スコットランド出身の歴史学者、ニーアル・ファーガソン氏の著書で、The Civilization(文明)。
西洋がその他を上回る勢力になったのは5世紀前の15世紀ごろから。その繁栄は6つのキラーアプリケーションが支えたというのが氏の主張。6つは、競走、科学、医療、法による支配、消費者主義、職業倫理。
それぞれについての解説に加えて、その後、つまり盛衰にまで解説は及んでいます。
カーの『歴史とは何か』からもこのテーマを抽出できましたが、歴史とは、過去と現代の対話だということをあらためて思い返しました。
ただFerguson氏の文体はとても読みやすいんですが、本人の話し方は少し苦手です(笑)。
表紙が示唆的。
大田 2020年120冊目(通算477冊)