「ファクトフルネス「や「無知の科学」系の
思い込みが解けて、真実に開眼
の本だとおもいきや、
少し毛色が違い、
テレビの裏側と
わかりやすくして知ったことで
考えを止めることなかれ
という啓蒙の書でした。
テレビの話が1/3ほど。
それ以降は、
池上彰さんの
知識の収集の仕方、
考えるための体力の作り方、
そして彼の每日の過ごし方です。
それが肩すかしになるわけでなく、
すごいなぁ池上さん!
と思う内容で、
わたしは楽しく読みました。
新聞の読み方を再び(佐藤優さんとの対談本でも語っています)
每日書店に通う習慣なども真似したく思います。
全体的には、
タイトルで、それが伝わってきますが、
池上彰さん自身が
通俗化の権化のように生きてきたが
そのわかりやさがあだとなっている部分を
自戒し、どう乗り越えるべきか?
という考えの開陳のニュアンスがあるように思います。
テレビの構造に対しての問題もまみえながえら。
アウトプット大全の樺沢氏も
佐藤優も
メンタリストDaiGoも
パレオダイエットの鈴木祐も
松岡正剛も、もちろん立花隆も
みなおそるべきインプット&アウトプットを
日々こなし続けています。
わたしたちも
そこに近づくことは可能だと思うんです。
天才ならではなくて、
なのだと仮説しています。
アウトプットとインプットのスタンダードを
底上げしていくと、そう無理なく
この領域に入っていけるのではないかな。
ただし池上さんも佐藤優さんも
寝なすぎですが!
池上さんが5時間、
佐藤優さんが4時間くらいのはず。
7時間は寝たほうが良いです!
※睡眠時間についての詳細は、
アリアナ・ハフィントンの「スリープレボリューション」に書いています。
大田 2019年35冊目