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触れることの科学 なぜ感じるのか どう感じるのか
デイヴィッド・J・リンデン (著), 岩坂彰 (翻訳)

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  • ジャンル:
    自然科学・哲学
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

先日読んだ『快感回路』の著者、神経科学者のデイヴィッド・J・リンデン氏の著書。翻訳者も同じ岩坂彰氏。

もちろん性的なテーマにも触れていますが、それのみならず痛覚についても、子育てについても重要な科学的知見を解説してくれています。

たとえば、「優しく触れる」ということだけを感知するためだけの神経があるのだそうです。C感触線維というもので、1秒に3センチから10センチの速さで撫でるとこの神経は興奮します。なので誰かを優しく労るときはこのスピードで撫でると良さそうです(笑)。セクハラには気をつけつつ。

読みやすいし、世俗的な例えをいっぱい出してくれるし、書きなれているので気軽に読み切れます。

触れにくくなったこの時代に、ぜひ触れることの大切さをこの本を通してしておきたいものです。

 

大田 2020年132冊目(通算489冊)

(2020/05/11)