「働き方改革」という言葉を聞くたびに訝しい目をしてしまうのは、私自身のフリーランス歴が長いせいかもしれない。
そんな中、読み始めたこの本だったが、フリーランスのメリットとデメリットの両方について、これだけ冷静かつ丁寧に書かれた本は今まで読んだことがない。
特にフリーランスの売り上げが年齢とともに右肩下がりになりがちであることや、トラブル対応などの話は、フリーランスとして長く活躍してきた著者ならではの視点だと思う。
業種を問わずフリーランスとして生きる人にとっては、必読の本ではないだろうか。
会社を辞めることは、いつでもできる。もしもフリーランスになることを考えている人がいたら、この本を読んでから決めても遅くはない、と思う。