BRANDING TAILOR

CREATIVE LIBRARY

投資家が「お金」よりも大切にしていること
藤野 英人

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

タイトルから
最初に気になるのは、「答えは何?」ということでしょう。

でも、その答えに至るには、「投資家」と同じようにお金に真正面から向き合う必要があります。

というのが、この本のテーマだと思います。

お金より大切なものは、お金のこと、もっと言えば、お金と自分の距離を良くしらないと見えてこないようです。

 

この本は、まずとてもおもしろい。おもしろく読めます。

最初の数ページを読めば、あとは自動的に頁をくることになるでしょう。

そして、ポジティブ。

不都合な事実を直視させながら、常にファスト&ポジティブ。

読むとはやる気持ちと前向きな気持が喚起されるところは、堀江貴文氏や西野亮廣氏の本に通じます。

一方で、わたしは、元気になる本に対してなんとなくの警戒心も抱きます。

なんとなく「まてよ」って声が聞こえてきます。

この声に従うと何をせざる得なくなるかと言うと

 

自分でも考える

 

ということです。自分で調べて、自分で体験してってやないといけねーなーと。

バランスを取るためなら、橘玲さんの本と合わせて読むと良いと感じています。

橘玲さんの本も事実をできるだけ直視しようとしていますし、彼も実践の人です。

ただし、橘さんの場合、なんとなくパセティックです。ディストピアの予感も含まれている気がします。

同じテーマで、違う気配の本を読むと、なんというか前に進みやすくなる気がします。

 

それにしても気持ちが良いので、本棚のすぐ手に取れる場所において、これまた何度も読みたい。

読む本ノルマがまだ-11冊なので、これ超えたら、さっさと読み返したい。

いや待たないかも。

 

大田 2019年 93冊目

 

 

 

(2019/06/27)