ハイテク産業を前提とした落とし穴の話。
クレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』とテーマは近いし、両書とも必読書だと言われている(山口周さんの「できれば読んどけ」に入っている)。
原題は、Crossing the chasmで、「キャズムを越えて」みたな意味か。
キャズムは、アーリーアドプターとアーリーマジョリティの間に空いています。
じゃあ、アーリーアダプターになってから知ればいいか、って思いそうになりますが、アーリーアダプターになる前から、アーリーマジョリティになってもできる約束のもとビジネスしてきましょ!って話なので、さっさと読んでおくほうが好手ってことになります。
ただ古い。VUCAとかシンギュラリティとか言われるこの時代にどれほどそぐうのか?
ということで改訂版がバンバン出ています。
古くても読まれているんだから、精通しておいて損はないとも言えます。
マーケティング理論ですが、いろいろやりながら、常にパラパラと眼を通したい本じゃないでしょうか。
内容はテクニカルな話なので、ここで紹介してもわかりにくので端折ります。
大田 2019年139冊目