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デミアン
ヘルマン・ヘッセ (著), 高橋 健二 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

久々に読みました。

デミアンは、最初、「エーミール・シンクレール」というタイトルで、またヘルマン・ヘッセの名前で出版されていませんでした。

ヘッセは、ドイツ生まれのスイスの作家。国籍は両方。詩も有名。その他の作品では『車輪の下』も有名。

『デミアン』は、1919年に発表されました。いじめに悩むシンクレールが、デミアンという不思議な少年にあい、カインとアベルを例に世界の常識を疑うこと、陰と陽をともに見ること、モラルの再構築を説いていく内容。

ヘッセはナイーブで、傷つきやすく、庭仕事で心を癒やしたと言われています。ユングの弟子たちにも助けられていたとか。庭については、こんな本も出しています。

 

わたしも今、これを読みながら庭仕事をしています。

 

ところで、この不思議な少年の強さ、怖さ、というテーマは普遍的で、他にもこんな作品があります。

マーク・トウェインの『不思議な少年』、アゴタ・クリストフの『悪童日記』

 

大田 2020年244冊目(通算602冊)

(2020/12/03)