邦題のほうが躊躇させるタイトルですが、
原題のほうがわかりやすい。
“:59 seconds Think a little, Change a lot.”
「幸せになりたいけれど、
自己啓発本を読んでもうまくいかない」
という疑問に手っ取り早く答えるために著者が研究した結果をまとめたもの。
この本は、せっかちな人にやさしく、
巻末には幸せになるための59秒でできることが紹介されています。
そのうちのいくつかを紹介しますが、
わたしが習慣にしていることもひとつ含まれていました。
どうして習慣にしたのかすっかり忘れていたので(笑)、
復習にも良かったですが、結論からいって効果はあると実感しています。
感謝していることを3つ書き出すということを1週間続けると、それから一月ほどの間、幸福感が高まり、将来に対して楽観的になります。健康状態も良くなります。
畏敬の念が、人間の幸福には重要なのですが、それとも関連しています。仏壇を毎日拝んで感謝する、なんて習慣はじつはけっこう幸福に大事な役割を担っているんです。
自然に対してもOKです。
2.職場に観葉植物を置く
職場に観葉植物があると男性の15%が発想力を高め、女性はそれまでより独創的な解決方法を考えだせるようになる。これは他にもけっこうエビデンスがあるので、ばっちりおすすめします。
3.こどもを褒めるときは才能よりも努力を褒める
これはアドラー心理学でも同じことが言われていますが、結果を褒めると失敗を恐れるようになるんです。
4. 成功した自分より前進する自分をイメージする
とくに第三者の立場でイメージすること。客観的に自分を観る人は、主観的な場合より成功刷る確率が20%高くなる。
5.自分が遺せるものについて考える
『クリスマス・カロル』のスクルージおじさんみたいですが、自分の死んだあとに遺せるものを考えるだけで、行動が長期的になります。
中古でしか売っていませんが、なかなか有益な知識満載の本でした。
(大田 2019年 65冊目)