お椀から建物まで、木を生かした製品を作り出す「オークヴィレッジ」の代表である稲本氏の著書。日本に木で驚くほど香りのいいエッセンシャルオイルが抽出できることを知り、アロマブランド「yuica」を立ち上げた稲本氏。
日本の森林資源をこれからどうやって守っていくかは、各地での課題になっている。この本の中では、森を手入れする過程で出た間伐材をただのゴミとして扱わず、アロマという形で有効利用をする稲本氏のビジネスモデルやその有効利用の方法が書かれている。
この本を林業に携わる人が手にしてくれたら、日本のこれからが変わってくるのではと思わせる一冊。
アロマセラピストならずとも、日本の「森林」「自然」に興味がある人には強くおすすめしたい。日本の精油について知りたいセラピストなら、必携の本だと思う。