大人がおもっているほど時代錯誤ではない
高校の英語の教科書
出版社の大修館書店は
大正7年の創業という老舗。
大正7年って西暦じゃ
1918年。
ワイマール憲法(いまではヴァイマル憲法)の
制定より1年前。
すごいな。
第一次世界大戦が集結した年でもありますね。
さて、
今の高校の英語の教科書である
Compassは、
高校生にも
興味がそそられるよう
努力していて
冒頭には
アンジェラ・アキの
A Letterの歌詞が載っています。
その他は、
震災をテーマにした日本映画、
着物、パラリンピック、
そしてイグノーベル賞。
全体的に
国語の教科書ほど
そそられる内容ではありませんが、
古臭さは感じませんでした。
惜しむらくは
合字という欧文文化では
常識のfiやflを一文字にしたものが
使用されていないところ。
欧文組版は
高校では学べないのが現状ですが
はたして
大人たちがこの高校レベルの英語を
理解できるか否か
を確かめるのはとても良い「教材」ではないでしょうか。
(大田 2019年36冊目)