元々は週刊ダイヤモンドの連載だった記事。Amazonでも好評価だったけれど、敢えての「勧めない」を選んだのは、宮本慎也という人を知らない人にはピンとこないところが多いのでは?と思ったから。
PL学園〜同志社大学〜プリンスホテルで社会人経験を積み(つまりアマチュア野球のトップに立ち)、ヤクルトスワローズに入団。守備の要としての印象が強いが、打撃の面でも手堅く活躍し、最終的には選手会会長になり、日本代表のキャプテンとしても活躍。今はNHKの解説員などを担当している…という、読む前のサブ情報として知らないといけないポイントが多すぎるのである。
もっとも、ヤクルトファンの私に取っては「そうだったのか!」「そんなところまで視野に入れて行動していたのか!」と感動するポイントが山ほどあった。
自分の置かれている状況を冷静に判断し、何が求められているのか推測することが「洞察力」。
まさにマインドフルな人なのだと、今までの宮本慎也氏の活動に合点がいった感じがする。