すごく久しぶりに読んでみたけれど、おもしろい。
1988年に出版されているので32年前の作品。
北海道やハワイが舞台になる。
英語のみならず、フランス語、ドイツ語、中国語、ラトビア語などに翻訳されている。
比喩がレイモンド・チャンドラーを彷彿させるけれど、チャンドラーもこんなに様々な言語に翻訳されているのでしょうか。
ストーリーから何か得るような小説だとは思っていないのだけれど、空気とか表現とか、本当にキラキラしている(scintillate)と今でも思う。
最近の村上春樹氏の小説と比べたりすることにさして興味はないけれど、サステイナブルな作家としての人生には感銘を受けます。
それにしてもなんとなくおもしろいなぁ。
大田 2020年178冊目(通算535冊)