歴史や国語、数学などの他の教科書同様
便利は便利だけれど
そんなに必要なさそうな気がします。
と思ったのですが、
現在を起点して
未来を考えるとき
化学の知識が
A.まったくないのと
B.少しだけある
の差はけっこう大きいかもしれません。
まったく化学に
興味がないであろう
高校生へが興味をいだくように
コンビニの中にみる化学の話などを
冒頭にもってきていて
その歩み寄りの工夫には脱帽します。
また巻末のほうになりますが
英語で論文を読む機会を見越した
リーディング課題を
少ない紙面のなかに
盛り込む姿勢は、
啓林館という出版社に対して
敬意と信頼を抱きます。
冒頭のメンデレーエフの
元素周期表の話だけでも
まずは読んでみると
他の頁をさらさらと
目を通すエネルギーを得られるかもです。