日本の五千円札にも描かれている樋口一葉は24歳で亡くなっています。死因は肺結核。
医者でもあった森鴎外も尽力しようとしたが虚しく早逝するに至る。
墓地は築地本願寺。
生きるために小説家になろうとした樋口一葉。その描写の仔細で豊かなところは、代表作『たけくらべ』にはもちろん他の作品にも観られます。
『たけくらべ』は、吉原の近くにすむ14歳の少女が、僧侶の息子に恋をする話ですが、吉原などをふくめた当時の東京の風俗、生活の様子なども描かれています。樋口一葉は、1872年生まれ。1896年には死去。
大田 2020年245冊目(通算603冊)