アダム徳永氏の本と合わせて読むとバランスが取りやすくなるかなと。
扇状的なイラストに抵抗を感じている人も多いようだけれど、いずれにしろ、日本の性の文化はかなり荒んでいるので、どこかでボキボキっと音がするくらい補正する必要があるので、女性主体でセックスの探求を心がけたほうが良いし、そのためにはこの本はオススメではあります。
ただ、統計グラフなど多用されているものの、母数が明示されておらず、エビデンスとしては使い難い。
ここから学べるのは、1.セックスって男女ともにガチで大事なこと(幸福度、ストレス軽減、病気対策など) 2.日本の男性はアダルト動画などによりかなり間違ったセックス知識をもとにしていて、それが女性を苦しめている。女性側の本当のこえを聞け! 3.テクニカルなことよりも姿勢の重要性をそれとなく知れる ということ。
アマゾンの書評では、「そんなこと知っているぜ」というものもあったけれど、正直「ほんとかよ!?」と疑いたくなる。
男女ともに赤裸々に性生活について語りあえる友人を作れたら、人生においてかなり有益な情報が得られるのではないでしょうか。
ところで、日本性科学会なるものがあることを知って驚いた。
そしてこの著者、友人の同級生で、なんとなく贔屓したくなります。
(大田 2019年71冊目)