていたことが広く報道されていた時期。

ユーロがヨーロッパの経済的な未来を脅かすという内容。

読むと「そうなのかもー」と思うも、精査したり、自分で判断できるほどヨーロッパの経済・政治的現状を把握しきれていないことを知りました。

主旨としては政治的に統合していないのに通貨だけ統合することでむしろ格差が激しくなっているぞ、ってもの。

代替案も示されていました。

著者のジョセフEスティグリッツ氏は、ノーベル経済学賞を受賞されています。

だからと言って信奉はしないもののその思考は学びたい。

まだ何度か読むことになりそう。だってまだ上手く理解できないから。

大田 2020年117冊目(通算474冊)

(2020/04/26)