「夫にとっては、 甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、きずなを求める気持ちの強さゆえなのである」
もう、そうじゃないこともあるかもだけど、この一言に尽きるのではないか
そもそも結婚という制度、慣習が限界に来ているのではないか、と私は思っているのだけれど、とは言え、便利な部分もあるので、結婚したうえでできる工夫をやってみるのが一番はやい。
その工夫のほとんどは、
そもそも男女で世界がまるで違うってことの理解
に基づいている。
そのあたりを、黒川伊保子さんやライターの方が、とても上手くまとめています。
男性向けに書かれていますが、夫婦で読むと共有できて良いと思います。
妻と夫の関係には、優劣とか損得って本来はないはずなんですよね。
一緒に「ずっと」生きていくなら、どちらかの得は二人の得であり、どちらかの損は二人の損なのだから。
ただし、「ずっと」は生きていくつもりながないなら、そうはいかないでしょう。
男女ともに「ずっとではない」プランを持っている方々はいるでしょうから、その場合、一蓮托生リレーションは、成立ていない。
スムーズにそのプランが上手くいけばいいですね!とは思うも、その場合は、この本の知見の魅力は減ってしまうやも(それでも役に立つのですが)。
けっこう上手くやっているつもりのわたしでしたが、この本を読んで
「あっちゃーーーー盲点だった!」と思うところ多々ありました。
せっかくの人生、楽しむには、結婚しているなら、この本、もうかならず読んだほうが良いと強く思います。
大田 2019年119冊目