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ゴールデンカムイ(18)
野田 サトル (著)

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  • ジャンル:
    読書
  • 読了時間:
    30分
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

アイヌの文化をワクワクしながら触れることができる風俗史のような漫画

わたしは、北海道で生まれ育ったのに、アイヌ文化についてまったく知識がないままだったので、この漫画を通して、北海道の昔、アイヌの姿を知ることができて、たまらなく面白い。特に料理が!

エゾリスの脳みそ食べるの!?シャチ食べるの?熊?もう全部驚きで、心が高まります。

大英博物館で現在も開催されている漫画展(※1。2019年5月23日から8月26日まで)のポスターにもこの『ゴールデンカムイ』の絵が使われていいます。

ストーリーは、隠された金塊を追い求める3つの組織が、抜きつ抜かれつ謎を解き明かしながら、金塊へアプローチしていくというスリリングなアクション的展開なのですが、挿入される食を含めたアイヌ文化や動物の姿が、微に入り細に入り紹介されていて、それがもう楽しい。

北海道の歴史は、少し紐解くと、すぐにヒグマによる凄惨な事件がつぎつぎと出てきます。わたしも子供の頃、山中で熊を見かけたことがありました。その熊との戦いや共存、「カムイ」の意味。

単なるエンターテイメント以上に、楽しめる漫画なので、ここに紹介しました。

 

 

大田 2019年112冊目

 

※1The British Museum: Manga 

(2019/07/16)