まず、おほしんたろうさんのイラストが大変おもしろい。ニシワキタダシ さんのイラストと同様にずいぶんとハイレベルな笑いを提供してくれる。
「いや、笑いいらねーし」と思われるかもしれませんが、
そもそも笑いなしでも、この本はかなり実利的。
グロービスのマーケティングだって大事だけれど、だからといって侮れない内容。
ここに出てくる「あるある」は、ほんとうにウェブ制作で起こりうる「あるある」です。
たとえば、
「なんでもできます」という制作会社に任せたら迷路のようなサイトに
とか
なんとなく手詰まりになると、見せかけのリニューアルが始まる
等。
ぜんぜん馬鹿にできません。
企業のウェブ担当者側も、制作会社側も、
さらさらと目を通して損のない本に思いました。
わたしは、キンドルで読みましたが、
本で買って棚にさしておいて、なにかあったらさっと取り出したい。
ほんと、笑えるけれど、徹頭徹尾、実利に徹したウェブ制作の課題&解決法集でした。
(大田 2019年86冊目)