ブランディングって、今からなおさら大事になるのに
どうも浸透がむつかしいなぁと思っていた理由が、ニューヨークとの比較で
詳らかにされいてわかりやすかったです。
また、ロゴ、CI,VI,ブランディングなどの說明も
わかりやすい。
ブランディング・デザインをするうえで形成するチームのありようも
日本とは違うので、それまた参考になります。
だから、アートディレクター側にも経営者側にも有益な本だなと思いました。
文章としては、精錬が甘いかも知れませんが、
わかりにいくわけでもないのと、文体に正直さを感じます。
「世界に通じるグローバルなブランディングを」と謳っているに
欧文の組版が、端からまちがっているブランディング本(内容もあまり意味がない)などありますが、
この本は、誠実な気配を感じました。
ちなみに著者がふたりですが、ふたりとも(おしゃれな)女性です。
ニューヨークでオフィスを構えていく過程がみられて、
彼女たちのブログもすごく興味深い。
好きな本でした。
HI(NY)のサイトはこちら。
大田 2019年99冊目