ワーグナーと仲良かったんだ!ということを知りました。
ヒトラーにもつよく影響を及ぼしたとか。
スティーブン・ピンカーによれば、
ヒューマニズムに敵対するものを育て思想がニーチェだとか。
スティーブン・ピンカーは、『20世紀の啓蒙』のなかで、ニーチェを「ロマン主義的ヒロイズム」と言い換えているが、これを知らずにニーチェだけを読んでいると、いささか心酔してしまいそうな心地よさが筆致にあります。道徳的権力に立ち向かうヒーローのような響きに感銘を受けるからでしょう。山口周さんもニーチェについては、ちょっと警戒するように的なことを述べていて、その前知識もあってか、距離をおいて読んだ。
読んで初めて「ヒロイズム」の意味を体感する。
ぜひ、スティーブン・ピンカーの読後に着手してほしい!
原題は「Ecce homo」。
大田 2020年4冊目