BRANDING TAILOR

CREATIVE LIBRARY

わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方: 池上流「知る力」の鍛え方
池上 彰

Amazonで詳細を見る

  • ジャンル:
    読書
  • 読了時間:
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

「ファクトフルネス「や「無知の科学」系の

思い込みが解けて、真実に開眼

の本だとおもいきや、

少し毛色が違い、

テレビの裏側と

わかりやすくして知ったことで
考えを止めることなかれ

という啓蒙の書でした。

 

テレビの話が1/3ほど。

それ以降は、
池上彰さんの

知識の収集の仕方、
考えるための体力の作り方、
そして彼の每日の過ごし方です。

それが肩すかしになるわけでなく、

すごいなぁ池上さん!

と思う内容で、

わたしは楽しく読みました。

新聞の読み方を再び(佐藤優さんとの対談本でも語っています)

每日書店に通う習慣なども真似したく思います。

 

全体的には、

タイトルで、それが伝わってきますが、

池上彰さん自身が

通俗化の権化のように生きてきたが
そのわかりやさがあだとなっている部分を
自戒し、どう乗り越えるべきか?

という考えの開陳のニュアンスがあるように思います。

テレビの構造に対しての問題もまみえながえら。

 

アウトプット大全の樺沢氏も
佐藤優も
メンタリストDaiGoも
パレオダイエットの鈴木祐も
松岡正剛も、もちろん立花隆も

みなおそるべきインプット&アウトプットを
日々こなし続けています。

 

わたしたちも
そこに近づくことは可能だと思うんです。
天才ならではなくて、

スタンダードの違い

なのだと仮説しています。

アウトプットとインプットのスタンダードを
底上げしていくと、そう無理なく
この領域に入っていけるのではないかな。

 

ただし池上さんも佐藤優さんも
寝なすぎですが!

池上さんが5時間、

佐藤優さんが4時間くらいのはず。

7時間は寝たほうが良いです!
※睡眠時間についての詳細は、
アリアナ・ハフィントンの「スリープレボリューション」に書いています。

大田 2019年35冊目

 

 

(2019/03/06)